ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

仕上げ

2006年11月30日 | 金属加工

人気blogランキングへ 今日は晴れていても寒く、いよいよ本格的な冬の到来でしょうか。

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ロウ付け②で紹介したシーシーバーにテールライトが付きました。

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プレートは穴あけ③で紹介したものです。上側のラインはチョット遊んでみました。

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上の図はシーシーバーの丸棒とプレートの断面図ですが、凹んだ面にはメッキ行程の特性上、左の図の青矢印が示すようにメッキがノリづらくなってしまいます。できればメッキをする部品はこうした凹みができないように作ればようのですが、今回の場合は右の図の水色矢印の示す黄色部分は多めに熔接で盛っておきました。

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そして更にロウを盛って・・・・。

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エアリューターを駆使しても、最終的には研磨布を使って手仕上げです。平らなプレートは面を出しておかないとメッキが終わったあとにガッカリします。使い終わった研磨布が山のように・・・・。

通常はメッキを外注にだすとバフを使って研磨もしてもらえますが、仕上がりはアナタまかせになります。

特にバフが入らない細かいところは磨きキズが残ったままメッキがのりますから、それが嫌な場合には自分で細かいサンドペーパーで磨いておくと良いでしょう。

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激辛!?

2006年11月29日 | グルメ?

人気blogランキングへ 今日は予報通り暖かく過ごし易い一日で・・・。

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これは九州の高菜漬けで、写真では見ただけでスゴク辛そうですが、実物はもう少し黒っぽくてそれほどには見えません。

ところが、箸でひとつかみ口に入れてしまったら、それは大変な事になります。

熊本出身の友人によれば、関東の白菜漬けのように一般的で(最近はそうでもありませんが)、辛さにもグレードがあるそうです。

ワタシはそれほど辛い物好きというわけではありませんが、これはヤミツキになりました。

白飯にも味噌汁にも合い、食欲増進で食べ終わると、この季節でも汗びっしょりになります。

S2_104 ウエブ情報

高菜漬けを知ったのは、この九一麺のイベント企画である移動店舗が近所で営業していたからなのです。

移動店舗は3ヶ月くらいの営業で、すでに引っ越してしまいましたが、営業していた時は回転待ちのお客さんが列をなしていました。

九州のラーメン屋では高菜漬けが調味料としてテーブルの上においてあるそうで、慣れない関東のひとのために「入れすぎ注意」の注意書きがありました。

ワタシのお勧めメニューは長崎皿うどんで太麺と細麺がありますが、関東では見たことのない細麺は揚げてパリっとしていて、口に入れるた次の瞬間に消えてしまうような食感がユニークです。

お近くにお店がありましたら是非お試しあれ。

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ステップドリル

2006年11月28日 | 工具その他

人気blogランキングへ 今日も雨曇りでしたが、明日は暖かくなる予報です。

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コレを買ったのは15年ほど前でしょうか。USパテントと刻印があります。

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これの先端は尖っていてポンチマークだけで下穴は不要です。

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ところが、矢印の部分は刃が潰れています。切れ味が悪くなっていて、ステンレス板に無理やり穴を開けようとするとこうなってしまいます。悪い例ですね。

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最近買った写真のステップドリルは日本製でしたか。矢印の写真で見ると2面カットが分かります。新しいからなのか、2面カットなのか切れ味は中々よろしいですね。

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告知

明日のバイクを考える会(仮称、チョット硬いですね)を開催いたします。

開催日時    12月2日(土)18:00

会場       都内(JR水道橋駅近く)

参加資格    バイクユーザー、ショップオーナー、マスコミ関係(自称も可)、バイクに関わる方

先日から告知いたしましたが、いよいよ今週になりました。中々のメンバーの参加のお申し込みをいただきました。今回は会場の都合でほぼ満員になってしまいましたので、ご希望の方は次回の開催をお楽しみにしてください。尚、どうしてもという方はワタシにそっとメールをください。

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穴あけ③

2006年11月27日 | 金属加工

人気blogランキングへ 今日は雨のち曇りですが、意外と気温は下がりません。ノロ・ウイルスが猛威をふるっているようで、感染すると3.4日は食事がとれないこともあるようですから、お気をつけください。

