ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

エンジンはかかったが・・・

2020年12月08日 | エンジントラブル

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前回の記事でオーバーホールしたキャブレターを取り付けて始動をすると”一触即発”的に掛かりましたが、白煙は出ないものの排気ガスがカーボン臭い。

 

実はキャブレターを取り付ける前にインテークポートから以前使ったカメラを使って覗いてみました。上の画像ではステムシール不良から発生する”オイル下がり”、下の画像では(バルブ密着不良なのか)尋常ではないカーボンの堆積が確認できました。このままではいくらキャブレターを調整しても好調になるわけではないのでエンジンオーバーホールのコースに突入です。

 

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クランクピンが!

2007年04月23日 | エンジントラブル

人気blogランキングへ  今日はずっと曇っていましたが、平年並みの気温だそうです。仕事はやりやすい気候です。

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ハーレーダビッドソンのクランクシャフトはエボリューションエンジンまで、このように割りと簡単に分解でき、各部品がリペアパーツとして販売されていますから、トラブルがあっても修復可能です。

クランクシャフトはハーレーではフライホイールと呼ぶことが多いのは、クランクウエブがフラオホイールを兼ねているからでしょう。

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クランクピンの矢印の部分がテーパー状になっていて、フライホイールに勘合しナットで固定されます。

TCエンジンからテーパーではなくストレートであり、圧入になっているため補修部品としてはフライホイールアッセンブリーとなります。

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さて、このフライホイールは外から見る限りでは、コンロッドの振れや左右のクリアランスなど特に異常がなく、分解前でもエンジン下部からの異音もなかったのですが、結構ヤラれています。

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ベアリングローラーやコンロッドはさほど酷くはありませんが・・・。

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ピンの交換で掛かる手間を今の状況を考えると、”ツルシ”でも使えるトルクモンスターを使いたい誘惑に負けそうです。

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オイル下がり?②

2006年10月09日 | エンジントラブル

人気blogランキングへ 核実験には困ったもので、昨日の時点で実行はほぼ確実と言われていましたが、本当に行われるとは・・・。

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シリンダーヘッドを車体から外して、バルブスプリングも外すと、バルブステムシールを見ることが出来ます。

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ハーレーのステムシールは一般的なものと較べると、シールと言うより”オイル掻き”と言うべきかもしれないシンプルなものです。矢印のエッジの部分を見る限りでは損傷もなく、新品を組み込んだのとソウ変りはありません。

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燃焼室を見ると白煙を吐き始めてから直ぐのため、カーボンの堆積は限定的であり、バルブシートの周辺が酷いだけです。

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オイルで濡れたようになっているのは、右の吸気バルブだけです。

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バルブステムをよく見てみると、吸気バルブステムが・・・・。

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拡大してみると、ステムの磨耗がよく分かります。

ステムシールのシンプルな構造が仇になって、ステムが磨耗すると追従できないのでしょう。これではステムシール交換だけでは再発してしまいます。

作業内容を列記してみると、

  1. 燃焼室カーボン除去
  2. 吸気バルブ/バルブガイド交換
  3. バルブシートカット
  4. 排気バルブ研磨
  5. バルブ摺りあわせ

と言ったところでしょうか。

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オイル下がり?

2006年10月08日 | エンジントラブル

人気blogランキングへ  関東地方は昨日から晴れていますが、風がすごく強いです。全国で山や海では大変な遭難など続出で・・・。

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滅多にと言うか、余り例を見ないというか、それでも皆無とは言えないエボリューションエンジンのエンジントラブルです。今日のF1レースみたいに絶対勝ちたい、勝てそうだったシューマッハのフェラーリもエンジンブローするのですから、仕方ないか?

オイル下がりとは、インテークバルブのステム(軸)から潤滑油が落ちてしまう現象で、回転を上げた後にスロットルを閉じるとインテークポート内の負圧が大きくなり、ステムシールで遮断されているはずのオイルを吸い込み、燃料と一緒に燃焼して排気ガスが白く見えることです。通常は微小のオイルも燃えていますが、排気ガスが白く見え始めたら異常と思ってください。

写真はRシリンダーの排気バルブで一番顕著です。

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写真は両方ともインテークで、バルブの傘が見事にオイルまみれになっています。

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こちらはFシリンダーの排気ですが、それほど悪くはないようです。

この状況が進むと白煙は常に出て、IGプラグはオイルカブリで失火し、始動不良にも走行が不調にもなり、更にオイル消費量が増えタンク内のオイルが足りなくなる事もあり、2サイクルエンジン以上の煙を出して大気汚染にもなってしまいます。この車両の走行距離は約3万kmでチョット早い気もしますが、自然治癒はいたしませんので、速やかに修理したほうが良いでしょう。

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