ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

きちんとしている奥野ダム

2020-05-16 07:57:20 | 静岡(ダム/堰堤)
東伊豆唯一のダムである伊東大川水系の奥野ダム(伊東市鎌田)に来ました。まず目にするのがダム周辺の案内図です。



その先にあるのが管理所です。ここをくぐると、すぐダム。



「県」の一部が取れちゃってますぜ。



ダムには作られる理由が必ずあります。奥野ダムについては1958年9月の狩野川台風で伊東大川下流に甚大な被害が出たことがダム建設の理由だそうです。そうは言ってもすぐにポンとダムができたわけではなく、10年後の1968年になって予備調査が開始され、完成したのは1990年3月。狩野川台風から実に32年の月日が流れての「お目見え」となったわけです。



この案内板では奥野ダムがどんな目的で作られたのかが説明されています。



貯水湖(松川湖)側から見たダム。



「奥野ダム」と刻まれた石碑と、



「松川湖」と刻まれた石碑。



では、ダム上を歩いてみましょう。まず目にするのはデカい自由越流式の排水路です。増水すると水はここから溢れ出て、



この排水路から下流へ流れていきます。



ダム上の通路には静岡県の花「つつじ」のプレートが、



また、奥野ダムがどのような位置にあるのかを示す方位図、



そして伊東市の花「つばき」のプレートが、それぞれ埋め込まれています。



ダム上、中央部付近から見る松川湖。



対して、下流側の景色はこんな感じです。



対岸へ来ました。下流側から見たダム。



松川湖側から見たダムはこんな感じ。



その近くにはダム建設で水没した「奥野の里」の記念碑。27世帯が移転したようです。

「湖底のふるさとを想う」





訪れた日には多くの観光客が来ていました。まあ、ダム上なんて常に風がビュービュー吹いてますし、密閉空間でもなく接触するわけでもないのでコロナ・ウイルスに感染する危険はまずないと判断し訪れるのでしょう。ワシもそうなんですけどね。
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