ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ステアリングステム ベアリング

2024年03月10日 | ベアリング

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大型車のステアリングステムのベアリングは1980年ごろからテーパーローラータイプに代わり、トラブルの発生は減少しましたが、それでもグリスの経年劣化は避けられません。ステアリングステムは回転運動ではなく往復運動なので、レースのローラー接触面はこのような痛み具合になります。

 

レースは車体との締め代があるので簡単には抜けません。ホンダにも当時は専用工具が用意されていましたが手持ちはないので、汎用性の高い方法をとります。

 

レースの内側をぐるりと盛るだけでも抜くことはできますが、手ごろなワッシャーを使ったほうが加熱時間も短く済みますし簡単にできます。

 

 

 

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KZ1300 スイングアームピボットベアリング

2022年06月06日 | ベアリング

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前回は錆びたベアリングレースを紹介しましたが、今回はそれと別の個体のブレースを溶接したスイングアームです。回転するベアリングと違い、スイングアームやステアリングヘッドのように往復運動するベアリングではこのような偏摩耗することがよくあります。ステアリングヘッドと違い運転時の影響は少ないと思われますが、目にした以上は交換しておきたいものです。

 

汎用のプーラーを使いレースを抜きますが、抜ける気配がしません。

画像ではプーラーが曲がっていますが、実際の作業では真っすぐセットしてください。

 

矢印の部分はダストシールが入っている部分ですが、尖っているピックの先で引っ掻いてみると塗料が剥げるのを見て取れます。通常、ベアリングハウジングはボーリングで仕上げ、はめあい公差により”しめしろ”を保っています。ところが、この場合のように塗装が乗っていると”しめしろ”が必要以上に大きくなっていると考えられます。

 

まあ、”抜けないときはホットレンチ”の定石でスルッと抜けました。ベアリングレースにこびり付いた塗料の残滓が推察を裏付けています。

 

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ステアリングステム ベアリング

2015年05月30日 | ベアリング

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年式の割りに走行距離の短いCB750Fですが、さすがに30年以上経ちますと寿命の長いテーパーローラーベアリングも痛んでいます。



アウターレースもご覧のとおりです。



ステムシャフト径(上のベアリング)は26mmで汎用ベアリングは使えません。


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FCRキャブ、ベアリング

2008年03月26日 | ベアリング

人気ブログランキングへ 晴れ、時々うす曇。  

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グースのエンジンは問題なく始動いたしましたので、当然キャブレターも快調です。

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キャブレターはだいぶ前に組み立ててしまいましたが、スロットルベアリングのグリスはまだ解決しておりませんでした。

”FCRキャブレター オーバーホール②”ご参照ください。

フッソグリスは主に食品関係の機械に使われるようです。低蒸気圧ですから航空機にも使われると思いますが日本では身近ではありませんね。

第2次大戦まえの航空機が発展途上で、高度性能が上がってくると舵のヒンジに塗ったグリスが気温低下により硬くなり、操舵が重くなった原因追求に苦労したそうです。当時にはフッソグリスはおろか、広範囲の温度に対応するものはなかったのでしょうね。

グリスをどうしたものか考える中で、FCRの補給部品にベアリングがあれば「きっと、グリスが塗られている」と思いましたが、調べるとボデイと一体で、グリスもリリースされていませんでした。

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ところが、手元のベアリングのカタログを見てみると、該当するサイズがあるではないですか。

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問屋さんの手違いで大分入手が遅くなりましたが、現物です。

価格は1個160円+消費税。つまり168円!

これなら高いグリスを買わなくても、ダメになったら交換すれば良い。まあ、交換する手段は一般的ではありませんが。

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そしてこれは試しに買ってみたシール付きベアリング。矢印がシールです。

価格は倍以上といっても420円税込み。

使用条件は厳しいので、シールがもつかどうかが問題ですね。

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ベアリングにご用心!

2008年01月28日 | ベアリング

人気blogランキングへ  これから雪の予報。

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これは何でしょう?

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少々荒業ですが、ハブだけ使いたいのでスポークをディスクサンダーで切ってしまいました。

リムは曲がっているし、スポークの再メッキは水素脆性が怖いので再使用しません。

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これは何をしているかというと・・・・・。

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矢印のシールが固くて 抜けないので、ベアリングプーラーを使いました。

スポークを切る前にやれば良かったのですが、この状態では長いレバーを使うにも、押さえに力が入らずSSTのお出ましでした。

ベアリングプーラーは本来はシールベアリング用ですけれど、3/4インチシャフトならこの様にも使えますね。

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ハブは旋盤を使って磨きました。

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ハブを再使用するのに、外観だけではイケマセン。肝心なベアリングを見てみると・・・・。

グリスは非常に汚れているものの、まだ充分残っていますが・・・・。

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アウターレースは酷い状態です。

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この画像を撮影するためにベアリングを分解しました!

