ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ポスト改正案⑤

2007年01月31日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ   今日は3月中旬の気温?

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道路運送車両法の改正案パブリックコメント募集に関連した記事は、明日のバイクを考えるのカテゴリーです。(募集締め切りは本日までとなっています)

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スズキっぽいぞ!

Secyclehybrid31

ジャイアンさんのブログでは、時折、面白いバイクを紹介して楽しませてくれます。

この画像は掲載されている最新トピックのシリーズのひとつです。

色使いとカウリング付近のデザインはカタナを彷彿とさせます。

ヤマハは以前からエレクトリックスクーターを販売していますが、スタイリングは受け入れられやすくするコンセプトなのか、従来の路線から大きく踏み外していません。

このECO  CYCLESのハイブリッドシステムが完成しているのかは分かりませんが、従来のモーターサイクルのイメージをそれほど引きずることなく、近未来的でクリーンなイメージが伝わってくる秀逸なスタイリングと思います。

チョット昔話

話は変わって、ワタシが都内をバイク通勤していたのは、かれこれ30年近く前です。

今のショップを始める時に売り払ってしまいましたが、ドカティ450デスモ、ヤマハSR400、ホンダCB125JX、それにフェアレディSR311もありましたから、当時26歳としては道楽者でしたね。

ちなみに全部自分のサラリーで入手したものですから、念のため。

勤めていたのは外資系の会社で、ボーナスも40万くらい出て、しかも会社の寮暮らしでしたから可能だったのでしょう。

難物はドカティで、右チェンジ、左キック、クリップオンハンドルと当時の日本車ではありえない組み合わせで、しかもキックは全体重を乗せても降りないくらい重いのです。

今でも思い出すのは、通勤渋滞の中を目白駅の前までたどり着くと、それまで30分走っているのでエンジンは完全に暖まって、季節によるとオーバーヒート寸前。

クラッチは切れなくなって、止まる寸前にミッションをニュートラルにする必要があります。

キックスタートは前述のように左側ですから、跨ったままではキックができないし、サイドスタンドもないので、降りてスタンドを立てる必要があったわけです。

そんな訳で、ニュートラルにしそびれるとクラッチを握ったまま(これも排気量の割りに結構重く)目白駅のまえで信号待ちしていると、エンジンを吹かせば前に進んでしまい、かといってストールさせたくないしというジレンマでした。

450デスモを買ったのは、会社の先輩が750SSを持っていて、涎を流しながら眺めていたのですが、当時でも750SSは手に入らず、笹塚の○山モータースにも通った思い出があります。

750SSの魅力の一つは排気音で、一緒に走っていると自分の450デスモ(ノーマルマフラー)の音は全く聞こえなくなるほどの爆音ですが、キレイな音色でしたね。

それに較べると、爆発的な人気を博した、後のマイクへイルウッド レプリカの900はさほどの音色ではありませんでした。そういえば初期のM/Hは標準でコンティマフラーがついていましたっけ。

この頃の時代的な特徴は、マフラーには消音器さえ備えていればOKで、1986年に近接騒音の規制が施行されるまでは寛容だったわけです。

いや、そうではありませんね。自由奔放に楽しみすぎたため規制ができたわけです。

レーシングチャンバーで走っているのも居ましたからね。

今は?

ビッグスクーターの流行りは、ホンダヒュージョンのリバイバル人気がきっかけでしたか?それともヤマハマジェスティ?

85、6年にデビューしたヒュージョンが再生産されたことも驚きでしたが、大人のコミューターというコンセプトが、これほどの大カスタムブームになろうとは。

オートマティックミッションとスポーツマフラーの組み合わせは、切れのよさと悪さが両立せず私的には少しも魅力は感じませんが、随分と多くの「その組み合わせ」は街を走っています。

通勤渋滞は30年前から解消されるどころではなく、道路のキャパシティーがホトンド増えていないのですから、結果は押して知るべしです。

環状線が完成して渋滞が解消されたら、便利になってまた渋滞したというロンドンがそうであったように、交通渋滞は永遠に解消されないかもしれません。

せめて濁点が取れたら・・・・。

音を文字で表すのは難しいのですが、

ドッドッドとかダッダッダトットットとかタッタッタになればイメージ的に10dbくらい下がるような気がします。

それでも、加速騒音で73dbの排気音のシュシューより楽しめるはずです。

さもないと、通勤時間帯は単体ガソリンエンジンが禁止されて、電気かハイブリッドだけしか走れなくなってしまうかも。

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パブリックコメント送信完了!