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穴あけ加工する場合には正確な場所を決めなくてはなりませんから、ケガいて場所が決まったら、ドリルの歯を当てても泳がないように又場所がズレないように、センターポンチで材料をへこましてマーキングします。

①はオートポンチといって、強く押すだけで作業が行えます。難点は壊れやすい事でワタシが使って1年はもちません。②は今のところ3年くらい使っている”セミオートマ”で、先端を押さえ反対側を引っ張ってスプリングを伸ばし離すと、その衝撃で作業が行われます。③は昔ながらのハンマーで叩くものですね。

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順序が逆になりましたが、ケガキ針とケガキコンパス。

見ての通り、ケガキ針は先端が折れてしまったスクリュードライバーを尖らせた手製です。

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手に持っているのはセンタードリルといって旋盤作業などにも使います。先端に比べ中央部が太くなりタワミにくい形状ですから、ボール盤の作業でも特に精度を要する時はこのセンタードリルを使います。

通常は3~4mm程度の細いキリを使って、特定した場所に開けたい大きさのキリを使う前に、ポンチで作った小さいクボミを手掛かりに、まず小さい下穴を開けます。

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このドリルは20φですが、普通は先端が矢印のように鋭く尖っているわけではなく、平らになっています。

材料の2mm厚軟鋼平板では、下穴無しでもいきなり20mmのドリルで穴を開ける事は可能ですが、上記の理由で穴の場所が正確ではなくなってしまいます。

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特に気をつけていただきたいのは、20mmというドリルで開けるにしては大きい穴の場合には、歯先が材料に食い込んで一緒に回される危険性があることです。

大きな材料では手で押さえる事もできますが、写真の材料のような大きさでは、矢印のようなバイスプライヤーを使う方法などでないと、材料がテーブルの上で回転してキズだらけになるか、手で押さえようとするとケガをします。ワタシは30年近く前のことですが、コレで指先を2針縫うケガをいたしました。痛かったのは今でも覚えています。

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板状の材料を挟むのに適した平らな形状で、強く咥えても材料にキズが付かないのが気に入っています。

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大きい穴を開ける道具としては、①や②のホルソーは一般的です。①は75mmのサイズですが、これなどでは2mm厚の鉄板は結構無理に近くなります。ホルソーはもっと薄い板に(例えば住宅の壁のサイディングなど)向いています。

③はステップドリルで、一つで各サイズの穴を開ける事ができ便利です。

④は20mmの段付シャンクドリルで、通常のバール盤のチャックの使用可能径は13mmまでですから、大きいのを使いたいときはこれですね。

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ところが問題はまだあります。青矢印の5.5mmの穴はご覧のようにきれいな丸い穴ですが、赤矢印の20mmの穴は多角形になってしまいました。これは歯先の形状を変えれば防ぐ事はできますが、その都度研いでいたのでは時間も掛かるし、ドリルがドンドン短くなってしまいます。かといって滅多に使わないサイズを2本ずつ揃えておくのも多大な費用が掛かります。

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ステップドリルを使うとこのようなキレイな穴になりました。ステップドリルでは深い穴を開ける事はできませんが、やはり薄板専用と見ると良いのでしょう。

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オイルタンクにピンホール?

2006年11月26日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今日はうす曇で寒い一日でした。

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このブログの読者の方から、オイルタンクにピンホールが開いているので修理は可能かという、お問い合わせをいただきました。

送っていただき、タンク内にガソリンを入れてみるとポタポタと出てきます。

場所の特定ができたのでペイントを剥がしてみると、矢印が示すところに0.5mmほどの穴が開いています。

タンクのペイントはキレイですから塗装を施したばかりのように見受けられます。

ところが、ペイントを剥がした表側も腐食による侵食の痕跡が見られます。

オイルタンク底部は表側のバッテリー液による腐食ばかりでなく、大気中の水分が温度の変化により結露して、内部も錆びることは珍しくありません。メーカーのマニュアルには「オイル通路を凍った水分が塞ぐ事もあるから注意しろ」と書いてあった覚えがあります。厳寒地ではこれからの季節、要注意です。

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原因は推測するしかありませんが、現状を調査しなければ正しい対処方法が分かりません。

