ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

荒廃の奥に…絹張砂防ダム

2023-04-04 12:08:37 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は長野県上水内郡小川村瀬戸川(かみみのちぐん おがわむら せとがわ)にある信濃川水系の絹張(きぬばり)砂防ダムを目指します。アクセスは県道31号沿いにある「小川の湯」の看板付近から北へ向かって入り、沢入沢と呼ばれる小さな川に沿って道なりに進んで行くと到着します。

行くと分かりますが、このあたりはちょっと山の中に入って行くとその荒廃ぶりに驚きます。木々は倒れ、路面には小さな岩がゴロゴロしています。行政に修復予算がないんですかね。不安を覚えつつ進んで行くと道から少し入ったところに絹張砂防ダムがあります。それがこちら。


定礎は1992年9月24日で、

竣工は1998年3月。完成までに随分時間がかかったようです。なお、ダム名はこの下流の地名に由来するものと思われます。


斜面の荒廃ぶりの一部。このあたりはこんな調子。


ネットを見るとダムマニアはいますが、砂防ダム(堰堤)のマニアはあまり見かけません。その理由はいくつかあります。まず通常の大きなダムはその周辺がきちんと整備されていてアクセスしやすいこと。そして対象(ダム)が大きいので観光地化していることにあります。いわゆる「映え」ますしね。ところが砂防ダム(堰堤)のある場所はそもそも災害が発生しやすいところであり、周辺が整備されていない危険な場所に築造されているケースがほとんど。また一般のダムに比べて「映え」ませんしね。

ダムと称する場所にいろいろ行った経験から言えるのは、一般のダムを訪れるのは入門向きで、砂防ダムはリスクを理解した中・上級者向けなのかもしれません。でも、砂防ダムに行ったからといって、得るものは何もありません。ただ単に自己満足に過ぎません。もっとも、それがマニアなのかもしれませんけどね。
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