2007年01月30日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ   今日は3月上旬の気温だそうで、明日はもっと暖かい?

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表題のように、ワタシは本日パブリックコメントをメールで送信いたしました。

内容は、このブログでずっと書き連ねたことの集大成です。

ここで「パブリックコメント募集!⑨」の記事について訂正というか、補足を書かせていただきますと、記事中にEUの加速騒音値がありますが、どうやら計測方法が日本とは異なり、直接比較することには無理があるようです。コメントでもJIS規格について補足をいただいていますが、ギアポジションや距離の違いを加味すると、4~5dbの違いということだそうです。

いずれにしても、現在では日本の規制が一番厳格なのですけれど、EUの環境に関する規制が厳しくなるのは加速中だそうで、いずれ日本を追い越すのではないかという見方もあります。

ワタシは、せめてヨーロッパと同等の規制値を暫定的処置にするように希望したのですが、そのうちにはEU規制値が厳しくなってしまうかもしれません。

今日も気のきいたことを書こうと、過去の記事を振り返って読み直してみたら、ワタシは大変なエネルギーを注いでいたのに気が付きました。パブコメを送った達成感で気が抜けました。

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スーパーグース

2007年01月29日 | 日記

人気blogランキングへ   天候の回復が早く、思ったより暖かい一日でした。

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先日シルバーストーンでのショットで紹介したスーパーグースです。

長い間、あるライディングギアのショップに展示用として預けていましたが、ようやく帰還したわけです。

当時のビッグシングルを対象にしたレースはB.O.T.T.(バトル  オブ  ザ  ツイン)のシングルエキスパートクラス(350CC以上、改造無制限)を筆頭に、ここでもホンダとヤマハをベースとして熾烈な戦いを繰り広げていました。

ワタシも当初はヤマハSRXをベースにレース活動を行なっていましたが、ピストンやカムなどのベーシックなレース用パーツも豊富で、割と手軽に制作できるのは魅力でした。

その頃のツクバサーキットは、一般のロードレースも盛んなこともあって、溢れるばかりのバイクと観客が押しかけていて、今から思うと夢のようでした。

熾烈な戦いは、モアパワーの方向に行き、何しろ改造無制限ですからエンジンは巨大化に進む一方で、コストアップにつながります。

量産エンジンベースのレースチューンは、メーカーの設計も想定外の域まで達し、ある時点でいきなりパワーと引き換えに信頼性を失ってしまいます。

SRXのシリンダーがパックリ割れた時は唖然といたしました。

当時は”新しい物好き”で知られていたワタシは、グースの市販デビューに飛び乗り、巨大化のアンチテーゼとなるべくコンセプトを立てました。

当時の125クラスの市販レーサーはホンダRS125だけでしたが、45馬力/車重75㎏でもツクバサーキットでは1分00秒台のラップタイムが可能でしたから、60馬力/車重100㎏であれば同等の性能を発揮できるのではないかという仮定です。

まあ、ちょっとしたドン・キホーテみたいなものです。

エンジンのモトはオフロード用の250であるし、誰も勝ち目があるとは思わなかったようです。

Simg_0107_4

お世話になったことは何時までも忘れません。ベインズ・レーシングには敬意を表します。

Simg_0109_3

この車両は言わばⅡ型というべきなのか、シートレールを取り外して、カーボン/ハニカムの一体構造にいたしました。

シート下はご覧のように、スッカラカン。

当時の騒音規制ではこのサイレンサーでも許されました。

レース期間は、他のバイクも同等以上の音量を弾きだしましたから、このグースだけのサウンドを聞くことができませんでしたが、ススキ系の走行会でデモンストレーションしたときだけ、官能というしかないほどのサウンドを堪能できました。

Simg_0108_7

ステッププレートは当時まだ珍しかったカーボンの積層プレート。

ペダルの根元付近にあるのは、サイドスタンドスイッチを利用したキルスイッチ。ドラッグレーサーのエアシフターにヒントを得て、ノークラッチでシフトアップできるアイテムです。この後に一般のロードレースでも大流行!

次の機会には、カウリングを外した写真を紹介したいと思います。

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パブリックコメント募集!(10)

2007年01月28日 | パブリックコメント関係

人気blogランキングへ   今日も昼間は暖かい一日です。

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昨晩の「トリビアの泉 スペシャル」はご覧になったでしょうか?