肉厚を調べるのにはスーパーマンの透視能力がなくても、方法があります。

ドリルで穴をあけるのも一つの方法で、大きい穴を開ければ直接目視で肉厚を見ることもできますけれど、穴を塞ぐ作業が難しくなります。

とりあえず最小限のキリ(1mm)でモンで見ると、2回転くらいで貫通してしまいました。

これではTIG溶接でも、裏側のサビまで熔けてしまって熔接を難しくしてしまい、段々広範囲に広がり、最終的には底板を張り替えた方が良い仕事になってしまいます。

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簡便な方法としては、ハンダ付けですね。正確には軟ロウという必要はあるのかないのか?

ペイントへの損傷を最小限という条件にも叶います。コテは200Wが必要です。

鉄の熱伝導率が悪いのを利用して、コテを充分熱しておけば、銅線用の融点の低いハンダなら5分くらいコテを当てておくと表面にハンダがのり始めます。

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1mmの穴を塞ぐだけですから、ハンダにも強度はさほど求められませんので、融点の低いもので充分ということです。

強酸性のフラックスを使うと共晶はより完全に近い物になりますが、腐食を考えるとハンダで穴が塞がってから使う方が良いでしょう。

ハンダが乗った淵が熔け込んでいるように見えないと共晶状態になっておらず、充分な加熱ではありません。

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上は腐食によってピンホールが開いたと思われる想像図ですが、可能性としてはアチコチにコレ寸前の腐食があるとも考えられます。紙や布の袋のように裏返せれば全部チェックできますが、残念ながら鉄で出来たタンクではそのようなことは不可能です。

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写真はベロメタルという製品ですが、冷間溶接と標榜するだけの性能があるようです。

しかし冷間溶接という言葉にはチョット抵抗があります。いくら強固に接合するからといってもホントウの溶接ほどの強度はないだろうし、熔かしてクッ付けるわけではありませんからね。

昔からのデブコンも健在のようでして、広い製品ラインアップが用意されています。

ワタシからの提案は、ハンダで修理した後、図の下のようにこのような高性能パテ(図では水色)で埋めておくというものです。

高性能パテのメーカーの主張では、充分に熔接の替わりに使えるということですが、ワタシに滲み込んだ古い職人根性なのか、偏見なのか分かりませんが、経年劣化(施行前の混ぜ合わせる前の)が検証されないと全面的に信用する気になりません。

ですが、ユーザー自身が2次的保険のつもりで施行するのでしたら、検討する価値が充分あると思います。

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ロウ付け②

2006年11月25日 | 金属加工

人気blogランキングへ 今日は風もなく、バイクに乗っても楽しい一日ではなかったでしょうか。

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昨日はロウ付けの作業手順を紹介いたしましたが、1年ぶりの方法をとった理由を紹介します。

写真はシーシーバーですが、カサ上げの依頼をいただきました。

要は高さを上げるのですが、シーシーバーの新規製作は意外と難しく、治具無しでは左右対称に作るのは大変ですので、今まで使っていた物を延長することにいたしました。

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下の延長部分は20φの軟鉄丸棒を18mmに落として、曲げたりタブを取り付けておきます。

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タブはTIG溶接でとりつけました。こういった作業はTIG以外ではウマク行かないと思いますね。

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丸棒の端面を接合する方法としては幾つか考えられますが、まず①の方法は一番簡単そうですけれど、溶接が溶け込むのは表面だけですから、盛り上がった溶接部分を削り落として仕上げるわけには行きません。強度が落ちてポキッと折れてしまいます。

③のように表面を平らに仕上げて溶接部分を視覚的に隠すためには、②のようにⅤ字カットして溶接部分を確保しなければなりません。

しかし、この方法では仕上げが意外と大変であり、しかも治具を作らない限り突合せの芯がズレるとミットモなくなります。

④の方法は黄色の部分がロウ付けです。仕上げは簡単になりますが、芯がズレる問題は同じで更に強度の心配が出てきます。

最終的に選んだ方法は⑤であり、上記の問題を全てクリアできます。問題は手間が掛かるだけですね。つまり延長する方をソケットにしてロウ付けで固定するのです。

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延長に使う丸棒を曲げる前に加工しておけば、旋盤が一番得意な仕事になります。

