人気blogランキングへ 昨日から降り続いた雨は朝には止み。
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ネジの話題が続きますが、4速トランスミッションのドレンには、悩まされた方も多かろうと思います。
ドレンボルトの凝った形状に疑問を持ったことはありますか?
特徴は青矢印のクビレと緑矢印の段つき形状。
ドンナ理由でこんなに加工に手間の掛かる形状なのでしょう?
裏と表の画像を合成してみました。
複雑なのは専用のガスケットもそうです。これはタブン社外品で、純正のものは当り面の幅がもう少し広かったと思います。
L字型断面のガスケットを使うわけは・・・・。
画像の方の青矢印のような平型のガスケットでは、センターがずれてしまうからです。
ガスケットの穴はネジ部を通過する大きさでなければありませんが、クビレがあるために図の赤矢印のように隙間ができてしまう可能性大です。
更に起きる可能性があるとすれば、専用ガスケットもこのようにずれてしまうことです。
このようになってしまうと、ドレンボルトをいくら強く締めてもオイル洩れは止まりません。
しかし、人間の性(サガ)は力一杯締めてしまうのかもしれません。
そのうちにネジ山がバカになってしまうことがあるのは、想像にかたくありません。
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人気blogランキングへ 時々降る小雨、涼しいというより寒い。
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キャブレターが外れてしまいエンジン始動不能になりました。
矢印の白い布は、オーナーさんがゴミが入らないように詰めておいたようです。
思い出すのはTC88モデルがデビューしたときで、エンジンが暖まってから”くしゃみ”(バックファイア)すると、キャブレターを押さえている樹脂製のエアクリーナー裏側部分が柔らかくなるからなのか、キャブレターが脱落するトラブルが2台ありました。
この車両は2001年スポーツスター1200Sです。
エアクリーナーカバーとエレメントを外してみると、景色が何か変?
ブリーザーの通路を兼ねた固定ボルトを外さなくても、エアークリーナーバックプレートは外れてしまいました。
樹脂製のバックプレートと一体になっているはずの真鍮製カラー が抜けてしまったのですね。
TC88のときはバックプレートが熱で剛性が落ちて、キャブレターを押さえられなくて脱落したと思われ、そのまま付け直すことにより一応元に直すことができましたが、今回のケースはバックプレートを交換しなくてはなりません。
IGプラグを外してみたらこの通り。
ミスファイアしやすい状況にあったようです。
しかし、キャブレターはシールを介して差し込んであるだけで、エアクリーナーが押さえる構造というのはハーレー以外では見たことがありません。TC88ローライダーのトラブルのときは丁度居合わせたときでしたが、ブリーザーボルトを外すのに7/16のディープソケットが必要で、そのときは持ち合わせていなくて長野の山奥で苦労したことを思い出しました。
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良いことが続くことはあまりありませんが、悪いことはよく続きます。
先日の”・・・・・は失敗のもと!?”の記事で失敗例を紹介しましたが、できあがって試運転をしてみるとトップギアに入りません。
いわゆるチョッパーの良いところは整備性が優れていることです。オイルタンクもすぐ外すことが出来るし、それでミッションのトップカバーにアクセスできます。
トップカバーを外すと原因はすぐに分かりました。
シフターフォークシャフトのEクリップがフォークの動きを邪魔しています。
つまりこういうことです。①はシフターフォークシャフトの端が見えていますが、②は前回の作業の画像(証拠写真になってしまった!)で妙にシャフトが奥まっていると思いながら(気を利かせて?)オイル洩れの原因を潰しておくつもりでコーキングしておいたのです。不調の原因を自分で作ってしまったのですね。
幸いにドライブスプロケットからチェーンを外すだけでシャフトが抜けました。
水色矢印は”元々ついていたEクリップの溝つき”シャフトで、黄矢印は緑矢印のロックスクリューで位置を固定するための切り欠きがあるシャフトです。このミッションは社外ミッションなので、それが理由なのか不明ですが、赤矢印はロックスクリューが入るネジ穴が開いていますからチグハグですね。
元々ついていたシャフトはEクリップで抜け出る心配はありませんが、今回のトラブルのように位置がずれる可能性はすでにあったということです。
ちなみに赤矢印のネジ穴は丁寧にコーキングで埋めてありました。
ロックスクリューで止めるか、Eクリップを使うかは年式の違いなのですが、記憶も曖昧でパーツカタログを見てもハッキリ判別できませんけれど、ロックスクリュー方式で固定しておきました。
言い訳っぽくなりますがコーキングしたくなるのは、シャフトのシールにも原因があり、このホースの輪切りのようなシールが頼りないのです。
もうひとつ微妙に心理に影響したのが、このシーラントです。
-65℃~177℃という表記にも関わらず、エキパイにも充分使えるという評判で、つい使ってみるかという気分でした。
ミッションですから耐熱性は関係ありませんが、シフターフォークの動きを止めてしまいましたから接着力は充分?
