ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

またまたオイル洩れ

2016年11月29日 | オイル洩れ

 

ここのところバイクには触っていないので恐縮ですが、ただで貰った軽バンのオイル洩れ修理です。

 

 

走行8.8万km、15年ものハイゼットカーゴは走行は快調のもののオイルが焼ける臭いがやるせなく、原因はヘッドカバーから洩れたオイルがO2センサー周辺で焦げていることのようです。




カチカチになったガスケットと大量に堆積したスラッジを取り除きました。

11月末の自宅の庭(青空ガレージ)での作業は「日暮れまでに終わらせないと」の思いが自身を急がせます。



エンジン内部の汚れも相当なものですが・・・・・・。

1本のカムシャフトによる直押しのインライン配置の2バルブはバイクのエンジンになかったような気がします。




バイクと違ってタンクを外すような余計な作業が不要なので思ったより早く済みました。




農業トラクターの整備

2016年11月07日 | オイル洩れ

 

30年以上も前のヤンマー トラクターですが、今年に農業に転職した息子に頼まれてエンジンオイル漏れを直すことになりました。

台湾での試作の仕事を終えたのが昨年の12月ですから、11ヶ月の間も無職でいると暇をつぶすのが仕事です(笑。

忙しくされている方には叱られるかもしれませんが、まあ、人それぞれの事情で仕方ありません。

 

 

オイルはエンジンを掛けるとポタポタたれるくらいですが、オイルで濡れてるのはこの油圧警告灯スイッチとそのまわりです。



パーツクリーナーで周辺を洗ってみると、端子の根本の樹脂部品が原因のようでスイッチが要交換ですね。



オイル洩れは部品交換ですぐに片がつきそうですが、あがりかかっているバッテリーの端子とアースケーブルは凄いことになっています。バッテリーとともに何とかしないといけないようです。


では、また。




スポーツスター オイル洩れ?

2008年06月09日 | オイル洩れ

acさんよりご質問をいただきましたが、画像も掲載する必要がありますから、コメント欄ではなくコチラからお応えいたします。

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ご覧のように、スピードセンサーを外すと矢印のようにOリングが使ってあり、これが不良である場合には交換すれば解決すると思います。

ちなみに矢印の先端に鉄粉などが多く付着すると、メーターの動作不良を招きますので、たまには掃除すると良いでしょう。

ついでに、Oリングの純正品番は11289となっています。

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しかし、スピードセンサーのOリングが原因でオイル洩れのケースはあまりないのではないでしょうか?

むしろ、この画像の矢印、オルタネーターの出力線のグロメットのへたりによるトラブルのほうが多いように思えます。

このグロメットは単品では部品がありませんから、ステーターコイルの交換か、液体ガスケットなどによる処置になります。

液体ガスケットによる処置を施す場合でも、そっくり分解して脱脂しなければなりません。

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結果は良好!

2008年05月09日 | オイル洩れ

人気ブログランキングへ    晴れ間も今日まで?

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今日は予告通り、八王子まで試運転に行ってきました。

オイル洩れはご覧のように皆無。

ご心配くださいました方々には感謝申し上げます。

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出発時にトリップはゼロにして、ガソリンは満タンにいたしました。

走行距離は168km、使ったガソリンが6.3Lだとすると、燃費は26.6km/L。

花園ICからあきる野ICまで約59kmですから、下道は往復で50km。

帰りの高速では、テストを兼ねてチョッと高回転域を試してみました。

キャブデッティングはまだリッチのようですから、更に燃費が良くなるかもしれません。

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八王子を出たのは4時半頃で予定より遅くなりましたが、暗くなる前に無事帰着。

この画像で気が付いたことがありますか?

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サイレンサーが行きと帰りで変わりました!

