ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

BMWのダイアフラム

2007年07月25日 | consideration

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デビューしたときは斬新なデザインと思いましたが。

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一時期は消えると思われたボクサーツインも、復活したところで今の豊富なラインアップを築き上げることになりました。

ハーレーのような縦置きVツインより冷却面ではずいぶん有利ですね。

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ちょっとした作業で気が付いた、すごく感心したことがありました。

ブレーキフルードタンクのキャップなのですが、キャップの内側にはほとんどの場合ゴムのダイアフラムがあります。

グリコール系のフルードは塗装への攻撃性があるとともに吸湿性もあるので、外へ洩れるのは論外であるし外気と遮断しなければなりません。

ところが、あまり意識されていませんがマスターシリンダーとタンクの間ではフルードの行き来があるのはもちろん、ブレーキパッドが磨耗したぶんキャリパー内のフルード容積が増えますが、それを補充するためにタンクのレベルは下がります。

それにフレキシブルに対応するためにダイアフラムがあるわけですが、画像上のBMWのは緑矢印の空気通路が備えられており、タンク内に空気が溜まらないようになっています。

それに較べると画像下のハーレーのダイアフラムの形状は悪く、赤矢印の部分には空気溜まりができやすいと思います。

ちなみに、ワタシはフルード交換の作業には雨の日は避けて、なるべく湿度の低いときに行うようにしています。

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これはクラッチマスターですが、フルードの上限を示す印があります。

しかし水平を保つためにはスイッチハウジングを分解して、赤矢印のクランプボルトを緩めて角度を調整して・・・・

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更にスタンドの下に木片を敷いてタンクの水平を出しました。

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クラッチレリーズシリンダーのエア抜きは姑息(その場しのぎ)的に・・・付いています。

バイク盗難情報

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ズサンな仕事?

2006年05月05日 | consideration

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ボルトを付け忘れると?

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先日、修理依頼されたハーレーを良く見て唖然としました。

トランスミッションのオイル洩れを直すとのことで、サイドドアのガスケットを交換するには、プライマリーをバラしてミッションも全バラだな~と思っていましたが、最近に某ハーレーディーラーで継続車検をしたばかりだという。

今時、正規販売店で触媒を外すというのも「ヘエ~」という感じですが、矢印のところのボルトがない!

マフラーを交換した際に、純正マフラーのブラケットが邪魔で外したのだろうけれど、せめてボルトはツケトケ!

別の記事のコメントに「業界のモラル」にご指摘いただきましたが、正規販売店がこれではネ~。オイル洩れの原因を作ってオカネもらっているの?

どこの販売店かは分かっていますが、公表できません。

今日も暑くて30℃もあり、ツーリングの疲れもあるので、今日の更新はこんなところで・・・・。歳はとりたくないですね。


チョッパー考 ②

2006年04月22日 | consideration

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ご本人はエアファンネルをご希望でしたが、こんなモノをつけました。

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この網には色々ありまして、完成後の走り始めに片肺になりバラしてみたら、明らかに異物の吸い込みでバルブが曲がっていました。それでネットを作り嵌め込んだのです。

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これは’42年のFLですが、よく似てますか?

これはやはり中はスッカラカンで、レプリカ部品がVツインのカタログに載っていますけれど、Carb Breather Snootsと書いてありました。Snootは鼻ですね。

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同じパーツはまだ一つありました。

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裏側はこのようにスッカラカンです。これをSUに付けるのは一苦労でしたね。

ROTHという浮き文字が見えますが(エド・ロスだったっけ)絶版部品が見つかったとかで○カ・カスタムサイクルにいた頃のSHIGEちゃんに売りつけられた覚えが・・・・。こういうレア物には疎いのでナントモ。

デモ、SUについている姿は悪くないでしょう?

オーナーのS君はコミュニケーション能力に長けているので、スゴク乗りやすく、故障知らずのチョッパーを手に入れて、4年経った今でも楽しんでいただき、ワタシも後悔する部分はありません。

チョッパーをオーダーする方のメンタリティーも様々で一概にはいえませんが、失敗する例は幾つかあります。

まずホトンドの例では「どうせやるなら」と「頭の中の青写真を全部実現してしまおう」というプラン。

何処かの雑誌で見た長~いフォークに過大なレイク角。

スーサイドクラッチにハンドチェンジ。

スーサイドクラッチって誰が言い始めたか分かりませんけど、自殺クラッチですから!

