ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

CONSIDERATION

2005年08月31日 | モータースポーツ
続きです。

Jaiさんのブログに書かれていたことですが、いまの中学ではPCは教えているけど、エンジンなんて教科書にはない。と、
私が子供の頃は近所にエンジン付きの乗物なんて、ほんとに珍しくて、持っている家は数えられるくらいでした。
中学生のときにサニーの名前を公募されていて、それがきっかけかどうかハッキリ覚えていないのですけど、中学2年生からカーグラフィックを買い始めたのです。そうとうのマニアでしたよね(というよりオタク?)。
初めてのエンジン付きは500円で買ったOHVのスーパーカブでした。その次は同級生に2万5千円で無理やり売ってもらったホンダCB72ですよ。嬉しくて、毎日乗るガソリン代のためにアルバイトをしたようなものです。
今の若い人たちは、赤ん坊のころから親の運転する車に乗せられ、16歳になっても学校では禁止され、バイクに興味など持つ機会なんかないですよね
エンジンという言葉なんか、今では上に「検索」がついてしまう!
単なるパワープラントとしてその存在を主張することなく、身を隠すような、冷蔵庫のモーターのようになってしまったエンジンは、高度に発展して、存在は当たり前になってしまい、あげくは環境汚染まで引き起こし、まるで自縛状態のようですが、
墓に眠るオットーが生きていたらどんな感想をもらすでしょうか?
 
幸いにハーレーに興味を持って、買ったしまった人たちはそんな現実と違う世界に住んでいると思います。
なにしろハーレーはLIVE to RIDE,RIDE to LIVE ですから。
(ハーレーに)乗ることと人生がイコールなんですよ。

ま、私たちは日本人ですから、そんなに重いテーマを背負って人生を歩まなくても良いのですけど、
せっかくハーレーの世界に足を突っ込んでしまったのですから、もうちょっと本質的なものに触れてみたら如何かなと思って、
毎日頭を絞っています。山を動かすようなものですけど。

昔から、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 と言いますが、
私は、単純なことはそれで良いとして
わからない事があったら、まず仮説を立て、それに基づいて実行し、それを検証する
方法をお勧めしたいです。
人に聞いたことはすぐ忘れても
自分の頭を絞り出したものは決して忘れません。



ブレーキフルード

2005年08月30日 | consideration

またまたJaiさんのブログの続きをこっちに書きます。
グリコール系とシリコン系の混入事件を初めて見たのはもう25年くらい前です。
81年くらいまではフロントマスターのフタには、半浸透膜みたいなパッキンを使っていますけれど、グリコール使っているとまずこれが溶けてなくなってしまう。混ぜて1年くらいだとドロドロになっています。一番ひどい状態は粉になっていましたね。それでもブレーキが効いたのにはもっと驚きました。ホースの中はまだ液体だったのでしょうね。
キャリパーの中はパッと見はそうでもないのですよ。でもシールリングをはずすと、白い固形物ができて、ゴムのリングの表面はそれによってデコボコになっていました。
乗っている本人は「知らぬが仏」って言うのでしょう。本当の仏の一歩手前です。
誰かも言っていましたが、「ハーレーはよく壊れる」は本当は壊していたんでしょうね。その要素があるのは否定しませんけど、日本のバイクとまるっきり構造がちがうところがあるので、無知なメカニックによって増長されていましたね。
日本製品は大戦直後は「安かろう、悪かろう」という評価でしたが、その後の品質向上で均一な品質としては、もちろん世界のトップクラスです。実用品は日本製が一番高いし。
先日ナショナルの電気シェーバーを買いましたが、妙に安いと思ったらやはりメイド イン チャイナでした。
でも、ハーレーは実用品じゃないですからね。最近の新車の売り方は?と思いますけど、基本は心を豊かにする乗り物と思っています。(財布は軽くなってしまいますけど)
最近はその売り方のせいで、売るほうも買うほうも薄っぺらになりつつあります。


有鉛ガソリン その2

2005年08月29日 | モータースポーツ
有鉛ガソリンに使われていた4エチル鉛は、当時アメリカのGMにいたチャールズ・ケタリングとそのグループが1921年に発明したのです。
ケタリングはその他、高圧点火装置(ポイント式、ケタリング式ともいう)、セルフスターター(最初はキャデラックに装備)なども発明して、GMの社長まで登りつめています。
4エチル鉛の入ったハイオクガソリンのおかげで、エンジンは急速に進歩して、今の小型軽量高性能のエンジンができたのではと思いますね。





