ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

コワザ

2018年10月28日 | KOWAZA

 

 

パンチョッパーのリフォーム作業も最終段階になりました。

チョッパーとは言えども、日本で合法に楽しむためには最低でも保安基準を満たさなければならないし、かつなるべくシンプルに仕上げるために細かいところにも手を尽くす必要があります。

 

 

ホーンボタンを設置する方法は幾つかありますが、配線を目立たなくするにはハンドルパイプの中を通すのが有効です。

 

 

そのためにブレーキマスターホルダーを加工してマイクロスイッチを取り付けました。

 

 

ハンドル周りをスッキリさせてもストップランプの配線もあり、このあたりで固定がルーズになって、下手をするとステアリングストッパーに挟まり2次災害の懸念もあります。

 

 

フレームの形状から直接タイラップを使って固定できないので、このような金具を作りました。

 

 

フレームにM4のスクリューで固定して・・・。

 

 

普通のタイラップを使えば簡単に固定できます。

まあ、市販の汎用ワイヤーハーネスホルダーもありますが、何時でも入手できる安い普通のタイラップを使えるのがミソですかね。

 

 

チョッパーの電装品はシンプルですが、それでもプラス線は数箇所で分岐させなくてはならないので、被服銅線を何本も半田付けでつなぐと増設やトラブルのときは厄介ですから、このようなターミナルブロックを使いました。以前は秋葉原まで出掛けて調達したこともありましたが、今回は近所の大手ホームセンターで売っていました。

 


カムカバーの仕上げ

2008年04月15日 | KOWAZA

人気ブログランキングへ 今日は過ごしやすい1日。  

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”折れたネジを取る③”の記事で途中まで作業が進んだKZ1300のカムカバーを、最終仕上げいたしました。

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まずエンド部分にバフ掛けをして・・・。

緑っぽくなっているのは、バフ掛けの青棒の粉が飛んだからですね。

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さすが6気筒エンジンのカムカバーで、ブラストのキャビネットに1杯です。これ以上大きければ動きが取れなくてできません。

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意外と腐食が深く、中々苦労しました。

更に久しぶりに使ったブラストが調子悪く断続的にガラスビーズが出る感じで、弊社のそう大きくないエアコンプレッサーの性能と相まって、5分作業して10分エアが溜まるまで待機ですから、全部できるまで3時間も掛かってしまいました。

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まあ、それでも辛抱強く続ければ終わります。

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ポリッシュとブラスト仕上げの組み合わせは、定番の美しさだと思います。

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アルミのヘッドライトステー

2008年04月13日 | KOWAZA

人気ブログランキングへ どんより曇り空のち雨。  

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グースのヘッドライトステー。

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良く見ると腐食して汚くなっています。

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アルミのポリッシュ仕上げ部品の多くは表面にクリアコーティングを施してあり、新しいうちは良いのですけれど、古くなるとコーティングの下側に腐食が出てきます。

黒く見えて、磨いてもすぐに取れなければ、そういった事情です。

それを磨き落とそうと思っても、コーティングは意外としぶとく、バフでも中々落ちるものではありません。これは経験したことのある方も多いのではないでしょうか?

こうした場合は画像のように、塗装剥離材を使って落とすのが早いですね。

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腐食しているところを集中して磨けば、この通り。

輝きを維持できるかは今後のお手入れ次第です。

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パッキン製作

2008年01月25日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  寒いのですが、冬らしいと言えば冬らしい。

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同芯の打ち抜きポンチはダイブ刃こぼれしていますが、以前にワタシが作ったもの。

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昨日紹介したバイトン板を打ち抜きました。ストロボを使うと鉄の錆びが強調されますね。

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矢印がサイズを調整して出来上がったパッキンです。

①が元々付いていたもので、ボロボロですね。②はガスボンベの圧力調整器の取り付けに使う紙製のパッキンで、サイズ的に使えると思っていたのですけれど・・・・。

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コックのほうのネジは逆ネジになっていて、一個のナットで締め付けるようになっています。ハーレーのキャブ車と同じ構造です。