確かにミーティングなどでは、一番長い奴が偉そうに見えるかもしれませんが、会場までタドリツケなければ・・・?

ワタシは自分で試運転できないバイクはサワれません。

もう一つ致命的な間違いがありますが、それは後ほど。


チョッパー考

2006年04月22日 | consideration

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製作から既に4年が経過したS君のリジッドショベルです。

たまにはバイクの写真も載せないと!!

いわゆるチョッパーとしては特に凝ったわけでもなく、際立って目立つスタイルでもなく、シンプルでございます。

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ご本人のお気に入りのアングルです。

でも自分が乗っては絶対に見られない姿ですが。

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ホソ~イでしょう。これは本人の強い要望でした。

チョッパーの魅力の一つで、横からみた姿とのギャップがたまらないですね。

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ハンドルまわりも極シンプルで。

アクセルワイヤーが見えないのに気がつきますか?

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クローズアップしても有りません。

ココにはパットケネデイ(だったっけ)のインターナル式のスロットルを組み込んであります。

インターナルスロットルはそれほど偉いものでもなく、スーパーカブも同じような構造です。

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エンジンは勿論当時にオーバーホールいたしました。

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スタッフの君が何をやっているかというと・・・・・・。

手で掛かります。

サスガにエンジン暖まっていないと無理ですが。

N君のお顔を拝見したければ、ご来店ください。

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リジッドフレームはシートが重要です。

このシートはベースも新たに作り、古いオトモダチのシートJ○○A氏に特注で作ってもらいました。

表皮もスポンジも特にヘタリはなく4年も経ってなお新品同様です。目の玉飛び出るほど高かったのですけれど、「良い仕事」してますね~。

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タンクの底も綺麗に出来ています。見えないところのお洒落?この場合見えますけど。

アクセルワイーヤもココでは見えます。

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赤矢印のエンジンマウント部分は、どうしても厚くなるキャンデイ塗装の塗膜のヘタリによるボルトの緩みを避けるために、接する部分はサビ止めだけにしてあります。

緑矢印のレギュレーター端子の抜け止め金具はどうでしょうか?チョット食い込んでいますか~。

このバイクはHB誌に掲載されたこともあり、I編集長も乗りやすいと絶賛?しておりました。

チョッパーってヤハリハーレーの中でも特異な存在だと思います。その由来には諸説ありますが、ビッグツインにはFLしかなかった頃に、こんな物に乗っていてはマトモには見られなかったろうし、撃ち殺されても・・・・。


カタカナ英語?

2006年04月20日 | consideration

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只今Virgin-HarLey.comのなかのコラムに執筆中(なんかエラそうで・・・)です。宜しかったらご覧ください。

校正の段階に入った次の記事はプラグについてのことですが、担当のターミー君がプラグとポイントの”シグネスゲージ”を送ってきてくれました。

パッとみて何か違和感が・・・・・。

ワタシも英語が得意と言うわけではありませんが、フィラーゲージの一種であるシックネスゲージは確かthicknessgaugeですからG は何処にもありません。

元々英語の発音をカタカナで表記するのは無理がありますが、チョットこれは違いすぎ?

ハーレーダビッドソンはハーリーデーヴィッドソン?

デービッドソンと言えばボブ・デービッドソン氏がかなり有名になりましたが、DavidsonのスペルはHarley‐Davidsonと同じです。しかしボブ・ダビッドソンとは日本では誰も呼びません。

ボブ・デービッドソンを検索してみるとRobert Davidsonと出てきます。ボブがロバートの愛称とは以前から知っていましたが、してみるとファットボブフェンダーは正式にはファットロバートフェンダーと言うのだろうか?

