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ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

タイヤの数は・・・・

2008年12月12日 | クルマのことなど・・・

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エリーカ(ウイキペディア)は8輪だし、今朝ワタシの前を走っていた大型トラックも前後輪2軸の計4軸でしたから、全般的に見れば珍しくはありませんが、COVINI C6Wはちょっとした注目を集めているようです。

走る姿はYouTubeで。

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6輪といえばティレルP34(ウイキペディア。実は COVINI C6Wはこれにインスピレーションを得ているそうです。

実はワタシ、P34がFISCOを1976、77年に走っているのを見ています。これだけタイヤノイズが違い、走ってくるのが分かりました。

関係ない話ですが、一番印象に残っているのは、リジェのマトラV12の発した官能的としか言いようのない素晴らしいエキゾーストノート。

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知っている人は知っているペネロープ号。実写版のより人気は遥かに高いようです。

元祖サンダーバードは当時欠かさず見ておりました。

ケン・ティレルがペネロープ号からインスピレーションを得たのかは確かめようがありませんが、きっとファンであったことでしょう。

それにしても、クルマもバイクもタイヤの数は分からない事態になっていますね。

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クルマは長く、バイクは・・・②

2008年12月07日 | クルマのことなど・・・

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これは、埼玉では残り一年数ヶ月しか使えない、ワタシの2001年式ハイエース。

光源はハロゲン球ですが、多面反射鏡と異形レンズのヘッドライト。こうなるとレンズという表現は似合いません。

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最初期と思われるポリカーボネイト樹脂製ヘッドライトレンズ。

確認したわけではありませんが、ガラスならいくら古くてもこうなりませんから。

同時期のドイツ製高級車の丸いヘッドライトも、こんな風に表面が曇っているのを良く見かけます。

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ここでやっと本題になりますが、最近の乗用車のヘッドライトは、やけに前後に長いと思いませんか?

1210_2 画像はttp://www.doblog.comから転載

画像は1964年にデビューしたポルシェ904/6ですが、この場合長いヘッドライトと言えるか微妙なところですけれど、デザイン的には古くからありますね。

くるまのデザインではヘッドライトとラジエターグリルは密接な関係があり、一頃は一体になっていましたが、最近は小型乗用車であっても空気抵抗を少しでも減らすために、ノーズを下げたカタチが多くなっていて、行き場のなくなったヘッドライトをボデイの一部を切り欠いて埋め込むには、デザインに自由度のあるポリカーボネイト樹脂製が必須なのでしょう。

逆に言えば、ポリカーボネイト樹脂製ヘッドライトの生産体制が整ったので、現在のデザインが可能になったのかもしれません。

ポリカーボネート樹脂(PC)は、高い透明性とプラスチック最高の耐衝撃性をもつエンジニアリングプラスチックです。
DVDを含むCD(コンパクトディスク)、機動隊の盾や防弾チョッキ、自動車駐車場(カーポート)の屋根に使う波板、高速道路の防音板、自動車のヘッドランプなどさまざまな分野で使われてます。
また、ポリカーボネート樹脂(PC)にABSやHIPSを混ぜ合わせたアロイ樹脂も、最近はOA用途で多く使われるようになりました。これらのアロイが増えたのは、以前OA用途で環境問題が取り沙汰された結果、ABSの難燃剤処方を従来のブロム系からノンハロゲン系に替えたところ、難燃性と耐熱性を保持できなかったためにポリカーボネート樹脂(PC)を複合したことがはじまりでした。(ttp://www.idemitsu.co.jp/ipc/resin/pc/index.htmlより転載)

プラスチックの発明物語には、しばしば偶然の発見(セレンディピティ)の要素がつきまといます。このポリカーボネートもまた、偶然と幸運が味方しなければその誕生はありませんでした。
ポリカーボネートを発見したのはアメリカGE社の研究員Daniel Fox博士で、1953年のことでした。彼は同僚との雑談中、「加水分解を受けないポリエステルがあれば」という発言を聞き、心に思い当たることがありました。彼はしばらく前の研究で、炭酸エステル(カーボネート)という結合が意外に分解されにくいことを経験していたのです。
彼はさっそく試薬庫に走り、その時に使ったグアイアコールという化合物が2つつながった形の試薬を探しました。しかしそれは見当たらなかったので、彼は似たような構造でたまたま在庫があった「ビスフェノールA」という化合物を使って様子を見てみることにしました。実はこの選択が、彼にとって決定的な幸運だったのです。
こうして初めて作られたポリカーボネート樹脂は驚くほど硬く丈夫で、フラスコを割って取り出さねばならず、ハンマー代わりに使えるほどでした。この樹脂はガラスのように透明で熱にも強いなど極めて優れた性質を併せ持っており、現在極めて広い用途が拓かれています。耐衝撃性を買われて車のバンパーやテールライト、要人を守る防弾ガラスやヘルメット、電気的性質を生かしてCD・DVDやノートパソコン・携帯電話などにも用いられ、我々がポリカーボネート製品を見かけない日はまず一日もありません。(ttp://www.org-chem.org/yuuki/mow/0507/PC.htmlより転載)

