ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

大晦日

2007年12月31日 | 日記

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今年最後の夕日が沈もうとしています。

拙ブログが今年1年更新し続けられたのも、人気blogランキングをトップのままで新年を迎えられそうなのも、ご愛読していただいた皆様のお陰です。

政治の混乱や食品の偽装問題に明け暮れた1年でしたが、バイクに関連することも、去年の暮れから始まったパブコメ募集の騒音規制問題、駐車スペース、排ガス規制の継続生産車が9月の期限でカタログモデルの激減など、決して少なくない問題が解決しておりません。

来年こそは少しでも前進できることを願っています。

今年一年ありがとうございました。来年も宜しくお願い申し上げます。


SL350完成?!

2007年12月30日 | BIKE

人気blogランキングへ  朝は晴れていたのに、風が強まり雨も。大掃除には都合の悪い天候です。  

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今年最後のバイクの画像は、ほほ完成したSL350です。フロントフォークのインナーチューブが錆びていますので、このまま乗っているとシールがやられてしまうのは目に見えていますから、年が明けてから何とかするつもりです。

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エキパイを塗りなおしたらエンジンもきれいに見えます。

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マフラーも塗りなおしました。

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マフラーは上から見ると薄い形状で、中々の機能美だと思います。

この車両は本当に幸いに、雨ざらしになっていたわけでもなく走行距離も短いので、さほど手間が掛かったほうではありません。 しかし35年前のバイクを現役に戻すのはそれなりの手間隙を要します。

しかし、長い時間をコツコツと作業を続け仕上げたバイクは、本当の意味での愛車になるのは間違いないでしょう。そうなると人気のある車種ない車種などは大した問題でもなくなり、コストダウンの歯牙にかかっていない、他では手に入らない愛車を手にすることができます。

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今年もいよいよ・・・・

2007年12月29日 | 日記

人気blogランキングへ  夕べから 降り始めた雨は、まだ降ったり止んだり。  

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告知していました忘年会は各方面から集まっていただき、総勢35人と賑やかに行われました。

ワタシは午前中には新宿に出掛け、一旦戻ってから上野というハードスケジュール。

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画像の左側のYさんは大阪から来ていただき、忘年会の開催日が変更になってしまったので参加できなくなったJさんの秘密ガレージをワタシと一緒に訪問しました。

同じく参加できなかった、アメリカからの帰省中のIさんにもお会いできるかなと思っていたら、それは残念ながらダメでした。

それにしても大阪方面行きの新幹線は予約が一杯で、Yさんは無事に帰れるか気がかりです。

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半田付けに!

2007年12月28日 | KOWAZA

人気blogランキングへ  今夜は”明日バイ”忘年会。  

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画像の白い箱は以前の記事”ハンダ”のコメントでピンキーさんが紹介してくださった調光器です。あの記事の後にまた送ってくださったものです。

矢印のダイアルを回すことにより、鏝先の温度を調整できるようになりました。

最大が200Wですから、40Wの鏝には十分だと思います。

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黄色の被覆線のほうが調整なしでハンダ付けしたもの、オレンジ色のほうは適度に調整してハンダ付けしたものです。

画像では分かりにくいのですが、温度を下げて作業したほうはハンダが冷えても艶があり、より良い結果だと思われます。

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ナセル取り外しは?

2007年12月27日 | ハーレーの構造

人気blogランキングへ  今冬に初めてクルマのガラスが凍結。

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こうしてみるとサホド不自然ではありませんが、ショベルヘッドエンジンの時期のFL系モデルはワイヤーハーネスがヘッドライトナセルの中にトグロを巻いていて、それを処理するのには大変な労力を要します。

今回の場合は幸か不幸か処理済みであり、労力がかからないところは幸ですが、トグロの画像と処理のプロセスをご覧いただけないのは不幸の部分です。

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汚い画像で恐縮ですが、うまく処理できないとこのTWみたいになってしまいます。

見た目だけ我慢すれば良いのかというと、そうでもないですね。

昨今の酸性雨は強力で、露出したワイヤーハーネスは中に雨水が溜まる可能性があり、酸性雨は銅線を腐食させてボロボロになったことを見たことがありますから、後にトラブルが生じる可能性が大いにあります。

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処理する前は矢印のところに配電盤があり、メインハーネスとハンドルスイッチからのハーネスが接続されています。

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調べてみると著作権は50年のようですから、配線図を公開できないのは残念ですが、矢印の部分が配電盤。

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30年近くの歳月を感じさせてくれますが、AMF時代のオーナーズマニュアルには配線図が付属していました。

*追記

S9_25

以前の記事”FLH ワイヤーハーネス”に配電盤の画像がありました。

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自動車業界は?