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延長部分はフェンダーのステーも兼ねますので、フェンダーを治具代わりにしてTIGで矢印のように固定しておけば位置関係も狂わず安心して次の作業が可能です。このくらいのTIG溶接では塗装を焦がす心配も不要です。

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ロウ付け

2006年11月24日 | 金属加工

人気blogランキングへ  今日は晴れましたけれど冷たい北風が・・・。

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金属の接合には大きく分けると溶接とロウ付けがあります。

溶接は読んで字の如し母材を溶かして接合しますけれど、ロウ付けは低い温度で溶ける金属を使い、母材を溶かさず接合いたしますので異種金属の接合も可能です。

この記事を書くために検索をしていたら、ハンダ付けもロウ付けの一種で、450℃以下で溶けるロウを軟ロウ、それ以上の温度で溶けるのは硬ロウというそうです。詳しくはココ

今回使うのは矢印の真鍮ロウで、白く見えるのはフラックスが回りに付いています。

バーナーはアセチレンバーナーで、加熱するだけなので写真の切断バーナーを使いました。

切断バーナーは鉄を切ることとができ容量も充分ですから、特に酸素溶接の仕事が多くない限り、これ一つで加熱、切断、溶接とこなしてしまいます。

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アセチレンバーナーは酸素とアセチレンの圧力調整をしてコンナ具合の炎にします。そうすると矢印の明るい炎の先端は3300度にもなります。

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真鍮ロウの熔ける温度は800度以上ですから、鉄の母材が赤くなるまで加熱します。

勿論母材に錆などがあっては良い仕事になりません。

加熱で注意しなくてはならないのは、炎の先端は前述のように3000度以上もあるので、一箇所に集中して炎を当てると表面が熔けてしまいます。ですから小刻みにバーナーを動かして加熱を続けなくてはなりません。

充分加熱した母材にロウ棒を近づけて炎を当てれば、瞬間的に熔けて流れ込みます。そのときも炎の動きを止めないほうが良いですね。

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ワタシもロウ付けは1年ぶりなので、勝手を思い出すのにチョット時間が掛かりましたが、マアマアの出来でした。

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V8エンジン?!

2006年11月23日 | エンジンの怪

人気blogランキングへ   今日は予報と違って爽やかな良い天気になりました。

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この写真をみて正体が分かりますか?

ある物を探して検索をしていましたら、このような物に辿りついてしまいビックリしました。

下のスケールはインチのようですから、約8インチですから約20cmで、さほど大きな物ではありません。

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正体はこのⅤ8エンジンのシリンダーブロックなんですね。

ココを見ていただくと、動画と音を楽しむ事ができます。

更にココを見ていただくと、キットの内容を見ることができます。

模型のエンジンが多種多様にレベルアップしているのは知っていましたが、コレはレベルが高すぎ?

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何を捜していたかというと、卓上の工作機械です。これはココです。只今セール中で85.000円です。

Challennger Ⅴ8を製作するのには旋盤のほかにフライスも買わなくてはなりません。

全長が680mmですから大きな物は加工できませんけれど、反面場所をとりませんから片隅にでも置いておけます。

バイクの部品でもチョットした加工に充分使えそうです。

ココで考えたのは、モデラーの世界はワタシも分かりませんけれど、こうした卓上旋盤が安価に販売されている理由は需要があるということで、エンジンやSLの他にロボット製作も相当に人口が多いとみました。テレビ番組でも時折ロボットバトル大会を見ることができます。

私事で恐縮ですが、ワタシのスキルの基盤は小学生のころのプラモデル製作です。かなり夢中になりましたが、そのうちにバイクの味を知ってからは自分が乗れるもののほうが良くなり、紆余曲折を経て現在に至っています。

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これはワタシの愛用の旋盤で、大したメンテナンスもしないのに20年も故障せずに働いています。

50万で買った記憶がありますが、普通高校から整備技術学校へ行ったため、旋盤の技術は未だ素人ですが、まあ普通には使えます。

こうした機械を使うことにより、手仕事では不可能な精度を保った加工ができるのは勿論ですが、それ以上に意味があるのは、1/100mmの意味や重要さが理解できることです。

簡単な例では、ホイールのディスタンスカラーを調整するのには軸と端面は直角が必要ですが、旋盤なしでは不可能とは言いませんが困難なことです。(フライスでできると突っ込まないで!)