その中の「やぶさめは馬以外の乗り物では何が良いか」のトリビアの種では、軽トラックの荷台、サイドカーのパッセンジャーシート、競艇のボート、果てはジェットコースターなどに実際に乗って矢を射って検証していました。

コメントで、「競艇のボートが波を打ちながら進むのが、馬のフィーリングに似ている」と話しているのが印象的でした。

バイクは以前から”鉄馬”と言うくらいですから、特にシングルやツインのエンジンが好きな方は、馬の走るリズムとエンジンの鼓動感に共通性を求めるのかもしれません。

日本では?

さて、少々旧聞のようですが、つつましい日本、軽自動車の売り上げ好調という朝鮮日報の記事がありましたが、視点が違うと論調も異なるのは当たり前の話で、ワタシは日本のモータリーゼーションの成熟と見ています。

京都議定書をアメリカが批准しない理由の一つとして、経済の停滞の可能性を上げていましたが、ガソリンの削減目標を一般教書演説で表明したり、ほぼ同時期にヨーロッパも温暖化ガスの20%削減目標を提案しています。

勿論他の理由もありますが、狭い日本の道路ではコンパクトな軽自動車のほうが理にかなっているのは明白です。

S37_5 引用元はコチラ

こういったコンセプトのトランスポーターは、特に最初というわけではありませんが、バイクの大手メーカーが真剣にやってこなかったのは疑問に思います。

日本の道路行政(国土の狭さもありますがね)の先を見なかったことは、大いに反省すべき点でありますが(騒音問題の責任も?)、アメリカのプールレーンを見習うわけにも行かず、せめて本気で渋滞を解消する気があれば、エコの観点からも是非実用化していただきたい。

とうもろこしが・・・。

代替エネルギーに興味があれば、ニュースではとうもろこしの急騰も度々言われていることに気が付いていると思います。

S3_94 引用元はコチラ

現在の原油価格は50ドル代に落ち着いていますが、30ドル前後の水準が続いたときから見ると随分高く、中国などの需要の伸びから、以前の価格水準には戻らないという見方です。

S4_85 引用元はコチラ

勿論ご存知だと思いますが、自動車やバイクに使うガソリンはほんの一部であり、優先順序では随分後ろになってしまうかもしれません。

グリーンフューエル?

S40_2 引用元はコチラ

みどりの油田とかは聞いたことがあるでしょうか?

農作物などを原料にエタノールを生産することですが、高騰を招くと弊害があります。その点でも有力なのは”藻”です。原油価格の上昇がこうしたプロジェクトの後押しをしています。

50年後から・・・

運良く、小惑星の地球への衝突や温暖化による海面上昇が避けられたとして、50年後に西暦2000年前後を検証してみたらどうでしょう。

人間が火を使うようになってから、現在まで自由に火を使っています。

ところが50年後には「炭素化合物の酸化を大気中に行なってはならない」という法律があるかもしれません。つまり火を燃してはならないということです。

いやいや、炭酸ガスを地中に固定する技術が本格的に実用になるでしょう。

しかし、人類の長い歴史のなかで石化燃料をこれほど大量に消費した時代は、ほんの僅かに過ぎないはずですから、クルマやバイクに自由に乗れたワタシたちは幸福と思わなければなりませんね。

それを考えると、今回の道路運送車両法の改正案など小さいことかもしれません。

いや、それだけに楽しい乗り物の終焉をコンナかたちで迎えるのは納得いきませんね。

皆様、あと3日でパブリックコメントの募集が締め切られます。是非とも良くお考えの末、コメントを送ってください。

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科学的思考法の勧め

2007年01月27日 | 書籍

人気blogランキングへ   桜が咲く気温だそうです。

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S1_121 新潮文庫

著者カール・セーガン(1934-1996) ニューヨーク生れ、シカゴ大学大学院で博士号取得。

専攻は惑星科学。’78年「エデンの恐竜」など宇宙・天文に関する一連の著作でピューリッツアー賞受賞

’80年に発表された「コスモス」は空前のベストセラー、TVシリーズは世界60カ国で放映。

’97年火星着陸に成功したNASAのマーズパスファインダー探査機の着陸船を、博士の貢献にちなんで、カールセーガン記念基地と命名される。

宇宙人による誘拐、交霊術、テレパシー超能力・・・世にはびこる数々の似非科学を一つ一つ論破し、なぜ、「科学では割り切れない現象」などありえないかを明快に説く。科学する心、つまり「懐疑する精神と不思議さに感嘆する感性」があれば、科学のふりをしたトンデモ話に惑わされないはずだ。”科学者の良心”セーガン博士の遺書的エッセイ。(本書の解説より)

この文庫本を手に入れたのは5.6年前だと思う。最近やっと上巻を読み終えたばかり。しかし下巻は何処へしまったのだろう。

ワタシ達は科学技術の発展により高度な文明を享受していますが、反面、様々な弊害にも悩まされています。

それは、現代において科学の初歩も知らないのは、過去のどの時代ともくらべものにならないぐらい危険だということだ。オゾン層の破壊、大気汚染、有毒放射性廃棄物、酸性雨、表土の浸食、熱帯雨林の破壊、指数関数的な人口増など、地球的規模でさまざまな危険信号が出ている。こうした問題について一般市民が何も知らないのは、とてつもなく危険で無謀なことだといわざるをえない。

調査によれば、アメリカ人のおよそ95パーセントは科学のイロハも知らないという。この数字は南北戦争以前に読み書きのできなかったアフリカ系アメリカ人の割合と同じである。

知識を得るための道具という点では、科学はとうてい完璧などといえた代物ではない。

ただ、人間が手にしている道具のなかでは、いちばん”まし”だというだけのことだ。この点一つをとってみても、科学には民主主義と似たところがある。科学は人間の進むべき道を教えてくれないけれど、どの道を選べばどうなるかは、はっきりと示してくれる。

科学的な思考法は想像力を必要とすると同時に、訓練によって鍛えられたものでもある。

そして、まさにその点こそが、科学を成功している理由なのだ。科学は、たとえ予想に反していても、事実は事実として受け入れるようにわれわれを励ます。また、仮説はいくつも用意しておいて、事実に一番合うのはどれかを見きわめなさいと教えている。そして、新しいアイディアが出れば、それがどんなに奇妙なものであっても心を開いて受け止める一方で、新しいアイディアであれ定評ある学説であれ、とことん疑ってみるよう強く迫るのである。

こうした思考法は、めまぐるしく変化する時代の民主主義にとっても欠かせない道具になてくれるだろう。

科学が成功したもう一つの理由は、その核心部にエラー修正機能が組み込まれていることだ。

エラーがあれば修正するというのは、なにも科学だけでの特徴ではあるまい、と思う人もいるかもしれない。しかし私に言わせれば、自己批判に努めたり、自分の考えを外界と照らし合わせたりするとき、人は科学しているのである。

逆に、ご都合主義にはまり込んで批判精神をなくし、願望と事実とを取り違えているようなとき、われわれは似非科学と迷信の世界にすべり落ちているのだ。

「権威者の言うことは信用するな」というのは、科学の偉大な戒律の一つである。

気分さえよければ真実かどうか気にしないというのは、金さえ手に入れば汚い金でもかまわないというのと同じくらい倫理的にたちが悪い。(1950年、「季節のめぐり」エドマンド・ウェイ・ティール)

最近日本でもスピリチュアという言葉を良く聴く。

英語のスピリット(精神)という言葉は呼吸するというラテン語に由来する。我々が呼吸しているのは空気であり、どんなに薄くとも物質であることに変わりない。つまり普段の使われ方に反して、「スピリチュアル(精神的な)という言葉は、必ずしも物質(脳を構成する物質も含めて)以外のもの、あるいは科学の範疇外のものを指すわけではないのである。

青字は本書からの抜粋引用ですが、正しい内容を伝えるには、あまりにも限定的であることをご了承ください。ご興味があれば是非購入されることをお勧めします。

しかし、考えてみれば、ワタシのバイクの故障を解決する手口は、博士の科学的思考法とソックリなのです。

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パブリックコメント募集⑨

2007年01月26日 | パブリックコメント関係

人気blogランキングへ   今日は、また日差しが暖かい一日です。                  

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道路運送車両法の改正案パブリックコメント募集の締め切りは何回も言うようですが、来週の水曜日が締め切りになっています。1月最後の週末にジックリ考えて応募する方も多かろうと思います。

交換マフラー等に関する自動車騒音問題の現状は、ある読者の方から教えていただいた資料ですが、ワタシも以前見たことがあったのに失念していました。

PDFはコピーペーストできませんので不便です。

この中のP29にはヨーロッパ諸国のマフラー規制の実態があり、イタリア以外では”認証マフラー”が設定されているのが分かります。

現在はEU圏内は統一されているのでしょうけれど、加速騒音の規制値をご存知でしょうか?

