ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

発電もするよ!…浅刈砂防ダム

2023-04-10 07:08:19 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は長野県長野市大岡甲(おおおかこう)にある信濃川水系の浅刈(あさがり)砂防ダムを目指します。ここも前回記事にした一倉田和砂防堰堤(ダム)と同様にその場所を説明するのは難しいので、下に地図を載せておくので参考にしてください。ざっくり書くと、県道12号から聖山高原へ向かう県道501号に入り、少し行ったところにある未舗装の脇道を入って行くと目的地に到着します。

その未舗装路を進んで行くと浅刈砂防ダムの右岸側に辿り着きます。ダムは眼下にあり、こんな風に見えます。


…と、まあ、さらっと書きましたが、県道501号からここへ行くには少し歩かなくてはなりません。もちろん4WD車ならばあっという間に着くんですが、そうでないクルマだとスタックする危険があるのでワシはクルマを県道脇に停めて歩きました。


ダム横近くにはこんな石碑があります。「浅刈砂防ダム竣工 記念碑」。

裏側には概要が記されています。これによると、高さ25mのコンクリートダムで、着工は1985年9月4日、完成は1989年11月28日。なお、石碑には「大岡村字浅刈」とありますが、大岡村は2005年1月1日に長野市に編入したため現在の住所は上記の通りとなります。またここからわかるのはダム名がこの場所の地名に由来するものだということ。


ダム横には別の表示板があります。


上の表示板には危険なので立ち入るなと書かれていますが、ダム上へ行く扉が施錠されていないので自己責任で下りてみます。そしてこれがダム上。平成元年度の荒廃砂防工事として築造されたものらしい。


ダム上、中央から見た上流側の様子。砂防ダムというよりフツーのダムみたいですね。


中央の落水部の様子。

そして、下流側の景色です。写真左下に見える小屋のような建物は大岡浅刈小水力発電所だそうで、落差を利用して発電された電気は地元の大岡中学校と大岡小学校へ供給され、余剰電力は電力会社へ売電されるんだとか。


ダム上、中央から右岸を見るとこんな感じ。


砂防ダムでありながら発電もするなんて、なかなか賢いですね。もっとも、そもそも樋ノ口沢を堰き止めて築造したダムなので水の量も豊富で発電が可能なのでしょうけど。

最後にこの場所を示す地図を載せておきます。写真右下のカーソルのところが今回の浅刈砂防ダムで、右上に見えるので前回記事にした一倉田和砂防堰堤(ダム)です。参考までに。
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