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これはRPM”Raptor”

静かで高性能を目指して300種類の試作品を作っただけあって、中々の出来です。

ボアスルータイプのサイレンサー(筒抜けで反対側が見えるヤツ)を静かにしようとすると、穴の小さいバッフルをつけるしかありませんが、音量を下げようとすると2次曲線的に抜けが悪くなってキャブセッティングが難しくなります。

このグースには39φのFCRキャブが付いているのはご存知だと思いますが、なんとポン付けでOK

このサイレンサーが目的で八王子まで行ったわけではありませんけれど、静かに気持ちよく帰ってくることができました。

RPMはこのシリーズをフルエキゾーストとして販売しているようですけれど、サイレンサーボディは全部共通だといいますから、その汎用性には驚きです。

静かで高性能を両立させるためにはボデイの大きさが重要で、容量が大きければ大きいほど良いのですが、どうしても重量がかさんでしまいます。

この大きさで88db/4000rpmを実現でき、しかも加速時の音量も抑えられるのは素晴らしいことだと思います。

以前のサイレンサーと比べてもパワーはそのままで、体感の音量は半分という感じですね。

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オイル洩れの原因、対策

2008年05月02日 | オイル洩れ

人気ブログランキングへ    今日の雨はチョッとだけ。

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「ダウエルピンが長すぎるのでは?」という、ご指摘をいただきましたので、確認を。

位置決めのピンはご覧のように2箇所。突き出している寸法は約4mmです。

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シリンダーの方の深さは約5mmで、更にガスケットの厚みがありますから問題はありませんね。

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昨日の記事で、バルブガイド付近を冷却するオイルが完全にシールされていないと書きましたのが、ここに入っているロールピンは後で外す必要もありませんから、糊で固定とシールをすることにいたしました。

矢印の部分に塗ってあるのは・・・・。

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温度を考えて620のほうです。

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このロールピンは突き当たるまで押し込むと、面より低くなります。

はみ出した糊は後でふき取りますが、穴とピンの両方に塗ってから差込みました。

これで糊が効いてくれれば、オイルはヘッドボルト穴には出てこないはずです。

糊だけを頼りにするわけにはいきませんが。

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オイル洩れの原因は?

2008年05月01日 | オイル洩れ

人気ブログランキングへ    明日から雨?

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テレビのニュースによると、昨日の都内のガソリンスタンドは大変な混乱のようでした。

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エンジンによっては、シリンダーヘッドを外してもシリンダーベースガスケットは触らずに済む場合もありますが、グースに関してはそうは行きません。

左・前側のヘッドボルトを抜くと、クランクケースのネジ穴にオイルが溜まっています。

コレを知らずに、そのままヘッドボルトを締めてしまうと・・・・、想像もしたくありません。

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こうなってしまう原因は、ヘッドを潤滑するオイルの一部が排気バルブガイドの傍を通過して、冷却する構造になっています。

その通路は製造上の理由か、矢印のようにボルト穴と貫通しています。

オイルがまるきりボルト穴に出てこないように、矢印のロールピンで塞いでありますが、完全にシールされているわけではないのです。

矢印がオイルの流れる方向で、ココにホースがジョイントされてオイルタンクに戻ります。

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一昨日の記事”遠くへ!?”の中で「構造上洩れる可能性がある」としたのは、この場所であります。

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この色が特徴の液体ガスケットですが、グリコール系のブレーキフルードで溶けてしまった塗膜のように縮んでいます。

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ココは問題の場所で、少々厚めに塗ったはずなのに残っていませんね。

この液体ガスケットを使ったのは、今回が初めてですが・・・・・。

今までに、こんな状態になったのは見たことがありません。

371℃という耐熱温度の表示が気に入って使ってみましたが・・・・・。

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ヘッドカバーのほうは異常ありません。

とすると、銅との相性が悪いのか・・・・。特に注意事項として書いてありませんが。

まあ、実績があるものを使うことにいたしましょう。

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磁石に?