有鉛ガソリンって

2005年08月29日 | consideration

ジャイさんのブログで有鉛ガソリンの事がでてきて、牛込柳町を思い出しました。
調べてみると、1970年の5月にその牛込柳町交差点付近で、鉛公害が表面化したのです。そして同じ年の7月にはやはり日本で初めて光化学スモッグが発生しました。私は当時、自動車整備の専門学校に行っていたときなので、かなりショッキングな出来事だったのです。
時を同じくして、アメリカではマスキー法が可決したのですが、自動車メーカーなどの反対で実施がずるずる遅れました。しかし日本ではそのまま昭和53年規制として実施されました。当時の技術では非常に高いハードルで、規制に適合したクルマは笑っちゃうほど調子が悪く、箱根を上れないなとか、触媒が過熱して火事になるとか、悪名高きホンダCVCCとか、性能のレベルを何十年も引き戻してしまったのです。
世界中で環境問題が叫ばれている今では、そのときのメーカーの努力が実を結んで、低燃費とか信頼性の高さで日本車のクオリテイが認められているのでしょうね。


CONSIDERATION(考察)

2005年08月27日 | consideration

燃焼の項は如何だったでしょうか?
私としては、燃焼って爆発でなく「短い時間だけれど燃えているのだなあ」と、なんとなくイメージしていただければいいと思っています。
オランダ人のホイヘンスは、熱源に火薬を使う内燃機関のアイディアを17世紀の後半に考え出したのですけれど、その場合は爆発ですね。
ちなみにホイヘンスは、土星の環の発見者としても知られ、ベルサイユ宮殿の水役人の仕事をしながら、一日3000トンというその膨大な水の供給に内燃機関を使おうと考えたようです。
結局、水の供給には12mの水車を14台使い、残念ながらエンジンは実現しなかったようです。

お読みの方は是非コメントをお願いします。


旅学、歩き

2005年08月27日 | モータースポーツ
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旧知の池田氏に送ってもらった「旅学」です。
なんと「お遍路さん」を歩いてきたのです。高松でニアミスしていて、池ちゃんが出発した日に、私は高松に数時間いたのです。
四国の風景は、関東在住の私としては目新しく、低い山々がずっと連なり、山が切れた所はすぐ海岸と、関東のどんと高い山が聳え立つ地形とはずいぶん違い、これでは水不足になるのは当然と、妙な所に納得。
しかし、自分の目でみた印象は、池ちゃんが苦労したのを想像するのに充分。
写真やビデオ映像もいいのですが、自分の目が一番です。
「歩く」に連想して、日本で最初に走ったモーターサイクル、「H&W」、一つが744ccの2気筒でコンロッドが直接後輪に接続して駆動しています。二本のコンロッドがまるで人間の二本足みたいです。
興味があれば「日本自動車百年史」をググってみてください。



台風は

2005年08月26日 | モータースポーツ
台風一過、皆様は被害状況はいかがでしょうか?
伊豆大島で風速57mを記録したそうですが、×3.6で時速205kmです。去年かその前か、グアム島で60mの風で家が吹き飛んでしまったのは記憶に新しいのですが(でも、何時かはっきり覚えてません!)、今回ではそのような報道がされていないので良かったと思っています。
considerasionの評価はそれぞれですけれど、感想をくれた人の半分は理解度は3割くらいだそうです。
もっと図解を入れればわかり易いと思っているのですが、中々時間がとれません。しかし印刷物と違って更新できるので
完成度を高めていきたいと考えています。



始まりました。

2005年08月25日 | モータースポーツ
レシプロエンジンはこの先どうなってしまうのだろう?
こんな疑問を持っている方はいらっしゃるでしょうか?現在HPでConsiderationというコンテンツを展開していますが、これを補足する意味でこのブログを始めました。
エンジン思想家と名乗りたいのですけれど、それにはまだまだ未熟です。
気軽に遊んでいってください。ご指摘。ご質問もどうぞ。