ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

大河・かこがわ(65) 古墳時代(32) 石の宝殿(1)

2019-10-06 08:56:28 | 大河・かこがわ

                   石の宝殿

 先に、竜山石・天の磐船を紹介しました。順序として、次は「石の宝殿」を紹介しなければなりませんが、石の宝殿は、謎だらけの大きな石造物です。

 石の宝殿を古墳時代の項に含めるのは、少し無理があるかもしれませんがご辛抱ください。

       JR宝殿駅(ほうでんえき)

 「石の宝殿」の話」をJR山陽本線の「宝殿駅」から始めます。『兵庫史の謎(春木一夫著)』(神戸新聞総合出版センター)に、宝殿駅について、次の文章を見つけました。

 ・・・尾崎士郎の艶笑小説『ホウデン侍従』に、奇怪なふぐりの顔をした挿絵が描かれていたのを思い出す。

 戦争中、在日していたドイツの婦人たちは、この地を通過するたびに、駅員がまじめくさって、

 「ほうでん、ほうでん」と大声で叫ぶため、耳まで真っ赤にしていたという、いわくつきの駅だ。・・・・

       石の宝殿は生石神社のご神体

 「ほうでん」が、ドイツ語で「キンタマ」を意味するのであれば、ドイツのご婦人が、顔を赤らめたのも当然です。

 もちろん、以上の「ほうでん」は、今から訪ねる「宝殿(ほうでん)」とは関係がありません。

 歴史に、あまり関心のない人にとって、現在「ほうでん」は、耳慣れない言葉になっているかもしれません。

 宝殿駅から南西に1.5キロほど行くと生石神社(おうしこじんじゃ)に突き当ります。

 この神社に、不思議な大きな石(ご神体)があります。

 この御神体が「石の宝殿」で、「JR宝殿駅名」は、「石の宝殿」にちなんで命名されています。

 宝殿駅の北側のロータリーに石の宝殿のレプリカ(写真)がデンと置かれています。

 それでは、生石神社・石の宝殿を訪ねましょう。(no4764)

 *写真:石の宝殿のレプリカ(宝殿駅北側のロータリー)

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