人気blogランキングへ 今日は冬型の気圧配置ですね。
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第2回「明日のバイクを考える会」を開催いたします。
1、日時 2月16日(金) 午後6時から
2、場所 池袋周辺 参加者には詳しくお知らせいたします。
3、お申し込みはコチラにお願いします。
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インディカー燃料に酒税?
この事柄についてはニュースで知っている方も多かろうと思います。
オーバルコースではセイフティゾーンがありませんから、事故がある前提?では水で消火できるアルコール系燃料は、炎が見えないリスクがあるにも関わらず、意外と広範囲にモータースポーツで使われているようです。
燃料はシリーズ発足からメタノールを使用してきましたが、2007年からエタノール100%の燃料に切り替えられることが既に決定済みだそうで、その準備段階として、2006年シーズンはメタノール90%・エタノール10%の混合燃料を使用することが義務付けられているそうです。
ところが、日本ではエタノールが90%以上含まれていると酒税が掛かるので、2000万円の思わぬ出費に関して、インディインジャパンの主催者は頭が痛いところなのでしょう。
メタノールとエタノール
メタノールとエタノールはヤヤッコシイのですが、インディカーレースにおいて、メタノールからエタノールに切り替えられたのには、バイオマスエタノールの実用化によるところもあると思います。
メタノールは天然ガスを原料にも製造され、燃料(自動車以外に)や有機溶媒、最近では燃料電池にも使われるようですが、毒性が強いと認識されているにも関わらず、飲料用に混入されることは今でもあるようです。怖いですね。ちなみにメタノールは飲用に適さないため酒税は適用されません。
エタノールはその点では良い事尽くめのような気がしますね。ブラジルは地勢的もエタノールの製造には有利で、1980年代には純粋エタノール車が90%を占めていたこともあり、現在でも100億リットルのガソリンに置き換えられているようです。
ブラジルでの社会実験
環境への効果
1980年代自動車燃料へのエタノール使用が広く普及し、大都市の大気汚染は緩和された。しかし、1990年代では部分的にガソリン使用に戻ったことにより、悪化した。
エタノール政策は、自身が環境問題と社会問題を引き起こした。サトウキビ畑は、伝統的に収穫前に、葉を取り除き蛇を殺する目的で焼畑される。それゆえ、国内でサトウキビが作付けされている地域では、焼畑の煙により収穫期には空が灰色になる。
煙は広範囲に運ばれ、近くの町に到達するので、重篤な呼吸器障害問題がもちあがっている。このように大都市から取り除いた大気汚染は単に田舎に移され(そして増やされた)だけである。この状況は公的機関と保健局からの圧力により、近ごろ減ってきた。しかし、有力なサトウキビ栽培者のロビイストは、焼畑の全面禁止を阻止した。
社会的意味合い
エタノール政策は小さい農場を見渡す限りのサトウキビ単作地帯の海へと広範囲に置換した。これは生物多様性と(森林伐採からだけでなく、隣接する焼畑による森林火災によって)原始林の減少をもたらした。収益の上がるサトウキビへの作物の転換は過去10年間にわたって食品価格の非常な高騰も、もたらした。
サトウキビが収穫期のみ人手を必要とするので、この変化は、年間の1ないしは2ヶ月間だけサトウキビ収穫(日当約3~5 US$)に頼る、貧困な移動季節労働者の巨大な人口層を作り出した。この巨大な社会問題は、地方での政治の騒乱と暴力の原因となり、それは頻発する農場侵略、故意の破壊、武装集団および暗殺といった今日の苦悩を引き起こした。
バガス由来の電力
生の植物換算で、ショ糖が占める熱量は30%を下回る。熱量の35%は茎チップ中に残存し、収穫の際に耕地に放置される、そして、熱量の35%が圧縮残渣の繊維質(bagasse)に存在する。
バガスの一部は、蒸留の熱と機械を操業する為の電力を供給する為に、圧搾所で燃焼している。 このことにより、エタノールプラントはエネルギー的に自己充足しており、余剰は公共電力として販売している。現在の生産では600 MWが自家用に消費され、100 MWが販売されている。この二次生産は、10年契約により、公共価格(約30-40 US$/MWh)で一般社会は供給されると考えられている。 主にダムの水力発電で作られ、エネルギーは乾季に不足するので、これは公共電力として重要である。バガスが発電する潜在的な電力は、技術に依存するので、1,000から9,000 MWの幅を持つと見積もられている。 高めの見積もりでは、現在の低圧のボイラーとタービン、バイオマスによるガス化で高圧のものに置き換え、現在は捨て置かれている収穫残渣も利用することを想定している。比較するために示すと、ブラジルのAngra I 原子力発電所は600 MWを発電する(そして、それはしばしば停止する)。
ほどなく、1トンのサトウキビ残渣から約80kWhの電力を抽出する経済性を確立すると考えられている。そのうち50 kWhがプラントの自給に使用される。従って、年当りの100万トンのサトウキビを加工している中規模の蒸留所は、約5MWの余剰電力を販売するかもしれない。 現在、砂糖とエタノール販売で1800万 US$、余剰電力販売で100万 US$を稼ぎだす。先進のボイラーとタービン技術を用いると、電力収量はサトウキビのトンあたり180 kWhに増大させることができるものの、現在の(公定)電力価格ではこの投資を回収できない(ある報告書によると、電力価格が70 US$/MWhであれば世界銀行がバガス発電へ投資するであろうとされている)。
石炭や石油といった他の燃料に比べても、バガスの燃焼は環境に対してやさしい。バガスは2.5%の灰を含むだけであり(比べて、石炭は30~50%である), 硫黄分を含まない。比較的低温で燃焼するので、窒素酸化物の発生が少ない。その上、レモン果汁の濃縮、植物油、陶業、タイヤのリサイクルなど種々の産業にバガスは(重油と置き換える)燃料としても販売される。サンパウロ州では200万トンのバガスが使用され、3500万US$の燃料油の輸入を節約した。
より抜粋引用
というように、まだまだ解決すべき問題は山積されていますが、カスまで燃料に使えるとは将来に明るい見通しが期待できます。
もっとも、熱帯地方だから効率の良いサトウキビが利用できるのであって、日照時間の短い緯度の高い地方では、とうもろこしに依存したとすると、ドイツを例にすれば、前耕地面積で耕作しても足りないとかの試算もあるようです。
それでは、次回は日本におけるエタノール事情を考えて見ましょう。
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飲酒運転取り締まりは難しくなりますねぇ~
実際コーン由来はバーボン臭かったです(笑)
ところで、カルフォルニア地方でのE10販売の状況はどうですか?
