ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

3拍子更新!

2006年01月31日 | consideration
S8_1
この写真はエキパイにあけた穴から見える排ガスの炎です。
青くみえるのが炎です。

気が付いてみたら今回が201回目の掲載記事になりました。5ヶ月チョいで200回を超えたという事は一日一回以上更新しているので良く続いたものです。これも皆様の応援があってこそです。

予告の3拍子の解明の第1部を更新いたしました。ご期待に沿えるか分りませんけれどご覧になってください。
3拍子 クリック
Windows Media Playerでご覧できます。

人気blogランキングへ*クリックお願いします。


カウンターギア

2006年01月31日 | トランスミッション
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

Simg_0119
ケースにギアを組み込む前にカウンターギアも点検しておきます。
シャフトの左右の丸いのはスラストワッシャーです。これらも大きく磨耗していないか確認します。
左の大きいほうは厚さによる種類があってエンドプレーの調整ができます。

S183
カウンターギアの内側にはニードルベアリングが入っています。
矢印はシャフトのベアリング当り面です。
共に磨耗や虫食いがないか確認します。ニードルベアリングのニードルは径が小さいので、キズや虫食いがあると加速度的に破壊に向かっていきますので気を付けたいものです。

Simg_0079
左から2番目の2ndギアを外すのには、リテーニングリングを外しますがこのリングは2巻してあるので外すのはちょっと厄介で、細いマイナスドライバーを2本使います。

Simg_0115_1
左は古いリテーニングリングです。
2巻してあるリングが良く分ると思います。こういうものは再使用しないで必ず新品を使います。

Simg_0090_1
2ndギアにはブッシュが使ってあるので、キズや磨耗がないか確認します。

S182
ギアの歯を良く点検すると、このように虫食い状態を見つける事ができます。
これは僅かなので支障はないのですが、こういった虫食いが全周にできてしまうと異音の発生が生じます。
つまり、このように各部品をよく点検して異常がなければ安心して、組み立ての作業に入ることができる訳ですね。
















パーツクリーナー

2006年01月30日 | オイルその他
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

Simg_0076
写真の上はモチュールの新製品のパーツクリーナーです。
メーカー希望小売価格は¥1600ですが、実勢価格は¥800位かな?
特徴はが出ない事で、普通はアルコールが多く含まれていて、湿度が多く気温が低いときには結露の水分だけでなく、アルコールの吸湿作用でがでるそうです。
下のエバーズのものは、ガス化灯油ストーブを使用中の傍で使うと悪臭が発生して困っていましたが(そもそも引火性があるのでストーブの傍では使用禁止は承知しています・・・・)、モチュールのは悪臭の発生は無しです。
でも近所のホームセンターオリジナルのパーツクリーナーは¥300で売っていますから!


T&O フライホイール ⑤

2006年01月30日 | フライホイール
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

大分時間が掛かってしまいましたが、純正フライホイールの重さが分りましたのでご報告いたします。わざわざ測っていただいたK氏に感謝です。
やはりヘルスメーターでの計測で、約16.5kgということですから、O&Tのものとほぼ同重量ということです。
フライホイールのマス重量は、例え質量が同じでも径が異なると変わってしまいますが、メーカーの謳い文句もあるし、各部の精度もさほど問題はないので、まあ信用しても良いのではないかと思います。値段も安いし。
しかし、パッケージは強度が問題ですね。お買いになる時にはこの点に気を付けたいものです。

Simg_0088_1
写真は1月7日更新の記事のフライホイール重量測定のものです。





メインドライブギア

2006年01月30日 | トランスミッション
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

S193
トランスミッションを組み立てる前に各部品をもう一度点検します。
メインドライブギアを見てみると・・・・・・・。
オイルシールが潰れています。これでは???

S194
オイルシールを外してみると、中のブッシュが飛び出ています。
これではオイルシールを入れてもダメですね。

S192
ブッシュは写真の左のように裏側に、5mm程度突き出しているのが正常です。

Simg_0559
ブッシュを正常な位置にするためにプレスで押そうと試みたら、手応え無く動いてしまうではないですか!


Simg_0002
こういったブッシュはある程度「硬く」入る必要があり、緩いと動いてしまい、今回のケースのようになってしまうことがあります。
いや待てよ。最初は正常の位置で、緩くて動いたのならオイルシールは脱落してしまう可能性が高いので、緩いブッシュをキチンと入れずにシールもそれに構わず押し込んだのかな? いずれにしてもズサンな仕事でしたね。
上はジャンクパーツから捜した使えそうな中古パーツ、下は不思議なことに緩いのにも関わらず圧入時にできたキズのある今までのブッシュです。

191
ブッシュを入れ替えて、オイルシールをSSTにより挿入します。
この段階でこの作業をするとオイルシールの入る「硬さ」が分ります。これも「緩い」と外れてしまいます。

SSTはシールと接する面の形状が考えられていて、シールの外淵だけを押しゴムの部分をキズつけないようになっています。
















メインドライブギア付近

2006年01月29日 | トランスミッション
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

S19_2



以前に述べたように4速ミッションでは直しきれない構造上のオイル洩れと、それを解決した5速ミッションのメインドライブギア(5速ミッションではメーカーでの呼び名は5速ギア)を説明するために図を描いてみました。

4速ミッションにはないクアドシールを採用して解決するために全体的に大きくなり、それに加えてブッシュの代わりにニードルベアリングにしたり、外側のニードルベアリングを大型のボールベアリングに変えて、オイル洩れの対策だけでなく耐久性も上がっています。




三拍子!!