特に現物あわせのカスタマイズには必要不可欠ですね。

話が横道に逸れてしまいましたが、工作機械まで用意されている模型の世界に驚愕すると、1/1のバイクは乗って楽しむ事ができるからなのか、売っているものをポン付けするだけの方が大多数なのを考えると複雑な気持ちです。

同じ85.000円を出すとしたら、ハーレーのクロームパーツなら大した物も買えませんから、旋盤を買って自分で作る楽しみもありますね。全ての人が作り出してしまったらワタシの出る幕がなくなってしまいますが、乗るだけでなく、もっとイロイロな楽しみ方があるのではないかとフト思いました。

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明日のバイクを考える③

2006年11月22日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ  今日も小春日和ですが、明日からはまた雨?

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昨日の続きではバイク業界の現状と展望を書こうと思いましたが、チョット重い話題なので次に回したいと思います。

とは言っても、今日の話題は某サイトの編集者H氏からは「ヘンな人に思われますから、ブログに書いちゃダメですよ~。」と言われていることです。今日はあえて封印を解き思い切って書いてみましょう。

ランナーズハイは一頃随分と話題になりました。体験した方も多いようでググってみると100.000件余りもヒットします。これは学術的に証明されているのか、していないのかビミョーなところですが、ともかくコレも一頃話題になったジョギング中毒と無縁ではないのかもしれません。

そして、バイカーズハイとかライダーズハイもググってみるとそれぞれ10.000件、780.00件もヒットして、ライダーズハイという小説まであるではないですか。

ワタシが体験したのはライダーズハイなのか、その一種なのか、浮遊感です。

実はそれほど稀有でないのは、ワタシの知り合いの中に同じような体験をした方が5人ばかり居るのです。もちろん会った方全員に聞いて回ったわけではありません。

一番ビックリしたのは、3年ぶりにお会いしたK女史と、とりとめのない話をしているうちにヒョイと思いついて聞いてみたら、ワタシのところに来る道すがら関越道でその体験をしたというではないですか。

その以前から来訪する約束でしたが、よりによって雨が降りしきる中をバイクでやってきました。

心中にチョットしこりを感じながら視界の悪い中を疾走していると、外界から遮断されて、それどころかバイクの存在も希薄になり、自分だけ宙に浮いている感覚だったそうです。

ワタシが体験した最後はもう10年以上前ですから、状況も記憶から薄れつつありますけれど、まさに同じようなことで、ワタシの場合は心にしこりはなかったと思いますが、林道ツーリングの帰りに冷たい雨が降ってきて、日も暮れて視界は非常に悪くしかも疲れ果てて、30kmも続くワインディングロードを急いで帰ろうとしていたときに浮遊感に襲われたのです。

同時に感じたのは、舗装上では雨で滑りやすいオフロードタイヤでは視界が悪いと非常に走りづらいにも拘らず、運転している感覚というよりも自然に道路をトレースするといったら良いのでしょうか。

体験した方の弁では、やはり視界不良の状況だったようです。

ランナーズハイはゾーンに入るとも表現するようです。

皆様も同じような体験をされていたら是非コメントをお寄せください。

疲労困憊でも何処までも走っていけそうな気がしたら、ゾーンの入り口にいるのかもしれません。

人気blogランキングへ  ゾーンに入ったことがある方もナイ方も、クリックお願いします。ア~、とうとう書いてしまいました。


明日のバイクを考える②

2006年11月21日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ   今日は昨日までとウッテカワッテ良い天気。

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写真はジャイアンさんのブログから拾ってきたものです。明日のバイクを考えるといっても、残念ながらこうした楽しいバイクではありません。