2007年12月26日 | 話題

人気blogランキングへ  風もなく比較的暖かい。

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画像は東京モーターショーのときのCR‐Zです。

ホンダからの最近の表明は、2009年にハイブリッド専用車を市場投入し、年間20万台の販売を目指すとともに、スポーツカータイプのハイブリッド車を発売するなど、商品構成を強化する方針。ガソリン車との価格差は20万円以内に抑える。

「ハイブリッド車の本格的な競争はこれから。これまではイメージアップのための競争だったが、コストなどビジネスとして成り立つ段階が2010年頃にやって来る」、「数年で『元が取れる』ような、購入意欲がわく価格にする」、「本格競争はこれから。コスト競争力ではホンダが勝つ」と福井社長。

となると、CR‐Zは量産モデルにかなり近い?

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3ステージi-VTECエンジン。

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ハイブリッド用のモーター/発電機はこんなにコンパクトです。これは2年前の前回モーターショーには単体で展示されていましたが、今回は実装での展示になり、実用化は間近ということを物語っています。

ホンダの表明はさらに、プラグイン・ハイブリッド車の実用化には、バッテリーの性能で大幅な改善が必要なほか、「大型バッテリーに加えエンジン、タンクがいる。合理性がなく、まったく存在理由が分からない」と否定的な見方を示しています。

大きな波が来年早々?

技術的な大きな変換のほか、自動車業界は様々な面での転換期になっています。インドのタタ自動車は10万ルピー車を、来年の1月10日からニューデリーで開かれる自動車ショー「オートエキスポ」でいよいと発表すると明らかにしたそうです。

タタ自動車からの今までのコメントは、予定価格の10万ルピー(約26万円)と「価格から想像するより立派なクルマ」だけですが、他社に与えるインパクトは大きく、すぐさま追随(対抗?)を表明するメーカーもあり、「スクーターにボディをかぶせただけのものだろう」「グローバル基準を満たしたまともな自動車かも」「世界的に 既存の顧客層を奪われる恐れがあるか否か」とかの論争も行われているに違いありません。

まあ、1月10日が楽しみです。

バイク業界はコレに較べれば平穏無事かな?

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ヘッドライトステー

2007年12月25日 | 金属加工

人気blogランキングへ  クリスマスは如何お過ごしでしょうか?

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昨日にソロシート金具の製作が終わった車両のもう一つのオーダー。ヘッドライトナセルの取り外しです。

個人的にはFLはナセルが付いていたほうがカッコいいと思うのですが・・・・・・、お客さんのご注文となれば・・・・・喜んで作業させていただきます!

FLはナセルを外してしまうとヘッドライトも無くなってしまいますので、ヘッドライトの単体を取り付けられるようにステーを作成しなければなりません。

取り付ける位置も好みがあると思いますけれど、一応無難な線でまとめてみました。

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取り付けるにはこのネジ穴を使いました。

ステーとの当り面はこのままではマズイのですけれど、完璧に平らにするにはトリプルツリーを外してフライスで削ることになります。

しかし、今回は予算の関係で・・・・・・、このままディスクサンダーでやってしまいました。

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使う材料はステンレスのフラットバー、25mm幅、5mm厚です。

磨いてある材料はご覧のようにビニールで覆われています。30mmの長さに切った小さいピースは切る前に孔を開けておくと、怪我をしないで済みます。

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カットしたピースの端面は溶接する前に仕上げておきます。矢印のような内角には少し溶接を盛っておくとクラックなどが入りにくいと思います。

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トリプルツリーとヘッドライトの位置関係ですが、このステーの形状ではライトの位置を後方に寄せるのが難しいですね。

ソロシートの金具はポリッシュ仕上げにいたしましたが、この場合はまわりの雰囲気を考えると溶接で変色したままのほうがイイのかもしれません。

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ソロシート金具完成!

2007年12月24日 | 金属加工

人気blogランキングへ  クリスマスイヴは如何お過ごしでしょうか?

