ピストンエンジンは永遠か!な?

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トルクレンチアダプター

2017年09月27日 | SST

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ベベルツインはヘッドガスケットを使っていなくて、しかも貫通スタッドなので、燃焼室の気密性保持やシリンダーの変形(過去記事参照)を考えるとヘッドボルトのトルク管理はしっかりとやりたいところです。

 

 

ところがこのエンジンはご覧のように通常のソケットのトルクレンチは使用不可です。

 

 

市販のアダプターもありますが、廃品利用のSSTを作りました。

 

 

換算しやすいようにセンターtoセンターは100mmです。

 

 

これで安心して次の作業に進めます。


ブンゼンブルー(2)

2007年09月16日 | SST

人気blogランキングへ 今日はすごく暑い。

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この場合の燃焼炎の色はイエローと評価されます。

要は空燃比が濃すぎる方向で適正とはいえない状態です。

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これがブンゼンブルーといえる状態で、澄んだキレイな青です。

今回の場合ではCO値が1~4%の間にブンゼンブルーが見られます。

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これはホワイティッシュブルーといい、薄すぎる空燃比は白っぽい青色になります。

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このシリンダーは2次エアーの吸入があり時折ミスファイアして、そのときはこの燃焼炎が見られます。これは”ブンゼンブルー”にコメントをいただいたWさんの証言?と一致いたします。

以上の燃焼炎の色を見て思い当たるのは、ガソリンやガスなどのコンロとまるきり同じで、それを考えれば理解しやすいですね。

説明書によれば3000rpmくらいまで使えるようですから、COアナライザーを使ってのアイドリング付近の調整よりも確かかもしれません。

どのみち負荷をかけての調整ではありませんから、試運転との繰り返しになります。

COアナライザーは30万円くらいする機器ですので、個人で買う方はいないかもしれませんが、カラープラグはその十分の一とすると1個持っていても価値があるでしょう。

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ブンゼンブルー

2007年09月13日 | SST

人気blogランキングへ 秋晴れ?

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ブンゼンブルーと聞いて、この画像を見ても分かりませんね。

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このセットは弊社に6年余り在籍して、この4月に独立開業したN氏から貸していただいたもの。N氏のブログはコチラ

以前はトヨタ系のデイラーの指定SSTだったとも聞きますが、ワタシも実際に使うのは初めてです。ウエブ上ではほとんど情報がありません。

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画像下は通常のイグニッションプラグ。

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このように取り付けて使用します。

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それほど暗くなくても見えますね。矢印はイグニッションスパーク。

次回はCOアナライザーと併用して燃焼炎の色を検証してみましょう。

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SSTを作る②

2005年09月25日 | SST
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旧タイプのイグニッションスイッチですが、リングナットはプライヤーでくわえて回したらしくキズだらけです。
手に持っているのは2mm厚のステンレス板から作ったSSTです。これは随分まえに作ったモノですが大切なパーツをキズ付けることなく作業ができます。


SSTを作る

2005年09月19日 | SST
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簡単なSST(スペシャル・サービス・ツール)を作ってみます。
別にバナナキャリパーのオーバーホールを説明しますが、そこで使用するリングナットを回すレンチです。
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こういった精度を要求される穴あけには、センタードリルを使います。通常のキリの先端は円錐形には尖っていませんので、ポンチで窪みをつけてもズレてまう可能性がありますね。
もちろん、本当に正確に穴と穴の距離を正確にあけるのには、もっと大掛かりにする必要がありますが、簡単に、できるだけ正確に、という作業です。
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作っておいたピンと、先ほどできる範囲に正確に穴をあけたフラットバーです。ピンを作るのに手間取ってしまい、所要時間は約1時間ですね。ピンの材質は54Cの焼入れできる鋼ですので、フラットバーに固定する方法は圧入でやりたかったのですが、ピンを0.1mm削りすぎてしまって緩くなってしまい、しかたなく溶接してしまいました。
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キャリパーピストンのリングナットとSSTです。ナットを緩めるのは非常に固かったので作っておいて良かったです。