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つまりこういう事で、ナットには袋状のパッキンが収まるようになっていて、紙製のパッキンではナットの内径より外径が小さくなくてはならず、その場合は図の右のようにズレテしまうと矢印のように隙間が出来て、役目を果たさなくなってしまいます。

そのために柔軟なゴム製でなくてはなりません。

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SL350はほぼ完成していたのですが、インナーチューブの再メッキと合わせて、やっと厄介な作業が終わりました。厄介と言っても、始めてしまえばすぐに終えてしまいますが。

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半田付けに!

2007年12月28日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今夜は”明日バイ”忘年会。  

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画像の白い箱は以前の記事”ハンダ”のコメントでピンキーさんが紹介してくださった調光器です。あの記事の後にまた送ってくださったものです。

矢印のダイアルを回すことにより、鏝先の温度を調整できるようになりました。

最大が200Wですから、40Wの鏝には十分だと思います。

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黄色の被覆線のほうが調整なしでハンダ付けしたもの、オレンジ色のほうは適度に調整してハンダ付けしたものです。

画像では分かりにくいのですが、温度を下げて作業したほうはハンダが冷えても艶があり、より良い結果だと思われます。

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ポリッシュ部品は!?

2007年11月19日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今日も昼間はまあまあ暖かく。

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アルミポリッシュ部品は、光沢を保つようにクリアコーティングされている場合が多くあります。

最近は腐食しにくいアルミ合金が使われている場合もありますけれど、コーティングといえどもピンホールがありますので、以前(ハーレーは最近まで)のアルミポリッシュ部品はこのような状況になってしまい、手をこまねいている方も多いのではないでしょうか。

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外せる部品はできるだけ外したほうが仕上がりも良いでしょう。

皿ネジは最初から画像のようにアタックドライバーを使ったほうが無難です。M6ネジは何時でも手に入りますが、純正の皿ネジは通常の市販のものとカタチが違います。

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サンドペーパーを使う方もいるかもしれませんが、画像のようなスコッチブライトと粗目のコンパウンドを使うと速くできます。

ピカールは200円前後!

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スコッチブライトを使う前に、塗装の剥離剤 を使ってみました。

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剥離剤でコーティングは大部分取れてしまいましたので、予定変更で目の細かいスチールウールとピカールの併用です。

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5分程度の作業で上半分はこの通り。

バフ掛けをすれば、もっと早くキレイに磨くことはできますが、素人がやると角が丸くなってしまいカタチが変わってしまうことがあります。

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また古い本田のバイクで感心してしまいました。ネジ山が貫通していると、そのネジ山を伝わってオイルが洩れることがよくありますけれど、1970年代にその対策がしてあるのです。

矢印がその対策のOリングです。ハーレービッグツインのプライマリーカバー、インスペクションカバーの4本のスクリューが本格的にオイル洩れ対策が施されたのは。1990年代中ごろだったではないでしょうか。

この画像では皿ネジの頭部分の形状が分かります。平らではなく、ちょっとふくらんでいます。

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どうでしょう?結構ピカピカになったでしょう。

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折れたネジを抜く!

2007年11月13日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今日は風も冷たくなく気持ちよい晴れ。

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燃料コックのネジが折れていました。

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残っているネジの真ん中にセンターポンチを打ちます。これが作業の成功の鍵を握っていますからルーペを使って慎重に・・・・。

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2.5mmのキリで、これまた慎重にキリとネジ穴の方向が一致するように、コック本体の位置を調整して・・・・

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日頃の行いが良いのでしょう。ネジ穴が行き止りではなく反対側に開放しているため、キリの回転で抜けてくれました。

浸透潤滑剤を吹き付けて一晩放置したのも効いているかも。やはり慌ててやってはいけません。

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何しろ爪楊枝と同じような太さのM3ネジですし、コックは例のSL350のものですから、壊すと代わりがありません。困難な仕事には集中力が必要でした。

