ひときわ目を引いたのは、広いブースに数多くのモデルを展示したビクトリー/インディアン。
一般公開となる12時前には多勢の方が並んでいた。耳にはさんだ話によると例年より若年層が多いとの事。
前に紹介したThunderStrokeエンジン に変わるのだろうか。
ビクトリー/インディアンの話に戻ると、前にウエブで調べたときは(アメリカ国内で)HDより2割がた安いイメージだったが、クォリティは高く感じ価格もその分高い設定かな。
BOLTも展示してあった。画像でみたままヤマハらしく繊細(華奢とも)な感じ。
ww.aqpl43.dsl.pipex.com/MUSEUM/POWER/unusualICeng/RotaryValveIC/RotaryValveIC.htm#nort
先日のBIG NED で記述したノートンロータリーバルブは結構有名なのでご存知の方も多いかもしれないが。
開発は2年半にわたって続けられたようだが、シール性の問題を解決できずにオリジナルの万クスエンジンの性能を越せなかったようだ。
ww.eurospares.com/graphics/engine/DrysdaleGodzilla.pdf
Ian Drysdale氏の左側はスーパーチャージャー・バージョンだそうだが、右側のプッシュロッドの位置関係を見て不思議な点を感じないだろうか?
幾つかの点で現代のエンジンと大きく異なる。
まず目を引くのはが星型エンジンや初期のV型エンジンに見られたマスターコンロッドで、次には冒頭のプッシュロッドの間隔が異常に狭い要因のテーパーになっているカム形状だ。
ハーレーなどのカムカバーはそれなりに幅を取っていたりするが、これならすごくコンパクトだ。ギアノイズの少なさと組立性の良さをメリットとしているようだが、カムの切削コストとアキシャル荷重がチョッと気になる。