ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

「新」の理由…新鶴子ダム

2021-09-12 07:02:15 | 山形(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は山形県尾花沢市鶴子にある最上川水系の新鶴子ダムに向かいます。アクセスは国道347号から県道29号に入り、しばらく行ってから県道301号を左折し丹生川(にゅうがわ)に沿って進めば到着します。ちなみに丹生川と呼ばれる川は全国にあり、その由来については以前書いたコチラの記事で説明していますので興味のある方はご覧ください。

で、県道301号を進んでくると、見えてきました。あれですね。右岸側に洪水吐があるのが見えます。



左岸のダム横に来ました。なかなか立派なロックフィルダムです。




まず目にしたのが新鶴子ダムの案内図。



貯水湖側には「平成の湖」と刻まれた石碑。これが貯水湖名のようです。ダムは1974年に工事を着工し、幾多の困難を乗り越えて1990年3月に完成したと書かれています。



新鶴子ダム周辺の村山北部土地改良事業案内図。



左岸、「平成の湖」側から見たダムの様子。



これがダム上。さあ、歩いてみましょう…と思いきや、



関係者以外立入禁止とな! たは〜っ。



仕方がないので、その場所から見た「平成の湖」の様子を撮りました。写真左端に見えるクリーム色の建物が管理所と思われます。



一方、下流側はこんな景色です。ダムの高さが96mなので、見晴らしは最高!



ダム名が「新鶴子」なんですが、「旧鶴子ダム」もしくは「鶴子ダム」ってえのはないんでしょうか。元がなくて、いきなり「新」というのもどうかと思うんですが…。

そんなことを思いながら調べていくと命名の理由が判明! どうやらこのダムが建設されたことにより、それ以前に丹生川を堰き止めて作られていた「丹生川ダム」(1959年竣工)が水没。この丹生川ダムの別名が「鶴子ダム」だったことから新たに作られたこのダムの名称は「新鶴子ダム」になったようです。(参考1)(参考2

なるほど、そうだよなあ。そうじゃないとおかしいもんね。あ〜、スッキリした。
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