  • モペット  25km/h以下       66db
  • モペット  26km/h以上       71db
  • 80cc以下                75db
  • 81~125                77db
  • 126cc以上               80db

測定方法は97-24C9

測定方法が日本と同一かどうかは今のところ確認できていませんが、同じ国際基準と思われます。

日本での軽2輪以上の規制値の73dbとの差は大きすぎます。

特に並行輸入車(逆輸入車含む)は、今まで保安基準にはっきりと不要とされていただけに暫定として80dbの猶予期間を設けるべきではないでしょうか?

リプレイスマフラーに関しても、同じことを要望したいと思います。

政府認証マフラーが世界的趨勢となれば、日本でも受け入れざるを得ません。しかしここでも何回も申しているように、過度の規制は業界を潰しかねませんし、適応年式以外の確信犯的なアウトローを排除することもできないのが明白であるとすると、ソフトランディングさせる方策をもう一度考える必要があると確信いたします。

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クランクバランス②

2007年01月25日 | エンジン

人気blogランキングへ 今日は風も冷たく、冬らしい天気です。

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S39_4

先日のシルバーストーンでのワンショットですが、スーパーグースと顔をつき合わせているのは、ドカティのスーパーモノという言わば市販レーサーです。

今から思うとこの辺りが、いわゆるシングルレース(4サイクル単気筒のロードレース)がピークだったのでしょうか。

このスーパーモノは公道バージョンの発売が期待されていたのですが、とうとうされずじまいでした。確か600万円!くらいしたような記憶があります。

S38_7

この図はワタシの妖しい?記憶により描かれていますので、間違いがありましたらご指摘お願いします。

ビッグシングルエンジンはLツインの前側を残して設計し直されたはずで、90°Lツインの優れた振動特性を生かした独創的なアイディアが見られます。

つまり、Lツインの後ろ側のピストンの代わりにバランサーを設けて、コンロッドBにより動かして、ピストン上死点と下死点の中間位置のカウンターバランサーと釣り合いを取っています。

良いとこ尽くめのエンジンに見えますがウイークポイントがあり、それは低い重心と引き換えにホイールベースが長くなり、ソレとともにクランクセンターがシリンダーのお陰で重心が後ろにあるため、前輪荷重が不足してしまうのです。

ツクバでのレースでは、435ccのスーパーグースと550ccのスーパーモノは同じようなラップタイムであったのは、そういった理由も考えられます。

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パブリックコメント募集⑧

2007年01月24日 | パブリックコメント関係

人気blogランキングへ   今日も昼間は暖かい一日です。

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今回の道路運送車両法の改正案パブリックコメント募集も残すところ1週間となりました。

このブログのアクセスを分析すると、改正案に興味を示す方が非常に多いのが感じられます。

しかしユーザーの方には勿論、バイク業界に多大な影響を及ぼす今回の改正案に対しての温度差が大きいのも事実です。ユッキーさんのブログでは各社の対応を調べていますが、考えようによってはマフラーメーカーよりも影響が大きいのではないかと思える、逆輸入車の販売会社は表面的には反応が見られません。

また、各メーカーも既定事実として受け入れてしまっているのか、傘下の販売店に情報を伝達することも為されていないようです。

過去を紐解くと・・・。

ワタシは、不正改造防止法でトレンドが変わったと前述いたしましたが、今回の改正案では読み取れないことも、”道路運送車両の保安基準の一部改正(自動車騒音規制の強化)に係るパブリックコメントの募集結果について”を読んでみるのは良いでしょう 。

これは平成13年騒音規制に関するパブコメの集計結果だと思いますから、53件という応募が多いのか少ないのかも考えるべきで、内容を見ると寄せられた意見にことごとく押し切っています。

著作権を表示してありますから、コピペはできませんので一部を要約すると、

消音器の不正改造車の取り締まりをもっと強化するべきではないか、現在の規制値を守ることを徹底すべきであり、規制強化には反対、新車の規制を強化しても、違法改造車には関係なく結果的に違法マフラーを助長することになる、レース用の消音器など明らかに違反していると思われる消音器の販売に対し規制を行うべきではないか。