メーカー名         販売数量ウェイト(%)
小糸製作所                  54
スタンレー電気             26
市光工業                      17
その他                        3
合 計                      100

ヘッドランプ用レンズの使用材料は、100%耐候性グレードのポリカーボネート(PC)樹脂が使用されている。 

PC樹脂は、長期間の屋外使用やランプ光源のカバー等に使用される場合、アクリル樹脂に比較すると耐候性が劣る。
 そこで、PC樹脂の耐候性を向上させるために、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が添加(例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤とPC樹脂とのコンパウンドは紫外線安定性が良好である。)されるが、紫外線吸収剤は、可視光の青色光を少なからず吸収するため成形加工品が黄色化する。
 同社は、成形品の透明性や色相(赤、青、緑など、色味の違い)が、長期間使用した後でも安定したPC樹脂コンパウンドを開発している。そのPC樹脂コンパウンドは、PC樹脂、環状イミノエステル及びベンゾトリアゾール化合物などからできている。物性的には、透明性及び色相に優れ、色相が成形加工後や長期使用後においても安定している。従って、良好な色相が求められる透明部材には有効に利用できる。
 例えば、ヘッドランプレンズなどの用途では、良好な耐紫外線性を保有しつつ、改良された色相が必要とされる場合がある。。(抜粋引用はttp://www.enplanet.com/Ja/Market/Data/y03902.htmlより)

前述の曇ったヘッドライトレンズが初期のポリカーボネイト樹脂製品だったとしたら、やはり耐候性に問題があったわけですね。

それにしても、随分と広い範囲で使われているものです。

1209_2 以下の画像はttp://www.doblog.comから転載、引用

ところで、この画像は何だか分かりますか?

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前からの画像。

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ポリカーボネイト樹脂は商品名としてレキサンとも呼びますが、ワタシがレキサンを初めて知ったのは画像のチャパラル2Jの雑誌記事からです。

矢印は前輪の後ろから車体最後部までスカートが付いていて、このスカートがレキサン製だというのですが、何のためかというと、走行用と別のエンジンでファンを回して、車体底部を負圧にし大気圧で接地性を高めるしくみの一部になっています。

色々な試みをするために当時のCAN-AMレースを選び、オートマチックトランスミッションやウイングをレースに初めて導入して成功したジム・ホールが発明した奇想天外なアイディアです。

ホーネットのヘッドライトから始めた記事ですが、40年前の記憶も呼び起こした、とんだオチでした。

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フォードは?

2008年10月15日 | クルマのことなど・・・

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1923_ford_model_t_roadster_3b36638r 画像はウイキペディアから

世界金融危機の煽りで、アメリカを象徴するビッグ3の存在が危うい。

銀行が国有化されるような状況では、一つにまとめられた国有企業になる可能性もあるという。

1919年にヘンリーの息子エドセル・フォードが社長を引き継いだが、社の実権は創業者ヘンリーが握り続けた。社の経営はヘンリーの個人経営同然であり、彼は安価に大量にT型を供給し続けることしか念頭にない節もあり、より上級の車を求める顧客の需要を無視し続け、生産性のさらなる向上でT型の価格を下げ続けた。この隙をついてGMとクライスラーがシェアを伸ばし、アメリカ内外の競合企業がT型より新鮮なデザインと優れた性能の自動車で顧客の需要を奪った。もともと多様な自動車会社を併合して生まれたGMは、大衆車から超高級車までのあらゆる価格帯の自動車を販売し、さらに矢継ぎ早のモデルチェンジで常に最新型を供給して以前のモデルを時代遅れのものとし、T型しか買えない層よりも裕福な層をつかんだ。またGMほか競合企業はオートローンによる信用販売により、所得の低い層でも分割払いで高い自動車を買える仕組みを築いた。

社長のエドセルは早くからT型のモデルチェンジを考えており、それは社内や販売店の意向も同様だった。しかし、ヘンリー・フォードはこれを一顧だにせず、オートローンについても、顧客が借金を抱える販売手法は長い目で見て消費者と国家経済を荒廃させるとして強く抵抗した。このこだわりによるT型フォードへの固執は後に失政ともいわれた。(こちらも抜粋引用はウイキペディアから)

ヘンリー・フォードが心配していたとおりになってしまった。

以下、新型フォードの資料をご覧下さい。

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20年くらい前にコピーをいただいたのだが、文章を読んでも中々興味深い。

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