2008年02月05日 | オイル洩れ

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”オイルリークが止まらない?”の記事にご質問をいただきましたので、追加で考察してみたいと思います。

まずは、ガスケットに磁石は付きませんでした。

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TC88のロッカーカバーガスケットには付きますね。

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ついでに・・・・、これは付きません。

一概に言えないかもしれませんけれど、フワフワのコーティングのガスケットはメタルがアルミニウムみたいです。

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”オイルリークが止まらない?”の記事の補足になりますが、断面で見るとコンナ感じです。

つまり周囲のガスケットは緑矢印で、インスペクションカバーを固定するスクリューには青矢印の小さい円形ガスケットが使用されているはずです。

ところが②のようにガスケットが無いとすると、スクリュー穴を通ってオイルは洩れてしまいますし、人情でつい強く締めてしまいますとカバーを変形させる力が働いてしまい、しかもオイル洩れは止まらないと思います。

残念ながら磁石では拾うことも出来ませんから、一旦カバーを外して作業を行うほうが良いでしょう。

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エボロッカーオイル洩れ対処法(2)

2007年09月22日 | オイル洩れ

人気blogランキングへ 暑さ寒さも彼岸まで?明日からは涼しくなる予報。 

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「差し込んだアルミ棒がぬけたらどうするのだ」という疑問に・・・・

画像左のスペーサー、ロッカーカバーの当り面は意外に幅広く、差し込むアルミ棒を押さえるのには充分な幅があるようです。

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画像は既に取り付けた状態ですが「矢印の隙間は大丈夫なのか? 」と言うご指摘に・・・

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緑枠内の画像は見やすい角度に拡大いたしました。

この切り欠きは金型の都合上のものなのか分かりませんが、これが原因でオイル洩れは生じていません。

今回のトラブルの原因は赤矢印の窪みですが、理由は幅の違いだとすると"アルミ棒で柵を設けてガスケットのはみ出しを防ぐ”ことで防止できるのではないかと考えました。

アルミ棒の周囲の隙間を完全に埋めるとなると次元の違う困難さがあり、剥がれる恐れのあるメタルパテを使うか、単純な形に窪みを追加工して、ソレにぴったり合う形のキーを作り嵌めこむという方法も考えられますが、コストや強度的な不安という別な問題がありますね。

ともあれ、今度のツーリングで結果は判明すると思いますので・・・

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エボロッカーオイル洩れ対処法

2007年09月21日 | オイル洩れ

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”エボロッカーオイル洩れ再び”の続きになります。

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まずロッカーカバーにボール盤で穴を開けてしまいますが”エボロッカーオイル洩れそして・・・・②"で紹介いたしましたSさんの施行例に準じたものです。

Sさんからは”穴はハの字に開けたほうが良い”という更なるアドバイスをいただきましたが、考えを廻らした結果まっすぐに開けることにいたしました。

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穴の場所は目見当ですが、まずまずの結果です。

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アルミの棒もSさんの指定サイズより細い2mm径を使ってみます。

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アルミ棒を成形するのは中々難しいのですが、差し込む幅が合えばこのように・・・

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同じような色なので画像が分かりにくいと思いますが、矢印は5mm厚のフラットバーを利用した特製当てがねを使いアルミ棒を押し込んでから、更にハンマーで叩いて溝の深さ(1.9mm)より僅かに太いアルミ棒を潰して平らに仕上げます。

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溝にガスケットをはめ込んでみても良い具合です。

続きます。

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僅かの違いでオイル洩れ

2007年09月18日 | オイル洩れ

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オイル洩れの話題が続きますね。最近のモデルはエンジンの内側に設けるオイルラインが増えたのでオイル洩れのトラブルは減りましたが、旧モデルは外に露出するラインが多いのでトラブルも多いのです。

画像はショベルヘッドのロッカーカバーにオイルを供給するラインですけれど、ラバースリーブを圧縮してシール性を保つ、単純ですがよほどヘタラない限りオイルは洩れません。

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ところがコレは様子がいささか変です。スリーブの外観が新品のようで・・・。

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画像のパーツカタログによる部品名はFITTING,rocker  arm oil lineですが、矢印が示す長さに違いがありました。

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フイッティングの長さ違いの理由は、ナットの深さとの相性的な問題なのか今のところ不明ですが、今回の場合の不具合は図をご覧になっていただくとお分かりかと思います。

油圧が掛かっている場所でリークが発生すると、洩れる量が多いので足がオイルまみれになることもありますが、その先の潤滑に問題が出ることもありますのでご注意ください。

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