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溶接の途中でアルゴンガスが終わってしまったりとアクシデントもありましたが、完成いたしました。

矢印の妙なカタチのものはシートスプリングの”受け”です。

ヒンジはポリッシュ、受けはガラスビーズのブラスト仕上げ。

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ポリッシュ仕上げにはバフと矢印の青棒を使いました。

手の上の白いものは130mm径の特注のバフ。フェルト製が市販されているようですけれど、コチラのほうが安くて長持ちすると思います。

バフ掛けは本来はバッファーという専用品を使いますけれど、画像のような両頭グラインダーでも可能です。

自家製バフ掛けは外注費が掛からず待ち時間もありませんが、画像のグラインダーが青棒のダストまみれになっているのを見ると、防塵マスクが必需品であるのは言うまでもありません。

青棒の成分は酸化クロームと木蝋だそうですが、6価クロームが猛毒と聞くと触りたくもありませんけれど、この酸化クロームの毒性は低いようです。

緑色を青と表現するのは、日本では言葉の文化なのでしょうか?ちなみに英語ではグリーンルージュと呼ぶようです。

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車両に取り付けてみました。後ろが上がりすぎているかな?

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心配には及びません。手に持っているのは3インチの長さのスプリング。付いているのは4インチ長ですから、最終的にチョイスすれば良いでしょう。

矢印は前出の”スプリング受け”、リアサスボルトでフレームに共締めしてあります。

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ドレンボルトのナゾ

2007年12月23日 | トラブル

人気blogランキングへ  昨日から降り続いた雨は朝には止み。

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ネジの話題が続きますが、4速トランスミッションのドレンには、悩まされた方も多かろうと思います。

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ドレンボルトの凝った形状に疑問を持ったことはありますか?

特徴は青矢印のクビレと緑矢印の段つき形状。

ドンナ理由でこんなに加工に手間の掛かる形状なのでしょう?

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裏と表の画像を合成してみました。

複雑なのは専用のガスケットもそうです。これはタブン社外品で、純正のものは当り面の幅がもう少し広かったと思います。

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L字型断面のガスケットを使うわけは・・・・。

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画像の方の青矢印のような平型のガスケットでは、センターがずれてしまうからです。

ガスケットの穴はネジ部を通過する大きさでなければありませんが、クビレがあるために図の赤矢印のように隙間ができてしまう可能性大です。

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更に起きる可能性があるとすれば、専用ガスケットもこのようにずれてしまうことです。

このようになってしまうと、ドレンボルトをいくら強く締めてもオイル洩れは止まりません。

しかし、人間の性(サガ)は力一杯締めてしまうのかもしれません。

そのうちにネジ山がバカになってしまうことがあるのは、想像にかたくありません。

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細目と並目

2007年12月22日 | ネジ

人気blogランキングへ  先ほどから冷たい雨が・・。

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画像は3/8-24と3/8-16と呼ばれるユニファイ規格の、いわゆるインチネジです。

3/8インチ径で1インチあたりの山数が16とか24ということになります。

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拡大した画像で山の数を数えてみれば納得されるでしょう。

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この図を描くのに1時間も掛かってしまいました。図面ではありませんから、あくまでイメージとして捉えてください。

まず両者を3/8インチとすると、基準寸法表によるDの外径は9.525mm、D1は左側の並目は7.805mmで右の細目は8.379mmとコチラのほうが太い。山の角度が同じなら当然のことです。

もう一つの違いは斜面の角度です。ネジの山と谷が形作っている面は螺旋状に連続していると考えると、雄ネジと雌ネジが接している面は斜面と考えてみます。

つまり、山の頂点を結んだ緑線と破線の軸中心線と直角の赤実線の角度は黒矢印にしめされていますが、これはネジピッチの大きさにより変化するのがお分かりだと思います。

つまり、目が荒くピッチが大きいほど斜面がきつくなります。

そして、ネジは回転力を軸力に変換するわけですから、一回転することによる推進距離はネジピッチに等しいので、トルクが同じならピッチが小さいほど軸力の発生は大きくなります。

更に考えると斜面の角度が大きいと、振動による緩みの可能性が増えるのではないでしょうか。

適正に締め付けられたネジが緩まないのは、軸力により発生した摩擦が緩む方向に回らないように働いているからですが、斜面が急になればなるほど滑りやすくなります。最近のハーレーでは並目ネジの使用が増えていて、それのホトンドには回り止めの処置が施されているのも事実です。

結論としては、ネジの大きい締結力と緩みにくさを望むと、ピッチの細かいネジが合理的だと思います。

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