など、今回のパブリックコメントにも書きたくなるような文面があります。

それに対して当時の運輸省は、

 不正改造車の取り締まりに関しては、近接排気騒音規制により、道路運送車両法による自動車の継続検査(いわゆる車検)の他、警察当局とも連携し街頭での検査取り締まりを行っている。また、毎年6月には「不正改造車を排除する運動」を全国的に展開し、街頭検査のほか、自動車ユーザーに対する不正改造防止の呼びかけ、関係者の指導を行っている。

しかし、これらが効果がなかったので、今回の強化策ということです。

このときの改正で加速騒音は75dbから73dbに下げられています。

つまり、このときに今回の改正案は既定路線になっていた可能性もあります。

73dbの規制値は?


平成11年の改正案に対する数少ないパブコメにも「規制値が厳しすぎるのではないか」という意見はありますが、加速走行騒音の測定方法は50km/hからフル加速したうえの騒音値を7.5mはなれた場所で測ります。

S35_5 写真はハメコミ合成です

73dbという騒音の大きさは想像しにくいと思います。写真は弊社の直前の道路ですが、大き目のトラックの走行している車線までの距離は目測10mとして、特に加速していなくても、乗用車が1台含まれるかもしれませんが、約76dbです。

このときに耳に判断できるノイズは、主にタイヤノイズで排気騒音は聞こえません。

Img_0098

ちなみに道路上に走行する車両が切れた時は、約62db。

測定方法の上では暗騒音ということになります。

このことは、トラックのタイヤノイズが大きいということを立証したいのではなく、73dbの音量レベルを想像していただきたいためです。

0101cb13sf__2006011

73dbがバイクにとって加速騒音の規制値として厳しい現実をもうひとつ。

バイクには当然タイヤは2つしかありませんから、タイヤノイズに関しては有利です。

しかし、エンジンがクルマのようにボデイに覆われているわけでなく、駆動系もむきだしです。

写真のCB1300はホンダの大型バイクの主力商品ですから、当然日本国内の型式指定を受けており、加速騒音もクリアしています。

しかし、あるマフラーメーカーの測定試験ではノーマルマフラーでもギリギリだそうで、しかも可変バルブのデバイスを備えています。

排気経路内の可変バルブは、ライダーが任意に操作できなければ、意図的にコントロールされることは許されています。

このデバイスは騒音軽減のためだけではないかもしれませんが、ワタシが聞くところによると、ある条件下の加速状態では作動して音量を下げる働きをするようです。

72dbと73db

他では論じられていないことを一つ。

72dbは定常走行騒音の規制値で、73dbが加速騒音規制値ですが、その差はたった1dbです。

測定方法をもう一度考えてみると、定常走行のほうは50km/hで一定の速度です。加速騒音のほうは50km/hで走行してフル加速ですから、測定機器に一番近づいた時はそれ以上の速度が出ていることになります。そしてマフラーの出口が向いている角度を考えると、排気騒音を拾いやすい角度では、更に速度が出ていることになります。

以上のことやCB1300を考えると、排気騒音は限りなくゼロに近くないと・・・・。

更にもう一つ

平成13年規制は、バイクの騒音低減を極限まで求めているのではないかという”疑い”で、50km/hからのフル加速が日本でのシチュエーションに合致しているかの疑問です。普通はそういった運転はいたしませんからね・・・・。

タイヤ騒音、新たな近接騒音測定法

政府の関係機関では、自動車タイヤ騒音の研究新たな近接排気騒音の測定法の実験検討も行なわれていますが・・・。

エゴからエコへ?

ワタシはパブリックコメントの冒頭に「もっと分かりやすい文面で書いてもらいたい」と書こうと思っていますが、とにかく文面が理解しがたいのは事実で、そのせいかどうか前述のようにユーザーさんや業界でも反応に大きな温度差があります。

業界内の対応はGotaroさんの883R:blogの今日の記事でも取り上げてありますし、関連記事ではコメントで有意義な議論がなされています。

しかし、気が付いて人気ランキング内のブログを見渡してみると、皆様静かですね~。時既に遅しの感もありますが、皆様にも是非お願いします。

というのは、パブリックコメントの募集にはスゴク意義があると思っています。

突きつけられた改正案は、近い将来には確実に、関係者には少なからずの影響があるのは必至ですので、真剣に考えている方が多いのですから、ある意味では改正案そのものより効果があると思います。