ダイブ横道に逸れてきましたが、言葉の暴走が始まると誰にも止めることが出来ません。

一番スゴイ例の一つと思われるのは”パーマ”です。

パーマネント ウエーブが語源でしょうけれど、これでは!!・・・・・・・。

パーマネントウエーブを中国では電髪と言うらしいですが、漢字しかもたない中国の他言語の表現は混乱している気がします。

電髪のように意味から造語したり、発音を無理やり漢字に当て嵌めたり、イッソのことカタカナを導入すればと思いますが、絶対しないか?カタカナって便利ですよね~。


グリーン サバイバル

2006年04月03日 | consideration

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グリーン サバイバルを検索してみると、アイビー(ツタ)の1種のへリックス種のことで”成育旺盛な小葉のアイビーで名前の由来は不明だが、悪条件のもとでも生き残るタフな品種であることを示唆している。”という注釈がついています。

本題は勿論アイビーのことではなく、あのソニーが2003年に始めた部材の新しい調達方法で、ソニーの環境対応の基準に達していると判断した認定取引先だけから部品や材料を調達します。その重大な決意は極めて厳格でグリーン調達は電子部品メーカーや周囲の大手機器メーカーなどに大きな影響を及ぼしたそうです。

今や、ヨーロッパに製品を輸出するとなると、ソニーの判断は正しかったと言わざるを得ず、基盤のハンダの鉛さえ排除することは常識となっているようです。まさにグリーンサバイバル・・・・・。

日本では大事件が起きないと重要視されない傾向は相変わらずで、渋谷公会堂(だったっけ?)の天井裏や学校の各所にあったアスベストも・・・・・・。

バイクに関する事柄に目を向けてみると、平成18年排気ガス規制もいよいよ今年から発効いたします。現行の規制ではユーロ規制より数値的に厳しい箇所があるので、世界一厳しい規制と言えます。輸入車処置があるのでハーレーなどでは2年の余裕がありますけれど、世界的に見ると既にユーロ3には対応しなければならないので、日本向けとは言えど一部の輸入車は実質的には平成18年規制対応になっているのかもしれません。

日本でのクルマの排ガス規制が始まったのは昭和54年規制ですから、もう30年近く経っていますので、規制対応のデバイスが性能に及ぼす影響はありません。むしろこの間に発展を遂げ大幅な性能アップをしたのは周知の事実です。ハイブリッドカーにしてもホンダの最初のハイブリッド「インサイト」などは、まるで燃費レースのセッティングをしてあったようなシロモノだったのに、いまでは主流になりつつあります。

バイクの排ガス規制はクルマに遅れる事20年で始まったばかりですが、同じ内燃機関ですからその経験や実績が充分役に立ち、大きな混乱は今のところありません。今でこそ希薄燃焼+3元触媒にほぼ集約されましたが、30年前の混乱を思い出すと笑っちゃうくらいで、様々なアプローチが行われました。

ディーゼルエンジンのような副燃焼室をもつホンダのCVCCも奇抜なアイデアで、まさか本当に市販されるとは。市販されたCVCCシビックはホンダのイメージとは程遠く、アクセルを踏んでも離してもレスポンスはない?ような鈍なエンジンでしたね。

しかし各社はそのような未完成なクルマを市販せざるような切羽詰った時期だったのでしょう。それに引き換えサスガのトヨタは世界一になるつつあるメーカーで、ツインカムにすることで低フリクションの長持ちするエンジンを開発して王道を築き、次はハイブリッドでも・・・・?

クルマのエコへの道のりは、基本的な発展の道のりとある意味一致しており、クリーンな排ガスのための希薄燃焼は燃焼速度のスピードアップを求めたので、そのスムースな回転はコンフォートにもつながりました。現代の4気筒エンジンは昔のそれと比べものにならないくらい静かです。もちろん電子コントロールや他の技術の恩恵もありますが。

バイクの25年の暦史を振り返ってみると、日本の事情は他の分野と同じように、ブームという言葉で表しても異議がないように、レーサーレプリカ、短気筒、アメリカン、ネイキッド、ビッグスクーターなどの大きな流れに翻弄され続けたのです。

レーサーレプリカの流れは今も引き継がれ、ココでも何度か言及いたしましたが、超高性能の普遍化というより低価格化になってしまいますけれど、最新型のカワサキZZR1400(レーサーレプリカではなかった!)では公式には190馬力、ラム圧効果が出ると200馬力!が百数十万円で買えるのです。充填効率や燃焼速度の研究の成果がヘッドデザインに表われ、最適のボアストロ-クは超高回転でのパフォーマンスを発揮する4気筒エンジンは、エミッションコントロールと共存しても何ら違和感はありません。

レーサーレプリカと対極の位置にあるハーレーダビッドソンは果たしてどうであるか?

