ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

最悪なテレビ番組

2005-09-04 13:38:08 | 脳みその日常
選挙戦も後半にさしかかり、各党ともますます自己アピールに熱がこもっている。投票するこちらとしてもそろそろどの党にするか、どの候補者が妥当なのか考えねばならぬ時期に来ている。それを見越してか、各テレビ局は政治討論番組を放映する。本日の午前中だけでも党首討論の番組が3つもあった。

討論番組をやることについて反対するつもりはない。問題は番組の構成の仕方にある。有権者がこうした番組を見たいと思うのは各党の政策を知りたいからに他ならない。しかし実際の番組で行なわれるのは政策の違いが明確にされるどころか、他党の悪いところを声高に言い合うだけ。それも発言者が複数になるため誰が何を言っているのかさっぱりわからないし、何か発言したとしても説得力すらない。

ハッキリ言って、こんな番組をやったところで有権者にはどの党がどういう政策なのか明確にならない。ただワーワー言い合いしているのを見るのは本当に時間の無駄だなと感じる。実に不毛だ。

むしろこういう番組を制作するテレビ局にも問題があるんじゃないのか。各党の政策の違いを示したいのなら、各党が提示したマニフェストをもとにデカいボードに「政策一覧表」のようなものを作って説明すれば済むこと。何もバカ面した党首を呼ばなくたっていい話。まあ、説明者に党首が登場しても構わないが、少なくともくだらん言い合いはさせないといったルールを作るとかしろよ。視聴者の立場になって考えもせんで、ある番組の最後では

「今日の番組をご覧になって、投票する政党は決まりましたか?」だと?

寝ぼけたことを言ってんじゃないよ!オマエらの安易な番組作りによって、ますますワケがわからなくなったではないか!よもや有権者を困らせる意図で番組を作ってるんじゃないだろうな…。いやいや、そこまで疑ってしまうぜよ。

それはともかく、不毛な言い合いを公共の電波で流すぐらいなら、最初からそんな番組を作るなと言いたいね。ったく、見終わった後の不愉快な気持ちといったらない!こちらは情報を知りたくて見ているのに、得たい情報はわからぬままだし、子供の学級会じゃないが「ハイ、ハイ」と挙手して発言を求める某バカ党首をはじめ、マヌケ面を見続けなければならないなんて苦痛以外の何ものでもないのだ!

こんな奴らが政治を動かしていると思うと嫌になるねえ。本当に国民のことを思い、国民に尊敬されるような政治家はおらんのかいな…。
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