ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

わたの里通信誌(56) 第7回 播磨の綿まつり

2016-04-30 08:33:06 | わたの里通信誌

       7 播磨の綿まつり 2016113(祝・火)

 志方は江戸時代からの綿の産地です。この地での2回目の「播磨の綿まつり」は、たくさんの方に参加していただき大盛会でした。前日の雨が高御位山から空に昇っていくと、後に素晴らしいお天気が広がりました。改めてふるさとの山に見とれました。綿を摘んで頬にあてて喜ぶ子どもたちは、糸車、綿繰り器と、古い道具にも目を見張りました。そんな子どもたちの表情に接すると、3月に耕し、5月に種をまくことから始まる栽培作業の苦労が報われます。(綿まつりを開く田圃は、稲岡鉄工さんにお借りしています)今年の綿まつりは例年通り11月3日(祝・木)です。

 ■「稲岡工業株式会社文書」保存会が発足して1年半がすぎました。文書の整理作業は、倒産した稲岡工業株式会社(以下稲岡)の後に入られた稲岡鉄工株式会社さんのご厚意で事務所棟の二階をお借りすることができ、月二回、第1と第3の日曜日午前9時~12時まで行っております。

 稲岡に遺された、加古川市史の目録にある地域の歴史的文化史料は、段ボール箱約200箱に収められていますが、損傷が激しく、封筒の中の史料を目録と照合させながら新しい封筒と交換をする作業をおこなっています。整理作業は順調に進み、12頁の表にあるように、8割弱整理できました。これからは、新しい目録作りが保存会によって始まります。どれほどの年月がかかるか予想がつきません。ご都合の良い第1・第3の日曜日に参加、ご協力下さる方をお待ちしています。

 ■1口1000円以上のご寄付をお寄せいただけましたら幸いです。ご寄付いただいた方には、来年3月発行の冊子「わたの里通信誌」3を送らせていただきます。(no3203)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたの里通信誌(55) 第2回「わたの里の記録」  

2016-04-30 07:35:58 | わたの里通信誌

   イベント 講演会  

  開催日・2015年11月1日(日)午後1時半開会

 会場 ・加古川西公民館大ホール    参加者・60人

 講師  ・上月昭信先生  東播磨地域史懇話会会長 兵庫県文化財保護指導委員  

       西向宏介先生  広島県立文書館 主任研究員 元加古川市史編纂担当

            松岡資明先生  元日本経済新聞記者

■稲岡スタイル  保存会では、西向先生に埃の取り方、史料の包み方等のご指導を頂き、整理作業をすすめています。保存のために必要な、段ボール、封筒、防虫剤等は大きな出費です。そこで高価な中性紙の封筒は、中性紙を購入してみんなで封筒作りをしています。これによって、市価の10分の1ですむようになりました。スタートした1年前には気づかなかったことが、回を重ねるごとにアイディ
アが持ち寄られるのです。来年度は稲岡鉄工さんのご厚意で倉庫の中にある木材を使わせて頂き、箱を整理する棚を作ります。

  参加者がアイディアを持ち寄って工夫を重ねること、これを「稲岡スタイル」と呼びたいと思います。

■整理作業 今年度、行った日数は30日で、延べ239人の参加がありました。右の写真は、今年度最後の作業日、3月13日、蔵を片づけた後に撮りました。(撮影・江村直樹)

■整理作業ボランティアを募っています

 毎月の第1、第3の日曜日9時~12時(変更あり)  

 連絡先 事務局 吉田まで(097-432-0956)   (no3202)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする