ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

水冷ナックル !!

2013年08月30日 | エンジンの怪

Tumblr_lw1qtkcukl1qm2o1bo1_1280_2ttp://www.chopcult.com/forum/showthread.php?p=347529

Jesse jamesの作らしいのだが、フィンのないシリンダー/ヘッドとラジエターにご注目を。

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Dsc00614ttp://deseretmoto.blogspot.jp/2012/07/born-free-weekend.html

Jesseの他に何台かあるようだが、これのリアホイールの辺りは気にならないだろうか。

P6301890_2ttp://www.chopcult.com/forum/showthread.php?p=347529

まずこの画像を見ると、シリンダーの後ろから出たホースが”タンク”の後部につながっている。

P6301891

タンクには多数の穴があり、これは通風孔になっているようだ。つまり、これはリザーバータンクとラジエター。

P6301889

そして気になった”銅の渦巻き”はサブラジエターということになる。

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Brough Superior 3 cylinder radial

2013年08月14日 | エンジンの怪

Img_4054_wollaton_hall_industrial_mttp://hollycat2000.jalbum.net/Brough-Motorcycles/

Brough Superiorといえば”アラビアのロレンス”などで、特別なバイクファンでなくても知られているが。

SS-80はご覧のようにサイドバルブ。

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星型エンジンの話題が続いて恐縮だが、冒頭のSS-80とヘッドの形状がスゴクよく似ている。エンジンの調子は良さそうで完成度は高い印象。

ウエブ上にも詳細な情報はないが、動画の投稿者が個人的に作ったものだろうか。

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V型3気筒

2011年05月18日 | エンジンの怪

Mille3

先日のHusqyの続きで。

これはチョッと前に発表されたコンセプトモデルで、何を目指しているのか理解しがたいのだけれど、エンジンは面白い。

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Ab05 ttp://www.geocities.co.jp/MotorCity/7009/MVX250F/MVXBD.htm

まあ、どうやってもV型3気筒は変則的になるのだけれども、前例はホンダにある。

Mvx1

90°の挟み角を持つV型エンジンはピストンとクランクのカウンターバランサーの重さが相殺できて、振動の少なさはDucatiに乗ってみれば実感できるのだが、2ストの場合は1次圧縮をクランクケースで行うとクランクピンを共用できなくなり、重量配分が左右で対象ではなくなるから3気筒にしたと考えるのは考えすぎだろうか。

もっともバランスをとるために中央のピストンと左右2気筒ぶんの重量を同じにすれば、トラブルの種を抱え込むことになるのは結果が物語っていた。

それはともかく、4ストでは前例があったのだろうか?

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イン・ホイール・エンジン

2010年05月10日 | エンジンの怪

Revopower_wheel_insides_hj85 画像ttp://peswiki.com/index.php/Directory:RevoPower_Wheelより転載

知っている方は別だが、これはナンだか分かるまい・・・・。

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Revopower4 画像はttp://hight3ch.com/turn-your-bike-into-a-moped-revopower/より転載

まあ、答えはタイトル通りだけど、Megolaの構想が再現されたわけである。

Revopower_bike_wheel_250

Megolaと違うのは、車体コンプリートとしてではなく、自分の自転車に組み込むキットとして販売されるらしい。

25cc、1hp、最高速度20mph、重さ約5kgと性能はまずまずだが、気になるお値段は分からない。

というのは、発表は2006年頃らしいのだけれど、量産に手こずってプロジェクトは失敗したみたいだ。オフィシャルサイトにもつながらない。

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続・多気筒エンジン

2010年01月16日 | エンジンの怪

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アメリカのM4戦車の初期型は星型エンジンを搭載していた。それは航空機用エンジンを流用していたのだが、エンジンが足りなくなると次々に違うエンジンを使い、車体の変遷もあるが多くのモデルが存在した。

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M4a4side

星型エンジンというだけでも話の種になるのだが、A4というモデルに搭載されたのは戦争という極限状況の中で”間に合わせ”じゃないかと思わせるエンジンだ。

110704_3lo 画像はttp://autospeed.com/cms/title_The-Chrysler-A57-MultiBank-Engine/A_110704/article.htmlより転載

これが、そのクライスラー・マルチバンク A57だ。

110704_4lo

後部からの画像。どうなっているのか分かりづらい。

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5基のエンジンが並んでいる。

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丸で囲んであるのはキャブレター。1バンクが6気筒というのが分かる。”多気筒エンジン”で紹介したH32には気筒数で負けるが、5基のエンジンを組み合わせた発想と知恵には驚く。

もっとも整備の複雑さに手を焼き、イギリスに貸し出されてから活躍したみたいだが。

このエンジンの存在は以前から知っていたが、画像が中々探し出せなかった。

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続・最初の4バルブ ボードトラック

2009年12月13日 | エンジンの怪

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画像はシドニーオリンピックの自転車競技の会場だ。

屋外の競技はアスファルトやコンクリートで舗装したトラックだが、屋内は木板張りのトラックが推奨されるそうだ。木板張りの路面は走路抵抗が一番少ないと聞いたことがある。

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Uniontownpennsylvaniaboardtrack1916 画像はwikipediaより

これは屋内ではなく屋外に建設中のBoard track。2×4の木材を使って自転車屋内トラックの技術を使い、1910年にロサンゼルスに最初のトラックが作られた。

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すごいバンク。

350pxbhspeedway_jmurphy

バイクだけではなくインディカーも走っている。

当時の貧弱なタイヤとサスペンションでは、煉瓦舗装のスピードウエイは4輪ならまだしも、2輪では走れないから”ならば走れるところを作ってしまえ”というところか。それにしても20世紀初頭にもかかわらずアメリカは豪勢だ。

