CBX1000に続いて今度は同年代の750Fです。エンジン不調とのことですが、ご覧のようにガソリン洩れの痕跡が酷い。
4連キャブレターを外すのはもちろん手間が掛かりますが、CBX1000の6連と較べると簡単に思えてしまいます。
ガソリン洩れが酷いのは1,2番と3,4番の間の燃料ジョイントパイプ付近ですが、パイプのOリングがへタっている割にはパイプが汚れていないので他の原因かもしれない。
ガソリン洩れが長期にわたっていたのは、フロートボウルを固定しているスクリューのプラス溝が埋まっていることが物語っています。
今までのメンテナンスが不完全だったのは、このエアカットバルブを見れば一目瞭然です。エアカットバルブはアクセルオフ時の燃料混合比を補正しますが、CB750Fのキャブレターセットには各1個付いています(CBX1000には1個のみでジョイントパイプが6個のキャブを連結)。1番はキャブレターはそのまま、3番は1,2番と3,4番を分離すれば交換可能ですが、2番と4番のエアカットバルブは全部を分解しないとできません。
CB750Fは今でも人気がある車種ですから、ネット上にはメンテナンスに関する記述は多くあるのでもっと参考にしたらいかがでしょうか。