1個のキャブレターボディに2つのベンチュリ―はツーバレルとかツインチョークと言いますが、やはりCVタイプではこの風景は結構不思議に見えます。
ダイアフラムのカバーは見慣れたCVのものよりはるかに巨大です。
ダイアフラムも巨大。
まあ、想像通り2個のピストンを共通のダイアフラムで動かすわけですが。
ピストンはプレートに引っかかっているだけです。
このキャブレターが付いていた車体は残念ながら不動車でしたから、乗ってみることは叶わなかったのでトリプルツインチョークCVの調子を確認できませんでした。しかし、思い起こすと1980年ごろ新車を1台だけ販売したことがあって、試運転したことがありました。その時は300㎏級の重さとグリップしそうもないタイヤにおののき、よく覚えていません。KZ1300自体も後期型は1980年代の一時的なインジェクション化の流れによってキャブレターではなくなっていました。