やはりココでも何回か言及したヘミヘッドと45度Vツインによる独特の鼓動感は、エボリューションエンジンから洗練され、更にバランサーが追加されたTC88Bに於いては・・・・・。勿論ハーレーダビッドソンモーターカンパニーのしたたかな戦略は伝統と洗練をうまく使いこなし、イメージと乗り味をシンクロさせて強い個性を表現させるのに成功し、近年大きな成果を得てきたのです。

エミッションコントロールを空冷エンジンの希薄燃焼で行うのには冷却の面で困難がつきまとうので、ハーレーでも水冷エンジンによる新しいチャレンジもされていますが、今後の見通しは分りません。今のところデジタルな電子製品に「味わい深さ」という数値で表せないモノは求められないのが一般的と考えられ、専らパフォーマンスと価格の追求が行われているのが普通と考えると、感性に訴える製品がグリーンサバイバルに生き残るのにビジュアルにだけ頼ってよいものだろうか?これが一番の問題点ではなかろうか?


ホースクランプ考

2006年03月21日 | consideration
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メンテナンス工事がようやく終了して更新ができるようになりました。
今回の工事の日程は把握していなかったので、かなり慌てましたね。

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写真の左下はショベル時代のホースクランプと同じ形状の社外品です。
右下はエボの中期頃から使われているステンレス製で、クランプをカシメたときにホースを噛み込まないようにウマクできています。
上は最新型で黒く着色され目立たないように?なっています。

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カシメるのには、このような特殊なプライヤーを使います。

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実際にホースをクランプすると、こんな感じですね。

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両端はBREEZE brand でハーレーのエキパイのヒートシールドなどをクランプする純正部品にもなっています。
中央は一番見かけるTRIDON brand ですね。両者は構造も見かけもホトンド同じのMADE in USAです。

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これにはZEBRAというマークが印されていますが、生産国は不明です。
これの特徴はバンド部分の端が折り曲げられていて、ホースを痛めにくいのではないかという期待感があります。

アダ花?
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写真上はアールズのホースフィッティングです。
下はエコノシールと呼ばれるモノですが、エコノミーに本物のホースフィッティングの雰囲気を味わえるという事なんでしょう。

こうしたウオームドライブのクランプは日本製はどういうわけか余り見かけません。
使用範囲は産業機器から自動車、バイク、家庭の水道ホースまで広く使われているので、同じようなカタチのものを複数の世界中のメーカーで生産しているのは興味深いです。日本製がないのは特許で押さえられているからでしょうか。















HONDA F1

2006年03月20日 | consideration
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今年から久々にオールHONDA F1チームが復活しました。
今のところは3位が精一杯と言う感じですが、きっと優勝の何回かはするのではないでしょうか。
スーパーアグリに話題は持っていかれている感じはありますが。

写真は1965年の1.5L F1の最後にメキシコGPで優勝したレポートです。
60年代の初頭にはすでにモーターサイクルのGPレースで世界の主導権を握っていたホンダは、参戦2年目にして快挙を遂げたわけです。

ホンダにとって一つの絶頂期ですね。

左のページの人物は、若き日のジャッキースチュワート。

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レポートは写真の”カーグラフィック” 1966年2月 47号に載っていますが、これはナント40年前ですね。

これはワタシの蔵書の一つですけれど、カーグラフィックは51号から20年くらいはずっと買っていました。ワタシが中学生のころからの話です。47号があるのは、多分その後に手に入れたのでしょう。


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当時ホンダはこんな広告を出していました。
S600が¥563.000、S600クーペが¥599.000だから安い!?
当時の高卒初任給がタブン1万円前後ですから・・・・。

上のページの人物はリッチー・ギンサーと中村良夫氏。

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こんな記事もあります。
40年を費やしてレプリカがいよいよ発売されるのか?

ベレットも今なら目をひきます・・・・・・。

中学生の時に買った51号はボロボロで、表紙なんかはもうとっくにありません。
女性にはオクテであった?ワタシもクルマに対しては当時としては早熟で、クルマに関するバトルトークをしたいがために友人を求めたものでした。ネ~BeansのOさん?
今ではタダのバイク好きのオッサンに過ぎませんが、エンスージャストという言葉を知ったのは何時頃だったでしょうか?
後年に渡辺和博氏の”エンスー”で有名になりましたけれど、ハーレーダヴィッドソンには不思議に”エンスージャスト”は使われないし、似合いません。
日本に本物のバイカーがいるかはわかりませんけれど、やはりハーレーダヴィッドソンにはバイカーでしょうか?
”エンスージャスト”はまだカタカナ日本語にはなっておらず、カタカナで辞書検索してもでませんが、enthusiastで辞書をひくと熱狂者とあります。
ワタシハ後にも先にも1回だけ「僕はエンスーだから」というフレーズを聞いたことがありますが、これは・・・・・ナイでしょう。
熱狂者にはソレに関するビジネスもそぐわず、熱狂する物を本当に売っていたら商売にはナリマセン。
ですから、「僕はエンスーだから」ではなく「僕はエンスーの顔をしているから」と言うべきでしょうね。