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インナーレースも酷いものです。

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ブレーキホースフィッティング

2006年08月15日 | ベアリング

人気blogランキングへ  昨日は夕方から軽井沢まで行ってきました。夕暮れ時は25℃と涼しく、上信道を使えば1時間半で行けますので、毎日行っても?、しかし避暑のメッカともいえる当地は、全国のナンバープレートが付いたクルマが集結しており、プリンス通りは3kmを進むのに1時間も掛かり、辿り付いたアウトレットは大賑わいで、その後に行った旧軽井沢はチョット寂しい感じでした。夜の9時頃に通過した藤岡ジャンクションは大渋滞で、Uターンラッシュのピークにはどうなってしまうのだろうと心配です。

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良く見かけるGMAのブレーキキャリパーです。

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フィッティングアダプターを外してみました。このアダプターはキャリパーを買うと付属してくるものです。

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アダプターのキャリパー側のネジ山はPTネジといって、テーパーネジになっています。つまり、先端より根元の径が大きくなっていて、締めこむだけでシール性が保てるようになっています。

見本のホースは通称バナナキャリパーに付く純正のブレーキホースです。

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キャリパー側の雌ネジも相応のテーパー形状ですから、ストレートネジのバンジョーボルトなどを捻じ込もうとしても、2山くらい噛合うかもしれませんがその後は破壊に向かうだけです。

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GMA付属のアダプターにホースを合わせたいときは、写真上のフィッティングを使う必要があり、アダプターにも種類がいくつかありますので、写真下のような組み合わせも可能です。

ブレードブレーキホースの利点は、キャリパーやマスターシリンダーの組み合わせで純正ホースなどが使えなくなったり、ハンドルなどの交換によって必要な長さが変ったりした場合に、自由なフィッティングや長さのブレーキラインを製作可能なことです。

人気blogランキングへ また台風が近づいていますので気をつけて下さい。


メインシャフト ベアリング

2006年03月16日 | ベアリング
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3月8日の5速ミッション③の記事で、メインシャフトのインナーレースを抜きましたが、ココにオープンプライマリーのサポートプレートを取り付けようとしたら、手で押してもベアリングが入りません。
シャフトの外径を測ってみると・・・・・
25.02mmです。

ベアリングの刻印に従い内径サイズを調べると25mmになっています。「ベアリング アレコレ」参照

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シャフトの外径に対して、差し込むベアリングの内径が小さいことをはめあい締め代と言います。
こういった場合では圧入するのは簡単でも、外す時に苦労してしまいます。
 
それで、矢印のところのネジ穴を追加加工しておきました。これならプーラーを使って簡単に外すことができます。

*4速ミッションでは、この部分はルーズになっています。
 締め代が設定してあると分解整備は厄介になりますが、シャフトが空転などで痩せて細くなるようなトラブルが防げます。

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圧入はインナーレースをインストールする時のSSTを使って、中ハンマーでコツコツと叩けば簡単ですね。

*こうしたカスタマイズパーツをインストールする時も、先のことまで考えて作業すると後で苦労しなくても済みます。






ベアリング アレコレ

2006年03月15日 | ベアリング
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これはベアリングのカタログの一部です、いまはウエブでもみることは可能ですね。

ベアリンブは大きな荷重を受け、ところによってはカナリの高回転で回って、バイクにとってもなくてはならない存在です。
一般に出回っているベアリングはメートル規格によって作られ、そのサイズはミリメートル単位の整数で表しています。

■インターナショナルなベアリング

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これはティムケンのハブベアリングです。
メイド イン USAですね。やはりハーレーダビッドソンに一番似つかわしいと思います。

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これはビッグツイン4速ミッションのメインシャフト右側のベアリングです。
これはメイド イン TAIWAN

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これはオープンプライマリー用のメインシャフトサポートですが、このベアリングはメイド イン CHINAです。
これのサイズは純正プライマリーハウジングのベアリングと同一です。

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上のベアリングが中国製なのが気に入らなくて、純正ベアリングを発注して来たら、なんとこれもメイド イン CHINA!
カク!と来ました。
以前、日本製を500円くらいで買った覚えが・・・・・。

インチ規格のベアリングは最早チャイナ製しか無いのか?

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インチ規格のベアリングは50.8mmと整数ではありません。

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これは、5速ギアのベアリング。 カナダ製です。

工業製品も流通ルートによって入手価格は異なりますが、写真の5速ギアのベアリングはメーカー小売価格¥8520ですけれど、NSKの6209という品番とサイズは同一です。
開放型なので、タブン800円くらいで買えると思いますが・・・・・。

*同一サイズの規格品のベアリングを使用しても、その結果についてはワタシは一切責任は負えません。