ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

オイルタンクブリーザー

2008年03月27日 | オイルタンク

人気ブログランキングへ 今日は暑いようです。桜は一気に咲きそう。  

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

*訂正 以前の記事”第35回東京モーターサイクルショー”内の記事に誤りがありました。       小池議員のトークショーの開催日が3月26日になっておりましたが、正しくは3月29日(土)午前10時30分からの予定です。謹んで訂正させていただきます。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

193_2

エンジンは好調なグースですが、少々問題を抱えていまして、矢印のオイルキャッチタンクからブリーザーガスとともに出るオイルの排出量がチョット多いのです。

矢印はクランクケースからのホースで、矢印はオイルタンクからのホースです。

192

これがオイルタンクの出口ですね。

191

これはクランクケースからのホースで、ご覧のように乾いています。

ここまでの事を考えると、ホースの連結は純正オイルタンクと同一ですが、ドライサンプ方式の多くはハーレーダビッドソンを代表として、オイルタンクのブリーザーがクランクケースに直接つながっており、このようにキャッチタンクを介して大気放出、いやエアクリーナーに連結してはおりません。

190

解決方法です。

バルブクリアランス調整用のカバーに穴を開けて、オイルホースのアールズ製フィッティングをチョット加工し・・・・・。

189

連結方法を変更いたしました。

この方法は思い起こすと”スーパーグース”と同じでした。

188

処置をしてエンジンを掛けてみましたが、とりあえず解決です。

というのは、メーカーが量産車に採用する方法は、例え一般的ではないにしても何らかの理由があるはずです。スーパーグースはサーキットしか走っていませんので、この例は長めの試運転で弊害がないか確認する必要がありますね。

人気ブログランキングへ いよいよ明日は東京MCショーの開幕です。3日間通うことになりましたが、明日は模様をアップできると思います。まだランキングポイントは追いつかれそうですから、応援クリックよろしくお願いします。


オイルタンクは・・・

2007年03月19日 | オイルタンク

人気blogランキングへ  近々暖かくなる予報です。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

S1_130

オイルタンクを外すと、普段は手が届かないところだけに汚れています。

S2_117

少々手間を掛けるとキレイになります。汚れたままでは気持ちが悪いですね。

S4_90

オイルタンクはバッテリートレイと一体になって、画像のラバーマウントでフレームから支えられていますが、上段のように変形してしまいます。下段は新品です。

S3_102

タンクをフレームに取り付ける場合は、矢印のところのブレーカーをクリップから外すと、速やかに作業が行えます。このときにフレームに干渉するタンクキャップを外しておきますので、ゴミなどがタンク内に入らないようにオレンジ色に見えるウエスを詰めておきます。

人気blogランキングへ オイルタンク下の汚れが気になる方も、ソウでない方も、クリックお願いします。


オイル交換しても?

2007年03月17日 | オイルタンク

人気blogランキングへ  ここのところ日が沈むと真冬のような寒さです。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

S33_21

画像はショベルエンジンモデルの純正オイルタンクです。

ドレンからオイルを抜いても、ご覧のようにタンク内は・・・・・。

S34_16

何回かガソリンで洗浄しても、矢印のようなヘドロは残ってしまいます。

S31_30

長いドライバーの先にウエスを巻きつけて拭き取ってみると、メタリックなヘドロが・・・。

S35_8

その後も洗浄ブラシで内側を擦ってみたり、パーツクリーナーを吹き付けてみたりと、あらゆる手段を使い、ようやく完全に洗浄が完了しました。

S36_5

タンク底はオイルの供給ラインですからホトンド圧力は掛かりませんが、なんとなくオイルで湿っています。

S32_24

フィッテイングを付け直して、ホースも新品に交換します。

ハーレーのエンジンはドライサンプであり、オイルパンがエンジンの下にある単純なウエットサンプと違い、ホースによりオイルがアチコチへ行ったり来たりで、そのホースの中にも汚れたオイルが残ってしまったりもします。その上クランクケース内にも300~400ccのオイルも残りますから、オイル交換してもタンク内のオイルはすぐに黒く見えてしまいますね。

エンジン内部のオイルをすべて残らず抜くことは、オーバーホール時でないととても無理ですが、タンク内をたまに洗浄することは悪くないと思います。

人気blogランキングへ オイルタンクの中が気になる方も、ソウでない方も、クリックお願いします。


オイルタンクキャップ

2006年10月06日 | オイルタンク

人気blogランキングへ   100%雨の予報通りのどしゃ降りです。台風の影響は思ったほどでもありません。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

S42_9

'82年モデルまで使われていたオイルタンクキャップです。

上のつまみを締め付けて密閉する構造ですが、これはどうも具合が悪く、一杯に締めてもグラグラします。これではエンジンを掛けるとオイルが洩れるのは必至です。

こうした部品の一つ一つが秀逸なデザインというのも”古いバイクならでは”です。

S45_4

緑矢印のコルク製パッキンがヘタっていますが、皆これくらいは普通にヘタっています。しかし良く見ると赤矢印の爪が曲がっているではありませんか。

S44_4

このコルクパッキンはまだ純正部品も入手することは可能で、法外?なジャパンプライスでも580円です。

ハーレーダビッドソンにおける最大の魅力の一つは、こうした旧年式のパーツも簡単に手に入れる事が出来る事です。

S43_7

キャップの内側のEクリップを外して・・・・

S41_9

ツマミをクルクル回せば、このように分解できます。矢印のところにもシールのOリングがありますので要注意です。

分解して曲がった爪を修正すれば、オイル洩れの悩みから開放されます。

人気blogランキングへ  さらにランキングに異変が!


