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言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

里子来て大慌てなり秋深し 昨年を振り返る

2025年01月01日 15時59分52秒 | 評論・評伝
 年末から年始にかけて風邪をひき、正常に戻つてはぶり返す、これを繰り返してゐる。初めて病床(少し大袈裟だが)で新年を迎へた。
 今朝は熱は下がつたが、いつまでも寝てゐられるほどの倦怠感。かういふこともあるのだなと少し遠くから自分の寝姿を見てゐる。

 さて、昨年一年を振り返つて、最大の出来事は里子を迎へたといふことである。と言つても、臨時や緊急避難的な「預かり」である。児童相談所から、本当に突然連絡が来る。年齢も性別も事情も詳しくは知らされずに、とにかく「どうですか」といふ電話がかかつて来る。今回は2件とも運良く私も家内も時間が取れるタイミングだつたので受けた。
 しかし、緊急避難の時には下着も着替へもない、体一つで来るから、こちらはてんてこ舞ひ。食事も何を食べさせたら良いのかも還暦を過ぎたこちらには手に余る。がなんとかこなした。いちばん困つたのは、夜の遊びであつた。下階の人に迷惑をかけまいと必死になつたが、子供はジャンプしたり足をどんどん踏み鳴らしたりがだいすきであつた。9時ごろになつてやうやく床につくやうになつて、やうやく解放される。家内と2人でゆつくりとコーヒーを飲む時間がいつにない幸福な時間であつた。

 今年もまた突然その時が訪れるのだらう。運が良ければ、また子供たちに会へる。
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