ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

J.A.P.の4気筒

2015年08月09日 | HISTORY

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ww.nutleysports.co.uk/Cooper500-Green.htm


クーパーF3のJ.A.P.エンジンは以前に紹介しましたが、1951年から始まったイギリスF3選手権では圧倒的にノートン・マンクスエンジンが強かったです。



http://www.500race.org/Marques/JAP.htm


J.A.P.はそれに対抗するためか、それとも新しい道を探るためなのかF3向けの水冷DOHC 4気筒の試作エンジンを発表しましたが、サイズと重さに見合うパワーを出せず失敗したようです。これに成功していればインライン4が英国でCB750Fより先に量産できていたかもしれません


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GN cyclecar

2015年07月30日 | HISTORY

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http://www.lightauto.com/The%20returnofthetwin.html


サイクルカーは1910年から25年あたりまでアメリカとヨーロッパに150ものメーカーができるくらい需要と供給があり、CyclecarGPが開催されるほどでしたが、その中でRichard Scaldwell氏のV8 GNのベースになったGN cyclecarは最大手のようでした。

1919年モデルからフレームは木材からスティールになり、”開放型のトランスミッション”は3速+リバースになっています。


http://www.prewarcar.com/magazine/previous-features/a-1914-gn-returns-home-024527-3.html


クランクケースに”GN”マークがあるように1911年から自社製エンジンになったようです。


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Monet Goyon

2015年07月26日 | HISTORY

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https://www.facebook.com/groups/yachtclubdesavionsdelaroute/?fref=nf#_=_


FヘッドのV ツインはスイスのMAG社製のようですが、タイヤをベルトとチェーンで駆動しています。


http://www.monet-goyon.net/MG750ccVoituretteV2.html


世界最初のFWDと言われているChristieは以前にに紹介しましたが、こちらはフランスのMonet Goyon Voiturette V2で1921年から23年まで200台程度作られたようです。


http://www.monet-goyon.net/Voiturette.html


こちらはMonet Goyonの最初のモデルの350cc”ML”。1917年の割りに古臭くて後部は馬車そのものという風情です。フロントホイールドライブのアイディアは1901年のSinger、ホイールにエンジンを載せたユニットのAuto-Wheelのアイディアは1914年に存在しています。


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ナナハンブーム

2015年07月13日 | HISTORY

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1920年代のアメリカでの45cu in競争が日本で再現されたことは前述しますが、1969年のホンダCB750Four,1971年のスズキGT750 カワサキ750SS、1973年のヤマハTX750をこうして並べてみると、意図したものか、それぞれの事情によるものか、個性がありました。

ホンダは1950年代からRC160などで実績を積み、4気筒市販車モデルはいつ発売してもおかしくない状況でしたし、カワサキはメグロを吸収合併したあとも2ストモデルに力をいれ、それまでの川崎航空機工業から川崎重工業に社名を変えた1969年に500SSをリリースしていますので、その拡大版である750SSの登場は自然だと思います。スズキは1968年リリースのT500がありましたが、750モデルにあたってはフロンテの水冷3気筒エンジンのメカニズムを採用したのでしょう。ヤマハは1970年にリリースした650XS1は基本設計をそのままに1980年代まで存在した安定したモデルでしたが、TX750は最初からトラブル続きの不運なモデルでした。ヤマハは750に関してはその後も迷走して、時流に乗って売れたのは1981年のXV750まで無かったような気がします。


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セィフティジャパン

2015年07月11日 | HISTORY

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鉄道日本社 昭和46年7月15日発行


44年前の書籍ですが、当時購入してそのままずっと実家の物置にありました。”工学”というよりもっと実践的な内容ですね。



その中で、チョッと気になる記事がありました。時は1971年で、ホンダは1969年にCB750Fourを発売してナナハンブームの到来を招くときで、しかもヘルメット着用義務ができる前はアクシデントが死亡事故に直結するケースも多かったことから苦肉の策だったのでしょう。しかしこの後の1974年にあの”自動二輪中型限定免許”が制定されてしまいました。ちなみにグッドライダー宣言などの活動を続けている”社団法人 全国二輪車安全普及協会(現在は一般社団法人 全国二輪車安全普及協会)”の前身である”二輪車安全運転普及協議会”はこの年に設立されています。


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45cu in戦争

2015年07月08日 | HISTORY

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http://www.yesterdays.nl/excelsior-1929-super-p-462.html?language=en


1920年台のアメリカは”永遠の繁栄”といわれるほどの好景気が続いたそうですが、Excelsiorが1925年にアメリカ初の45cu in(750cc)のモデルをリリースしたのが”Super X"でした。




http://www.indianmotorcycles.net/threads/custom-scout-thread.1315/page-3


こちらは1928年リリースのindian scout 101ですが、Excelsior Super Xが開発されたのが初期のindian scout(37 cu in、606cc)をターゲットにしたのだと言われていて、Super Xに人気が出たので同じ45cu inの”101”にモデルチェンジしたようです。

 


http://www.yesterdays.nl/harley-davidson-1931-31dl-p-610.html?language=nl

遅れて45cu in競争市場に参入したのはHarley-Davidsonで、それまでのFヘッドVツインに替えてオールニューのサイドバルブ45cu inをシングルシリンダーモデルのフレームに載せたModelDを1929年にリリースしています。

 

http://www.hdforums.com/forum/general-harley-davidson-chat/397645-your-first-h-d-how-about-a-picture.html

 

余談ですが、モデルDはフロントシリンダーのすぐ横に巨大なジェネレーターが同じような角度にあり、3気筒じゃないかと揶揄されていたそうです。


1920年代の好景気の中、Harley-DavidsonとIndianは規模で覇を争いExcelsior-Hendersonがそれに続き同じ排気量の土俵で戦う様子は、その約40年後の日本で再現されたかのようです。


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ExcelsiorとHenderson

2015年07月06日 | HISTORY

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http://thevintagent.blogspot.jp/2008/12/board-track-racing-on-film.html


これは1912年に初めて公式に100mphを記録したと思われるExcelsiorのボードトラックレーサーです。


https://www.mecum.com/lot-detail/CA0811-117023/0/1912-Henderson/


こちらはHendersonの最初期のモデルの1912モデルです。

Excelsiorは1907年創業、Hendersonは1912年に創業ですが共に12年と17年に自転車メーカーのSchwinn & Co.の傘下となっています。


 

http://www.theworldofmotorcycles.com/vintage_motorcycle_excelsior-henderson.html

こちらは1930年モデルKJですが、当時の路上で一番速いとされポリスバイクとしても多く採用されていたようです。

近代のSuper-Xを生産したのはExcelsior-Henderson Motorcycle Companyですが、1931年まで操業していたExcelsiorとHendersonのブランドは別々に分類されているケースを多く見受けられるものの、1917年のSchwinn & Co.による統合後はシカゴのExcelsior Motor Manufacturing & Supply Companyで生産されていたと思われます。しかし残念ながら1930年の大恐慌により両方とも生産を終了してしまいました。


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Excelsior Henderson Super-X

2015年07月05日 | HISTORY

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http://www.cifumotorsports.com/mc/2000excelsior/


Excelsior Henderson Super-Xは1999年から2000年にかけて約2000台が作られたとのことですが、残念ながら資金難で頓挫してしまいました。しかし補修部品を供給する体制は残っているようで愛好するユーザーは多いようです。

同年代のハーレーなどと違う点はエンジンがDOHCとなっていて、高さのあるヘッドはガソリンタンクに食い込んでいます。


http://www.theworldofmotorcycles.com/zoom_excelsior_super-x.html


ネーミングとともにデザインモチーフの基になったのは1925年のExcelsior Super-Xのようです。

 

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Bond Minibike

2015年05月13日 | HISTORY

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http://motoancienne.superforum.fr/t9351-bond-minibyke

 

ボンドミニカーは前に紹介していますが、1950年ころにはミニバイクも作っていました。


http://www.bondownersclub.co.uk/types/others/minibyke.html


MiniCarと同じくヴィリヤースのエンジンを使っていましたが、元々航空機の関連会社だったBond Aircraft and Engineering はアルミニウムのモノコックボディを設計し、ご覧のように軽く持ち上げられる901ポンド(約40kg)という軽量でした。しかし軽量化とコストダウンのために前後がリジッドアクスルということになり、走行性能が安定せず成功作とは行かなかったようです。



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続・ピアジョのオポーズドピストンエンジン

2015年05月12日 | HISTORY

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http://www.vespaclubpraha.cz/clanky/rekordy-povalecne-zavody


ピアジョのオポーズドピストンエンジンは1980年あたりに排ガス対策の手段として登場しかけたことは前に紹介しましたが、そのメカニズムには原型がありユンカース ユモ205のディーゼルからガソリンにしたようなもので、Vespa Siluroは1951年2月に閉鎖したアウトストラーダの1km区間で最高174km/hと往復平均171.7km/hの125ccクラスの世界記録を出しています。



動態保存されてサウンドまで聞くことができるのは素晴らしいと思います。



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