オイルタンク加工

2006年07月23日 | オイルタンク

人気blogランキングへ  ランキングトップ維持はとても喜ばしいのですが、ポイントが伸びるともっと嬉しいです。

Simg_0092_1

例のリメイク中のFXですが、なんちゃってローライダーのときから付いていたオイルタンクを、以前メッキし直しておいたので仮付けしてみたら、どうにも具合が悪いし、カッコ悪い。

この手のカスタムオイルタンクは80年当時から価格もそれほど変っていません。まあ当時は¥250/$ということもありましたが。

¥250/$のレートで、アイテム数は現在の数百分の一、情報も数十分の一と思われ、それでも当時のハーレーオーナーは熱く、ヒトと違うハーレーのために血道をあげていました。

オイルタンクの内側にバッテリーを収めるアイデアは歴史が古く、ガソリンタンク右側のオイルタンクがシート下に移設して以来長らくコノ方式でしたが、1965年にエレクトラグライドが発売され、スターターモーターのための大きなバッテリーが納まらなくなってから、ショベルで見かける四角いオイルタンクがバッテリーと横に並ぶようになりました。

バッテリーの大きなFLでは無理でしたが、デビュー以来大人気のローラーダー(FXはホトンド見掛けもしなかった)では小振りのバッテリーがそのまま使えるため、外観がスッキリするバッテリーinオイルタンクは高価でしたが効果も高く、絶好のアイテムだったわけです。

しかし、ソフィテルが発売になりバッテリーinオイルタンクが純正採用されるとプレミアム性がなくなり、ワタシもリジッドフレーム以外にはアマリ取り付けることもなくなりました。

このリメイクFXではストックスタイルがコンセプトに合うののかなと思い、どうせ手間を掛けるなら純正タンクにしましょう。

Simg_0094_1

ホコリにまみれた姿が物語るように、ジャンクから純正タンクを引っ張り出しましたが、例のテックサイクルのスターターモーターは大きく、ヒドク干渉してしまいます。

Simg_0099_2

バッテリートレイを切り刻んで・・・・。

Simg_0103_2

こんなに小さくなってしまい、バッテリーはどうするの?

Simg_0100_1

スターターモーターと干渉するタンクのブラケット部分は切り取って、ネジきりしたスペーサーを取り付けます。

直接溶接するとタンクにクラックが入るのは目に見えていますから、適当な厚さのプレートを介して取り付けます。

Simg_0101_5

バッテリーは純正より小振りなオデッセイが使い勝手がよろしいです。

Simg_0102_3

タンクとトレイのつなぎ目は結構負荷が大きいので、シッカリ固定しておきます。

カスタマイズはコチラを弄ればアチラが立たずという例がとても沢山あります。発注する側(つまりユーザー)には勿論予算という枠がありますが、ガチガチの枠では返って仕上がりが悪いという事もご承知ください。

人気blogランキングへ 


バレルオイルタンク

2005年11月08日 | オイルタンク
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

s-IMG_0212

ここのところずっとリメイク作業しているショベリジのバレルタンクです。独特のスタイルで人気がありますね。オイルフィルターが付いていなかったので今回はもちろん付けましたがオイルタンク内の洗浄もいたしました。オイルフィルターを省略してしまうとタンク内はスゴいことになっていますぞ。ホースが付くフィッティングを外してフタをし、ガソリンをいれてよく振れば中はキレイになります。

s-IMG_0208

説明の写真の順序が逆になりますが、この手のタンクはポンプに行く配管の取り出し口が一番底に付いています。これではフィルターが付いていないと金属粉やゴミが全部オイルポンプに行ってしまいます。ワタシはこのようなタンクは取り出し口を作り直して、このように20mmくらい立ち上げたモノにします。

s-IMG_0195

部品はこのようなアルミの丸棒から削りだします。材質は溶接のしやすい5056材ですね。貫通した穴を開けるには、まずセンタードリルを使って下穴を開けてから目的のサイズのキリを使います。

s-IMG_0197

穴を開けて外側を削ったら、突っ切りバイトで切り離します。細い部分がパイプ上になりタンク内に入りますが、肉厚を薄くしすぎると折れる心配もありますので肉厚は3mm程度でしょうか。

      s-IMG_0202                                                                 

ホースが入るフィッティングのネジはテーパーネジですから、削りだした取出し口もテーパータップでネジ切りしておきます。名前の由来は分かりませんが1/8PTというタップです。水道関係の工具屋でも売っていますね。

s-IMG_0204  

タンクに穴を開けたら、内側のバリを取ります。リューター等で削り落とすと細かい切り粉が出てしまい掃除が困難になってしまうので、このようなバリ取りの工具を使います。あとは溶接して完成ですね。

s-IMG_0210

穴をあけるのに使ったステップドリルとバリ取りです。薄板に大きな穴をあける場合は通常のドリルよりこのようなステップドリルのほうがチャンとした丸い穴が開きます。大きなドリルキリを使って薄板に穴を開けると三角おむすびのような形になります。