先ほど暮れまでオレンジカウンテイに在住していたシゲちゃんに聞いたら、見たことがないと言うことでした。
もしもアメリカに禁酒法が残っていたら、或いは西方イスラム社会では引っ掛かるんでしょうかね。燃料としてのエタノール。ロシアは人間が消費しそうですが・・・。
チョット探すのに苦労しましたがサンフランシスコクロニクル紙に依れば、実績では6%添加のようですね。添加していない事が明らかな州のガソリンは表示オクタン価も低く、燃費も良いので添加されている事は間違い有りません。
シュワちゃんはエタノール添加を推進しており増える傾向である事に変わりは無いのですが生産の体制は未だ?の様です。株は買い時かも(笑)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2007/01/10/MNGMPNG4LD1.DTL
http://www.energy.ca.gov/ethanol/
iu kodo desuka(walaw)
whiskywa tory desune.
tonalino siliaini sasote nomimasitaka
yokatadesu.
メチル添加のガソリンは、ちゃんとセットしないとバルブ周りのカーボン付着が増えて最悪かじると聞いたことがありますが、
本当でしょうか?。
まあどの道、内燃機関を超えるエネルギーの転換装置が発明されなければ、代替燃料問題はついて回ることですから、致し方が無いでしょう。
またセッティング実験が始まるのでしょうか?(笑。
ソウルオリンピックの時に、ロシア人が間違えてメチルアルコールを買ってしまって、亡くなってしまったとか。
日本でも戦後にも色々あったようです。
US05 1200R さん、
素朴な疑問!ですみませんでした(笑)。
環境省の資料では、北米仕様で実績があるから云々とありましたので、お聞きしました。
とうもろこしの綱引きが未だ続いているのでしょうか?
ジャイさん、もっと深刻かも?
実際燃料中の酸素が増え理論空燃比も14.0:1になるそうですから、カーボンが溜まるとは逆の方向じゃないでしょうか?セッティング・・はキャブ車では多少必要でしょうね。
燃料への添加剤、清浄剤も基本的にはアルコール類の筈です。大体、日本で売られているガソリンも既にE3相当はJISの規格内です。
E30を超えないと実感は無いとNRELの担当者は申しておりました。
エタノール燃料のことが書かれていましたので、、、原料のサトウキビがブラジルで栽培されている様子ですが、向こうに行った人の話を聞いたことがありますが、郊外のあるところは見渡す限り(向こうの方に見える小高い山のようなところまで)全てサトウキビ畑だったそうです。収益性の高く手入れが余り要らない作物なので大規模生産に向いており、山の木を切り倒し畑に変えていった結果との事。その話を聞いてエタノールだけでなくトウモロコシを含む代替燃料が拡大されていくとエコの側面だけでなく自然破壊もあるのでは無いか?と思ったことがあったので書き込みさせて頂きました。世界的に代替燃料が広がり、その需要を満たすため先のような考え方が世界中に広がったら・・・。恐ろしいような気がします。
今日のネタからは脱線しますが、環境破壊の流れを聞くと、我々バイク乗りに何が出来るのか、又、何が課せられるのか非常に気がかりです。地球温暖化へのバイクの影響は車に比べれば恐らく微々たる物でしょう(すみません推測です)。しかし、必要性から考えると社会的には無くても問題ない、もしくは趣味性が高いのだからとか環境保全のためとか言われタバコの様に高い税金をかけられた時、我々はどう反論できますでしょう?今は未だそんなことは言われてませんが。降りるのが一番環境に優しい行動という事になりますが、乗り続けるためにはその間にある何かの方法を考えなくてはならないんでしょうね。
乱文失礼しました。
変性アルコールに当たると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB#.E5.88.A9.E7.94.A8