宜しかったらコチラ「クレバーなモーターライフ」も参考にしてください。

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ポスト改正案④

2007年01月23日 | 明日のバイクを考える

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カナダからの・・・

カナダ人(50歳男性)のお客さんが突然来店いたしました。

ワタシの僅かな英語力と、彼のワタシの英語よりレベルの低い日本語での会話は、お互いに苦労しての末にドウやら通じるというもので、とてもビジネスの話にはなりません。

彼には日本人の奥さんがいるようですので、ビジネスの話には”通訳”を連れてくると話しているようでした。”ようでした”というのはワタシの推測だからです。

弊社の店頭にあるピーナッツタンクがついたエボソフィテルを、いたく気に入ったようでしたが、売れてしまっているといったら、かなり悔しそうでした。

一番可笑しかったのは、近くのディラーにも行ったらしく、身振りで鼻をツンとした様子で、相手をしてくれなかったのを怒っていたことですね。

まあ、本当に奥さん連れて商談にくるかは分かりませんが、ワタシ達もアメリカへ行った時は必死にコミュニケーションをしようとしますから、対場が逆で最初から無視されれば腹が立ちますし、親切にされれば嬉しいものです。

日本人の奥さんがいる割には日本語が喋れませんが、一度帰ってからボイス翻訳機と電子辞書を持ってきたのは、どこへ行っても不自由であるし、それでも気ままに出歩きたいのでしょう。

カナダにはパンのハイドロか何か持っているらしく、日本でもハーレーに乗りたいのだそうで、歳を聞いて「若そうに見えるよ」と言うと「バイクに乗っているから」というような身振り。

「同好の士」ならではの、久しぶりの愉快な体験でしたね。

政治のことは・・・

そのまんま東氏が知事選の当選したのはご存知のとおりですが、ニュースを見ていて感心したのは、顔つきがすっかり知事らしくなっていたことで、並みいる各政党の公認候補を尻目に芸能人の応援も断ったほどの徹底振りが当選を果たした理由なのでしょう。

心配なのは、議会がオール野党であることで、このあたりは田中長野前知事や青島元東京都知事と同じですから、選挙活動よりこれからが大変でしょうね。

退職金は出来高払いにするなどの発表は、オール野党のことを見据えてのことだと思いますが、安部政権になってから支持率が急降下発覚していることを考え合わせると、我々庶民が「金がらみの不祥事」には辟易しているのに間違いありません。

田中長野前知事が再選を果たせなかった流れでは、東氏の当選はアチコチに波紋も呼んでいるようですけれど、選挙活動をテレビでみると、「しがらみの無さ」が理解されたのが大きかったようです。

あ、政治のことはこれくらいにしておきましょう。

それで?

カナダのお客さんと、各政治問題、更にいじめ問題などは、大きさといったら比べ物になりませんが、ワタシが感じたのは「コミュニケーションの大切さ」です。

本当に必要があれば、言葉が良く通じなくても”何かが通じる”ことを強く感じました。

今日の件はバイクという媒体があってこそなのですが、国内の諸問題だって”解決しなければならない”という「共通の目標があるはずなのに」という素朴な疑問があります。

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13年前の・・・・

2007年01月22日 | 日記

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S30_7

プリントを10年前のスキャナーで取り込んだので、画質が悪いのはご容赦ください。

日付が示すように1993年9月30日のひとこまです。

状況を説明いたしますと、場所はシルバーストーンサーキットのコース脇というか外側です。

当年の1月に行なわれた日本のBOTTのエキスパートシングルクラスで、水谷氏(写真の中央)と当時弊社の社員であったM君が見事に1.2フィニッシュを果たした勢いで、ドニントンパークで行なわれた国際格式のイベントに出かけたのです。

ドニントンパークなのにどうしてシルバーストーンかというと、スペアマシン!を含めた大荷物の中継地点が必要で、A・カスカート氏に紹介していただいた”ベインズ・レーシング”の拠点が、このシルバーストーンにあったというわけです。

”ベインズ・レーシング”の拠点はショップガレージで、写真の右側手前に位置していました。

ショップの一角を借りて梱包を解き、ここからドニントンパークまで運んでもらうという、大変なお世話になったのですが、トレーラーに積み込む前の記念写真ということを想像してください。

日本人のスタッフはボランティアで、ここで確認しておきたいのは、隣の女性はワタシと個人的には何ら関係はありません!

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