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ハンダ

2007年11月02日 | KOWAZA

人気blogランキングへ 曇って寒い。いよいよ冬の到来か。 

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画像は拙ブログをキッカケに、時々遊びに来てくださるピンキーさんからの頂き物です。この場で感謝申し上げます。

世の中は鉛フリーに向かっていますから、今後は鉛錫ハンダは入手しにくくなると思います。

このハンダは船舶用の規格だそうで、酸性雨にも強いと思います。

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新しいものが手に入ったら試したいのは人情でして、早速使ってみました。

ハンダはコテの温度が重要で、温度が低いと勿論付きませんし、温度が高すぎても左のように流れてしまいます。バイク部品のように震動に晒される場合は、画像右のように”ふっくら”となるほうが強度が出ると思います。

ハンダは錫が多いと艶が良いとも言われていますが、温度が高すぎると艶も引けてしまいます。

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これは某電気機器メーカーに勤務していた方に教えてもらった方法で、濡れ雑巾で熱くなりすぎたコテの温度を下げる方法です。今は温度管理ができるコテもありますが、少々高価すぎますね。

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ColdWelding!?

2007年09月25日 | KOWAZA

人気blogランキングへ 昨日までとうって変わって晴天。 

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樹脂製の部品が割れていますが交換するのにはMOTTAINAI

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半田ごてなどで”溶接”できる場合もありますが、このパーツはインジェクション技術の発展の恩恵によるものか、やけに肉厚が薄くできていて強度がでません。

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樹脂の溶接材なども市販していますし、エポキシの接着剤でも用は足りますが、手元にあるのは画像のべロメタル。

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ベース剤と活性剤を等量の割合で攪拌します。今回はミキシングプレートに段ボールの切れ端を使っていますが、本格的に強度を求める場合は段ボールではないほうがよいでしょう。粘度が高い場合は攪拌する前にヒートガンなどで加熱すると柔らかくなります。

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何と言っても母材は樹脂ですから(強度は気にしないので)適当な厚さに塗布します。

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残ったベロメタルは捨てずに置いておくとテストピースとして確認できます。

矢印は断面ですが、硬化した後を手で折ってみると強度が想像できます。やはり金属材料ほどの強度や粘りもありません。

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施行マニュアルには性能表も載っていますが、中々理想通りに行かないのは開封後5年も保存していたので性能劣化も致し方ないところか?まあ、今回の場合では必要にして充分ではありますが。

ところでWELDを辞書サイトで調べると”溶接(する,される); 結合する, 密着させる”とあります。ColdWeldingを冷間溶接というのは直訳では確かにそうですが、元々はニュアンスがちょっと違うのでは・・・・と。

同社の製品の中にはかなり条件が悪くても施行できるものもありますし、今回の標準型でも以前から役に立っていますのでクレームをつけるわけではありませんけれど、ネーミングから想像すると過大な期待をもってしまうケースもありうるので”チョットナア”と思って しまいました。

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ネジが外れない!

2007年04月30日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今日は暑い!

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この部分だけでモデル名がお分かりでしょうか?

ヘッドライトレンズの下のほうの格好は、結構好きだったんですね。

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オーバー300km/hマシンのハヤブサです。

時が経つのは早いもので、リリースから7.8年?

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2年あまりも眠っていたハヤブサを整備するためにカウルをはずしたいのですが、ココだけ工具が滑ってしまい緩める事ができません。

カウルはプラスティックですから、溶接を用いる手段はダメなので・・・・。

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ドリルを使ってネジの頭を取ってしまおうとガンバッたのですが、力が入らず疲れてしまいました。

画像はカウルのステーがサイドスタンドブラケットを兼ねているので、丸ごと外してしまいました。

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やはり上から下へ力を加えるのは自然な行為で、疲れることなく直ぐに目的が果たせました。矢印は切り離したネジの頭部分です。

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ステーに残ったネジは、バイスに固定して本体を回せば直ぐに緩みます。

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