これは1920年ごろのデイトナのレースシーン。貴重なフィルムだ。

エクセルシャーのボードトラックレーサー。

ボードトラックレーサーは低いハンドルとトレッドパターンの少ない細いタイヤが特徴で、アマチュアも参加するから各メーカーで製作していたのだろう。

1900年代初期のアメリカには180ものモーターサイクルメーカーがあったので、販売競争はそのままスピードウエイに持ち込まれた感があり、それがファクトリーレーサーに4バルブエンジンを作らせたのだろう。

しかし技術の進歩はスピードアップをもたらしたが、ここでも悲惨な事故は影を落とし、次第にダートトラックに移行する。

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バイクが先か?クルマが先か?DOHC編

2009年12月11日 | エンジンの怪

91207 画像はttp://www.conceptcarz.com/vehicle/z13561/Peugeot-L45.aspxより転載

プジョーは19世紀設立の一番古いメーカーの一つであるが、近年になってF1のエンジンを作ったりWRCやルマンでも活躍したが、それまではモータースポーツのイメージは少なかった。

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画像は1913年製Peugeot L45で、ご覧のようにキャブレターは原始的ながらDOHC4気筒。タコメーターの駆動プーリーが面白い。

この年はインディ500レースにもL3で出場して優勝。

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そして同じ年のモデルとして、画だけ残っているのはこのモデル。詳細もわからない。

91213

エンジン部分を拡大してみると、DOHCに見えてしかたない。他のメーカーはほとんどFヘッドなのに、突然現れた異端児のよう。L3はギアカム駆動だが、これもそう見える。

当時のプジョーは、現在の多くのメーカー系F1チームのように、生産車と違う系列のエンジニアを使っていたという説もある。

さて、タイトルの”バイクが先か?クルマが先か?”だけれど、メーカーは同じだし時代も同じ、両方とも量産車ではないと思うので引き分けか。

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超弩級!

2009年12月05日 | エンジンの怪

V10エンジンのトマホークは曲がるときにどうするのかと思っていたら、ま、MP3と同じだね。

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9121 画像はttp://www.luxurylaunches.com/transport/simon_whitlock_creates_an_unbelievable_48cylinder_kawasaki_motorcycle.phpより転載

KH250のエンジンをベースに直列8気筒を1ユニットにして、6ユニットをギアで連結しているらしい。

エアフィルターを拾うところは愛嬌だが、1個のキャブレターで8シリンダーをまかなっている。

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多気筒エンジン

2009年12月04日 | エンジンの怪

Ariel_detail1_450 画像はttp://www.mathewscollection.com/motorcycles/Motorcycle_Ariel.htmyoriより転載

アリエル・スクエア4は本当に品がある。

最初に見たときから冷却はどうなるんだろうと思っていたが、全体を一つのヒートシンクと考えたのだろうか。

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RC160Eは既に完成していた125cc2気筒を2台並べたという説もあるのだが,アリエル・スクエア4については分からないけれど、航空機エンジンでは多くの例がある。

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昔から高性能なクルマをつくっていたブガッティは1915年に8気筒110×160 12Lのエンジンを作った。

T34trans

The U-sixteen was developed right after the 8-cylinder, putting two of these blocks vertically on the same crankcase. Displacement thus was 24 litres, output was 400HP at 2100rpm, dry weight some 1000lb (450kg). The two 8-cylinder engines were directly coupled through the reduction gear, at a ratio of 2 to 3. The propellor shaft lay inbetween the two cylinder-banks. The important part was that in this way the propellor shaft could be used to shoot a gun through! At the beginning of WWI the French had a hard time against the German Fokkers, because the Dutch pioneer/inventor had invented a synchroniser mechanism, ensuring that a machine-gun above the engine could fire through the proplellor only when no propellor-blade was in the way. The French used the more primitive deflector system by Roland Garros, consisting of some metal plates attached to the propellor, to make sure that any bullets does not damage this!(画像と記事の抜粋はttp://home.uni-one.nl/bugatti/revue3/rev3-1.htmから転載)

U型エンジンってどこかで聞いた気もするが、それはさておいて1916年にはご覧のようなU16を作った。航空機のガソリンエンジンはボアとストロークは限界に達するほど大きく、出力を大きくするには多気筒化するしかない。

Breguetbugattis

極めつけはH32!

Leviathan_2 画像はttp://www.bugattiaircraft.com/news.htmから転載

Leviathn 画像はttp://home.uni-one.nl/bugatti/revue3/rev3-4.htmから転載

どれほど巨大か!この時代は翼にエンジンをつけることは考えなかったのか?翼の強度の問題か?

フランスには負けられないとイギリスではH24。20年も経つとだいぶ洗練される。ヘッドとシリンダーは片方づつ一体なんだね。

800pxnapier_sabre01 画像はウイキペディアから

1937年3月に新型のハリケーンが生産される以前に、シドニー・カム技師は後継機の設計に移った。これは大型機で同様に大型のネイピア製セイバーエンジン (Napier Sabre engine)en:Napier Sabre を搭載して設計された。これらはホーカー社が1938年1月に航空省 (Air Ministry) から仕様F.18/37を出された際に役立ち、ネイピア セイバーエンジンか、またはロールス・ロイス製ヴァルチャーエンジン (Rolls-Royce Vulture engine) を搭載した戦闘機として要求された。双方のエンジンが2,000馬力以上を叩き出せるように設計されており、セイバーのH-ブロックとヴァルチャーのX-ブロックはシリンダの配置が異なるという点を除けば、同じ24気筒のエンジンであった。これらはアメリカから送られてくる、ハイオクガソリンの使用が前提となっていた。(ウイキペディアより)

またもやあのネイピアだが、こうしてみるとデイテックやBRMのF1用16気筒エンジンの背景が見えてくる。

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