日本の真のエンスージャストは小林彰太郎氏だけではないのでしょうか。
日本のクルマ文化に多大な功績を残し、その穏やかそうな風貌とは違う情熱を感じます。
クルマやバイクに熱狂する者が生活をかけるのはチョット違うでしょう!
そう考えると、jaian氏の”ハーレーダビッドソンはバイクのカタチをしている乗り物”と言う表現は的を得ているのかな?
Live to Ride Ride to Live!!
















バイクの将来は?

2006年03月17日 | consideration
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一昨日の「ワールド ビジネス サテライト」でまだ販売前や試作段階のナビ システムが紹介されていました。
日本のナビ市場は世界一で、北欧とヨーロッパを合わせた販売台数340万台を凌ぐ360万台も売れているそうです。
電子製品の例に漏れず、成熟が進むと商品価値を高めるためには、付加価値としての機能を増やすことになってしまうのでしょうか。
パイオニアのナビはハンドルを握った手を通じて心拍数を感知し、ドライバーの眠気に警報をアナウンスしたり、眠気を払う音楽を流すというものです。
パナソニックのナビは最適のセグ放送を受信できるものです。

ハイブリッドのクルマは、”ピストンも”使っている電子製品ともいえるほどデジタルなシロモノですけれど、苦戦を強いられていると言われるレクサスブランドに投入されたGS450hも紹介されていました。
音と振動を隔離しなければならない高級車にハイブリッドはうってつけで、それにエコロジーも加われば・・・・・。
ハリヤーのハイブリッドに乗っている知人の証言では、ビックリするほど速いそうです。

ところでバイクの商品価値を高める機能ってなんでしょうか?

古きを訪ねると、事故の多さで自主規制しなければならなかったほどのハイパワーエンジン、軽量化と高剛性を果たしたアルミフレーム、その当時に多くのライダーを魅了したレーサーのレプリカスタイル、テイストを追求したと謳われた単気筒エンジン。

アレッこれは機能というより基本設計ですね。

付加価値的な機能というのは、ヘルメットの収納やメインスイッチ捻るとシートが開くとかぐらいですか。

日本のメーカーでパフォーマンスを数値化しないで開発に成功したのはヤマハSRくらいのもので、それもロードボンバーあってこそだと思います。さすがに数値を目標にして開発したバイクは立派なもので、ココでも何回か書きましたが、300km/hのパフォーマンスを百数十万円で手に入れられるのはイイ事なのか?

エンジンを使って地上をはしる乗り物として、バイクはクルマと最大に違う点は自立できないところにあり、乗り手が車体の一部として機能しバランスをとらなくてはならないので、小型・軽量は必然的ともいえます。
バランスが崩れたときに1tもあるものを、足で支えるわけにもいきませんから。
そう考えると軽量も付加的な価値もあるわけですが、ハイパワーとバランスのとれた軽い車体は驚くほどの動力性能で、法定速度を維持すのに苦労するほどですね。

ここでハーレーダヴィッドソンの展開を考えてみると、その不変ともいえるスタンスは、日本のメーカーが四半世紀を掛け研ぎ澄ましたハイパフォーマンスのバイクを市場的に凌駕してしまいました。
今から考えると、日本のバイク市場は1970年代に成熟期に達してそのピークは80年代であり、その頃メーカーから新製品がリリースされる数は現在の携帯電話を凌ぐほどでありました。メーカーは出荷台数でも競い合い、その結果はありあまった在庫が叩き売られるという悲しい結末もあったのです。ワタシとしてはこういった経緯も克明に憶えているので「300kmが百数十万円」というのが素直に喜べない理由かもしれません。

