芦田宏直先生のブログを読んでゐて、標題の言葉に出会つた。今、原文を引くと、少々違つてゐるが、次のやうである。
「〈考える〉とは、他者の言語で考えることだ。自分の言葉で考えないことの訓練が学校教育。」
この短い文から、いろいろなことが言へさうである。
アクティブラーニングの成否を分けるのは、この「自分の言葉で考えない」で「考える」といふことができるかどうかである。自分の言葉で考へるだけでは、それはアクティブでもなんでもなく、ただの自動思考、いつも通りの作業である。分かることが拡大するのでも、わからないことが明らかになるでもない。抑制しつつ自由に考へさせるには、先生の力が大きい。
そこで更に芦田先生は、「アクティブラーニングではなくて、パッシブラーニングが重要。」といふことを書いてゐる。「パッシブラーニング」とは初めて聞いたが、これは宿題として「考へ」てみたい。
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