2006年01月28日 | consideration
Simg_0067
いわゆる三拍子の解明に成功しました。
沢山の人たちが様々な理論?を展開していましたが、最近の驚くべき性能のデジカメとフリーソフトを駆使?してウエブ上で説明できるように今日一日かけて撮影もいたしました。「ヒマだな」と言わないでね。
解明は暫く前にできたのですが、ウエブで公開する方法がなかなか見つからなかったのです。
編集にまだ時間が掛かりそうですが「乞う ご期待!!」です。





ピストン、シリンダー

2006年01月27日 | ピストン、シリンダー
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

Simg_0037
ボーリング屋さんに加工を依頼していたピストンとシリンダーが出来てきたので紹介します。
WPC加工はショットピーニングの高度化した方法のようなもので、金属の表面を改質して強度を増す事ができます。
それに2硫化モリブデンをコーテイングすると、潤滑性も改善することができます。
WPCで検索すると色々出てきます。

S143
シリンダーの内面もボーリングの後に、WPC、モリブデンとおカネを掛けてみました。
矢印の示すクランクケースとの当り面は、シリンダーの中心軸と正確に直角になるように研磨も致しました。
ショベル以前のシリンダーは鉄の鋳物なので、WPC加工するとカーボンが飛んでしまい潤滑性が悪くなりますから、WPCの後のモリブデンショットは必須だそうです。
使い込んだシリンダーや社外品は、シリンダーベースが狂っている可能性がありますので、このように研磨すると万全だと思います。
*シリンダーベースの精度が悪いと、シリンダーの中心軸とピストンの動きが一致しなくなり、フリクションロスの増大、ピストン・リング・シリンダー内壁の磨耗増大等が考えられます。

S142
今までに見たショベル以前のピストンは全部と言っても良いぐらい、この写真のようなピストン側部の当り方を見せています。青線の内側の限られた部分だけキズになっているのが分ると思います。

S141
ピストンだけなら良いのですけれど、シリンダーの内壁もピストンの縦キズと同じ場所に深い縦キズが付いています。
それ以外のところは、ボーリング加工の仕上げのホーニングでつけられるクロスハッチが残っているのを見ると大したマイレージを走っているとも思えません。

縦キズの深さは、1/100インチのオーバーサイズに合わせたボーリングではまだ残ってしまうケースも多く、その為に一挙に2オーバーサイズの作業になり、80cu,inの場合ではすぐ上限の3/100(純正)になってしまいます。

縦キズが多く見られると、弊害は?
・ガス洩れが多くなり、ブリーザー圧力も高くなりブリーザーからのオイル吐出量も増える。
・一般的に言う「オイル上がり」の状態で、オイル消費量が大きくなり、燃焼室のカーボン堆積も増える。

縦キズのできる原因は?

S1

S2_1
ノギスなのでそう正確とは言えませんが、ピストンスカート部の大きさは写真のように8/100も違います。
つまり、側圧を受ける部分は大袈裟に言うと「尖って」いるのです。

①キズを良く見ると2サイクルエンジンが焼きついたものと良く似ているので、もしそうだとすると・・・・。
ピストンは形状が複雑なので、熱膨張してから真円に近くなるように設計されるはずですが、キズ以外のところはシリンダーと摺動した形跡がないので、ピストンの設計が適切ではない。それにより当り面積が少ないので、面圧が高すぎてオイル切れを起こしている?

②コンロッドの長さが足りないとピストンの側圧が高くなる?→ショベルの場合ではストロークの倍近くあるので問題はない?

③ドームピストンは頂部が重いので首を振る?→スカートが長いので問題はない?

④カーボンが噛みこんでキズを作る?→ピストンリングを乗り越えてカーボンが存在するとも思えない。もしそうならピストン全周にキズがあるのでは?