ハーレーダヴィッドソンはこうした数値的なパフォーマンスと無縁で、もっと心情的なエモーショナルな部分を訴え続けて、幅広い年齢層に普遍的な広がりをみせて来ました。
つまり、かつて精密なトランジスターラジオで世界中を席巻したのと同じ手法で、壊れない高性能のバイクを提供し続け高水準の販売台数を維持するために、手を変え品を変える必要のあった日本のメーカーと対極のスタンスがあったのです。

バイクのパフォーマンスを語るときは絶対性能を基本データにしていたものが定義であったとすれば、ハーレーダビッドソンの”グッドヴァイブレーション”や”鼓動感”がその定義を変えてしまったまでの思いがあります。
バイクに魅入るエモーション(かきたてるもの)が超ハイスピードに対する憧れから、もっと日常的な快楽にとってかわられたのでしょう。

こうして考えると、バイクの基本的な性能に対する付加価値というものは、その地域における成熟度によって変化するのは当然であり、エコロジーの要求によっても然りです。前述のようにバイクの軽量小型は必然であったので、エンジンは空冷によるものがホトンドでありましたが、超ハイパワーでは水冷が必要になってきました。
ところがエコロジーの要求でも水冷が必須になってきており、もしかしたら空冷が付加価値の時代もすでに来ているのかもしれません。
つまりハナシがややこしくなりましたが、バイクの将来においては今までに持っていた機能や特性を維持できるかどうかが付加価値に・・・・・・?


PSM?

2006年03月07日 | consideration
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近頃PSEという言葉を良く聞きます。

詳しくはココをご覧になってください。

要は今まで政府が電気器具の安全の基準が守られているか取り締まりをしていたことを、民間のメーカーに任せるというものです。
ところが、いざ実施になる矢先に判明したのは、殆んどあらゆる電気製品に関わるので、リサイクル品はおろか、なんとヴィンテージものアンプまで販売禁止となってしまうようです。罰則規定は罰金最高1億円ですから、感情的には不正改造防止法に違反するより罪はないような気がしますが、とても無視できません。
例のナショナルのストーブのリコール問題でも、コレだけではないにしろ、こういった伏線があったのかもしれませんね。
ヴィンテージアンプは販売店が検査機材を揃え、規定に従い検査をすればPSEマークを付けられるようなので、歴史的価値があるものがスクラップになるのは避けられるようです。しかし安価なリサイクル品に余計なコストは掛けられないでしょう。
日本は議会制民主主義なので、国会を通過すれば法案は法律になってしまいます。パブリックコメントを募集しても多くて数十人のコメントしか寄せられないので、実質的には形式だけで終わってしまいます。
法律は国民の生活や経済活動が円滑に行われるためにあるとは思うのですが、最近に施行された法律は思わぬ方向に弊害をもたらしている気がしてならないですね。個人情報保護法にしても現代の状況ではもちろん必要ですが、最近では産院での子の取り違えによる本当の親を探す必要性を却下されてしまいました。

話は変わりますが、先日に岡山の民間車検場がペーパー車検で摘発されたというニュースがありました。3年間に4000件という不正行為にしては中々豪快な数字です。ここでも監査体制の甘さが指摘されていますけれど、国土交通省関連では耐震強度偽装の問題は、今日も新しい偽装の発覚をニュースで報じられています。難しいのは規制緩和とその後の管理体制で、我がバイクの関連でも規制緩和のお陰で随分カスタマイズの領域が広がり、以前はアンダーグラウンドのカスタムと諦められたモノも合法的に乗ることができます。ところが、一連の規制緩和が「何でも有り」のような勘違いを生んでしまい、車検(継続検査)も一種のセレモニーのようなものになってしまったのでしょうか。ユーザー車検に行ったことのある方ならご存知かと思いますが、その「あっけなさ」にはかえって驚くのではないでしょうか?

ところが、不正改造防止法が3年前に施行されフルスモークガラスのクルマが一掃されたように、振り子はやはり反対に振れるものです。このように振り子が振れて戻ってくるたびに、規制は厳しくなってきます。
環境問題に関しては、規制緩和どころか益々規制は厳しくなります。環境というと排気ガスの事だけかというと、バイクに関しては“音”の問題も大きく、特にハーレーと音の関係はご承知のとおりですが、世間や政府はハーレーだけ特例としてみてくれません。

バイクに“PSE”が適用されないように祈っている今日この頃でございます。