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FLのように巨大な”バナナキャリパー”がフォークにフローティングマウントされていると、アイドリング時にはガタガタ結構おおきな音が出ることがあります。
画像の車両も例にもれず、キャリパーを外してみれば赤矢印のブッシュは磨耗しているし、ピンは赤両矢印のようにグラグラ。前オーナーも気にしていたようで、黄矢印のようにゴム板が貼ってありますが効果なしです。
ピンのガタツキは”バナナキャリパー⑧”で解説してあります。
オーバーサイズのピンを作って交換すれば解消するはずですが、矢印で示す部分は肉厚が薄く注意しなければなりません。
ところで矢印のイタバネはご覧になったことはありますか?
これは画像の車両に付いていたわけではなく、ジャンク品から見つけ出したものです。これ自体が純正品か不明ですが、同形状のものは41768-73という品番の純正部品(73~78)で、バイブレーションダンパークリップという名前があります。当時からキャリパーのガタツキが問題になっていたのでしょう。
実際に付けてみると?
ダンパークリップは黄矢印のようなモーメントを発生させて、キャリパーを赤矢印の方向に押し付けます。
この車両のようにブッシュの磨耗が大きいと、ブレーキレバーを握れば緑矢印の方向にキャリパーの先端では5mmも動きます。
特に今回のように新しいパッドを取り付けた場合では、キャリパーがブレーキローターに対して斜めになるために、パッドの角が常にローターに接触してしまうので”引きずり”状態になり具合がよろしくありません。
この部品がジャンクになっていたのは当然で、ブッシュを新しいものにするのが先のようです。
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