まだ他にもガス圧が不均等であるとか考えられますが、WPCやモリブデンショットは他に実績があるので、今回のテストには期待を掛けています。
このような事はタブン他のショップさんでは実施していて効果を出しているかもしれませんが、ワタシはこのブログで”公開実験”してみましょう。伝票がまだ来ていないので費用は分りませんが、かなり高いモノに付きそうな予感が・・・・・。












トランスミッションケース③

2006年01月26日 | トランスミッション

人気blogランキングへ*クリックお願いします。

S1214
これは’77年前期までのトランスミッションケースで、メインドライブギアのベアリングはバラのローラー(44本)が使われています。組み上げる時にはローラーの本数やオーバーサイズなどに気をつけたいものです。
スタンダードサイズは0.125インチで0.0004と0.0008のオーバーサイズが用意されています。

Simg_0527
こちらは’77年後期から’79年のもので、ベアリングが写真のように一体になったのが特徴です。
ココまではラチェットトップと言われているシフター機構になっています。

S1213
’80年からローターリートップと言われているシフター機構になり、このメインドライブギアのベアリング部分にスチールののハウジングと一体型ベアリングが採用され最後の4速ミッションとなりました。

S1215
ミッションケースの変更に伴いスペーサーとオイルシールもこのように変遷しています。
’77年までのスペーサーは矢印のように切欠があるのが特徴で、L型の小さいキーで空回りしないように考えられていたようでした。
この’77年付近は未だに混乱があるようで、今日SHIGEチャンに教えてもらったところによると、「モノによっては加工しないと付かないカモ」というメーカーの注釈があるようです。幸いにそのような物にはワタシは巡りあっていませんが。

S1212
スペーサーが磨耗すると、ドライブスプロケットの内側でケースを削ってしまう事もあります。









タバコ、コーヒー

2006年01月25日 | 嗜好品
人気blogランキングへ*クリックお願いします。

S12_2
突然ですが、写真はワタシが日常吸っているマイルドセブンエキストラライトです。
スモーカーのおかれている立場はココで言うまでもないことですけれど、迫害を受けながら強い意志の元?で毎日タバコを吸っています。タバコの習慣は割合と遅く23歳のころが始めですが、セブンスター・マイルドセブン・マイルドセブンライト・マイルドセブンエキストラライトと段々ニコチン・タールの少ないものに移行しています。
1㎎のタバコになると余りに軽すぎて、かえって本数が増えてしまうので3㎎にとどめている訳です。

嗜好品はそれこそ人それぞれの好みなので一概に評価できませんし、シチュエーションによって感じるものが大きく変わってしまいます。
ワタシが以前から思っている例はビールがそうであって、運動して汗かいて喉が渇いて飲む冷えたビールはどれでもスゴクうまいのです。日本は世界一競争が激しい国ですから、ビールの種類もタブン世界一多くあると思います。
税制のアンバランスという要因で発泡酒などに押されていますけれど、サッポロの契約栽培のコマーシャルを見たり聞いたりするとスゴイ努力しています。愛飲している人口の半分の「オフィスで働く、体をあまり動かさない人たち」がウマク感じるビールを追求しているうちに種類が増えてしまったと考えるのはワタシだけ

マイルドセブンエキストラライト
満足度             ★★★☆☆
コストパフォーマンス    ★★★★☆
香り               ☆☆☆☆☆
パッケージデザイン     ★★☆☆☆

長い間愛用しているので満足度は平均以上、アメリカなどの価格を考えるとコストパフォーマンスはかなり良い。
香りが最低なのは自分で吸っているには感じないけど、クルマの中で吸っていて一度降りてまた乗り込んだ時のニオイは最悪です。自宅で吸うと大ヒンシュクなのは副流煙のニオイのせいです。(それだけではないのは承知してます)
満足度が満点ではないのは香りのせいですね。

S11_3
缶コーヒーの種類の多さも日本は世界一でしょうね。ワタシも世界中を調査していないので推測ですけれど、自販機やコンビニが至るところにあり、何時でも何処でもほとんどのものが手に入るのも日本が一番でしょう。
コーヒーを1日に5~6杯飲むワタシは缶コーヒーもブラック無糖です。
以前のブラック無糖は我慢しないと飲めなかったのですが、5年くらい前からカナリうまくなりました。大手コーヒー会社に長年勤務している友人によると、缶コーヒーは最初の頃の原料は香料と砂糖と植物性クリームだったのですが、次第にコーヒー豆が増えてきて、巨大なマシーンで抽出しているとのことです。
砂糖は防腐作用がありますが、その砂糖を入れない無糖コーヒーは徹底的な殺菌処理をする必要があったので、香りも飛んでしまい味も悪かったそうです。最近は殺菌処理技術が良くなったので長い時間を掛けずに殺菌できるようになりウマくなったようです。

ネスカフェ 匠
満足度             ★★★☆☆
コストパフォーマンス    ★★★☆☆
香り               ★★★☆☆
パッケージデザイン     ★★★☆☆

ワタシは何時もはマシーンでドリップしたコーヒーを飲んでいるので、缶コーヒーに対する評価はどうしても辛くなってしまいます。
残念ながら今まで飲んだ中では4星以上をあげられるモノはありません。
でも匠は最新モデル?なので、コーヒー豆25%増量はコストパフォーマンスと香りの3星に貢献しています。パッケージデザインは”匠”が効いていて自販機のセレクトボタンを押してしまいますね。
日本語のウマイ甘いから来ているという説のせいか分りませんけれど、スモール缶の甘くない飲み物はソンをしたという気持ちはオレだけ? それでコストパフォーマンスにはこれ以上の評価をあげられません。