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人気blogランキングへ 朝から降っていた雨はようやく止みました。
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テールライトのブラケットが割れて、そのまま落ちてしまいヒドイ状況になっています。
破断面は金属疲労によるものと思われます。
実はこの車両はS&Sエンジンの後輪リジッドで、テールライト破損は3回目!
ただ交換しただけでは再発は必至と思っていたのですけれど、時間がないのを理由にそのまま交換しただけでしたが、思ったより結果は早く1年もちませんでした。
黄線が破断した部分ですから、テールライト本体が上下に震動してその応力が集中したのでしょう。
最初に考えた補強方法で、赤線は溶接する予定の部分 です。
溶接のビードは長いほうが丈夫そうに見えますが、そうするとビードのわきが割れますから要注意です。
しかし溶接すると塗装など結構手間が掛かることを考え、端材を使いボルトオンの補強部品を作りました。
あまり丈夫に作るとシワ寄せが他に行き、本体の根本が割れそうなので、この程度でいいと思います。
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トラブルのご相談をいただきましたが、メールだけでは説明がしにくいので、画像が使えるこのブログで少々解説をいたします。
画像は通称”バナナキャりパー”です。 ”バナナキャりパー②”と”バナナキャリパー③”で説明しているように外観が同じようでも2種類ありますから注意してください。
黄矢印はスライドピンで、使い込んでくるとピンや支持側のブッシュが磨耗して赤両矢印のように多少動くようになってしまいます。
水色矢印のスプリングは、ガタツキを押さえる市販の部品です。
ご相談の内容はブレーキが効きっぱなしになってしまい、ブレーキディスクが焼けてしまうということです。
ブレーキが効きっぱなしでは、キャリパーは手では動きません。
FX系では、ペダルの力を伝えるプッシュロッドに黄矢印のアジャストスクリューがあります。プッシュロッドに必要な遊びがあれば赤両矢印のように多少動きます。
しかし遊びがあるからといっても、マスターシリンダーのピストンが完全に戻っているかもチェックする必要があります。
赤矢印がピストンで、黄矢印がストッパーになるリテーニングプレートです。双方が密着していなければなりませんね。
写真の都合でFLになりますが、プッシュロッドに遊びがあり、マスターシリンダーのピストンの作動が正常であれば、ペダルを素早く押してみると、黄矢印のリターンポートからブレーキフルードが勢い良く飛び出てきます。
ブレーキの引き摺りはキャリパー側に原因がありがちですが、車齢が古いと途中でどのようなメンテナンスが行われているか不明であり、グリコール系のブレーキフルードが使われていたり、フルードの交換が定期的に行われなかったため、マスターシリンダーの内壁が腐食してピストンの動きが悪くなっていることも考えられます。
更に、シリコンフルードはピストンカップを膨潤させる可能性もあったり、オーバーホールに使ったキットが不良で、ホンの1mmでもピストンの長さが長くてもリターンポートを塞いでしまいます。
付け加えるとリターンポートが塞がっている場合では、シリンダーにフルードが補充されませんから、エア抜きも容易ではありません。
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