ところで、今アメリカでは鬼ごっこを禁止する学校が増えているようです。なんでも事故の責任や、いじめにもつながると言って他の身体的接触のある遊びも対象だとか。

勿論、異論も多く全国的に広がるかは分かりませんが、日本のいじめを原因とする自殺が校長先生の自殺ににまで発展した事を考えると、根は深いですね。

しかし最近のリスク管理は徹底しているというのか、危険な物あるいは懸念されるものは全面的に禁止してしまおうというのが多く見られます。

最近とは言わずダイブ古い歴史を持っているのが高校生の「3ない運動」です。

3ない運動は後に大学生の事故多発が問題になったときに、見直し論が盛んに行われましたが、ココ埼玉県では依然実施中です。

ワタシも商売柄、関係なしというわけに参りません。しかし、良く考えれば考えるほど禁止ではなく教育だろうと思います。

私事で恐縮ですが、ワタシの長男が高校2年生の夏休みに、独りで50ccスクーターに乗り仙台まで行きました。

勿論運転免許をとるときにも葛藤はありました。しかし、内心は喜んだのも事実で長男の母親(ワタシの家内)は意外と反対はしませんでしたね。まあ、乗り出すときは”親の許可を”ということで決着したのです。

仙台に行く経緯は、小学生の頃からサッカーの三浦知良選手の大ファンであり、当時ヴィッセル神戸に在籍しており、神戸より近いと言う理由から仙台で試合があるので観に行くというのでありました。

結局は「可愛い子には旅をさせろ」と言う格言とおりになりましたけれど、無事に帰ってくるまでは落ち着きませんでしたね。

この「旅」は彼にも得ることがあったようで、その後はなんとなくシッカリしたようにも見えました。でも昔はホンダモンキーで日本一周したようなツワモノも結構いましたから、大したことは無いといえば大したことはない?

しかし今でも思うのは、高校生には夏休みにでも一週間位の一人旅をさせると修学旅行より意義があるのではないかと思います。

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*これもジャイアンさんところからの拾い物ですが、一度は乗ってみたいです。

だいぶ前置きが長くなりましたけれど”明日のバイクを考える”のにおいて、無邪気にアンナのがあればとか、コンナのがあればという時代は過ぎ去ってしまったのではないかという危惧です。

幸いにも今しばらくは愛すべき空冷ビッグツインも新車として手に入れられそうですが、その代償も少なくはないと想像もさせられます。

明日を考えるのには、今日のことを良く知らなければなりません。

Gotaroさんのブログ”883R:blog”の”近接排気騒音 おさらい”には、ワタシも参加いたしましたが、妙に盛り上がってしまいました。そう、普通に楽しんでいるライダーには目に付かない問題が待ち受けています。

ワタシもバイクには長年関わってきましたけれど、振り返ってみると規制・規制・規制緩和・規制という感じで、ヘルメット着用義務、大型バイク免許規制、騒音規制、原付ヘルメット着用義務、排ガス規制、大型バイク免許解禁、高速道2人乗り解禁、排ガス規制のグレードアップ、アフターパーツマフラーの規制などなど。

1970年代の富士スピードウエイで行われたF1レースも暴走族を増長させる?といった理由で白い目で見られたり、同じ理由でのカタナの輸出使用ハンドルの”刀狩”、オイルクーラーが補助タンク、CB750ボルドールのフェアリングが型式指定取れずに後付けなどなど、今ではトテモ信じられない事がありました。

地球環境保全のための規制は別としても、ごく一部の人たちの行為によって大多数が理不尽な思いをしているのは体験済みです。

1980年頃は国内市場300万台超といわれたバイクの販売台数も、ずっと前年割れを続け今ではイイトコ70万台になってしまっています。

当時も今も変わらないのは販売台数の大多数が原付バイクですが、大型バイクの割合は多少増えています。ライダーの層は大きく変っていて、80年当時の大型バイクのライダーは20歳代が一番ボリュームがあったのが今では50歳代です。

そう考えると、良くも悪くも?バイク業界のことを築いている土台はハーレーダビッドソンの存在が大きくあります。

明日に続きます。

告知

明日のバイクを考える会(仮称、チョット硬いですね)を開催いたします。

開催日時    12月2日(土)18:00

会場       都内(今の所水道橋近辺が候補)

参加資格    バイクユーザー、ショップオーナー、マスコミ関係(自称も可)、バイクに関わる方

会費       割り勘

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