ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

100メガのカラクリ

2006-03-09 07:13:48 | 脳みその日常
光接続にして我がネット環境は快適になった。しかし伝送速度は100メガと宣伝しているが、あまり実感がわかない。確かに前のADSLよりは速くなったとは思うが…。そこで検証を試みた。

まず、ネット上で測定することのできる回線速度診断サイトで実験する。ひとつのサイトだけでは確信が持てないので複数のサイトで行なってみた。すると、伝送速度は平均して20メガ前後…。

はぁ?なぜ?

何度試みても測定値に変化は見られない。おいおい、100メガでつながるんじゃないのか?まあ、100メガというのは理論値であるから、完全に100メガの速度になることはない。それはわかっている。

でもさ、20メガって何だよ。電話局に近いADSLユーザーならそれぐらいの数値にはなるぞ。不幸にしてウチは最寄りの電話局から直線距離にして2.3kmほどのところにある。なので、今までADSLにしていても12メガあたりが最速だった。

もっとも、光接続の場合は電話局からの距離は関係ないので、そこに原因があるわけじゃない。ならばほかに原因があるはず。関連するサイトをあちこち見てまわったが、いまいちよく理解できない。仕方ないのでNTTに聞いてみた。

「100メガと謳っているのに、ウチじゃあ20ぐらいしか出ないけど、なぜ?」
「はぁ、それについてはユーザー様のパソコン環境によって違ってくるんです」

というやり取りから始まった。担当者の説明によると、こうだ。多くの利用者が勘違いしているのはブロードバンドの「区間」のことらしい。つまり、NTTやTEPCOの光ケーブルから各自のパソコンまでは、100メガとは言わないまでもそれに近い伝送速度になっている。

しかし、伝送速度が速いのはその間までで、各自のパソコンのもう一方の端は、プロバイダーを経由してそれこそネットの海に繋がっている。従って、プロバイダーから先の、ネットという大海原が渋滞していれば、いくら光接続であっても高速接続にならないのだとか。ワシの測定による20メガというのは、光ケーブルとその先の接続状況とをトータルして算出したもののようだ。

担当者はここで、自社の光ケーブルの伝送速度が速いことを証明すべく、「フレッツ・スクウェア」に接続して、そこで速度確認をしてくれという。「フレッツ・スクウェア」というのはBフレッツを利用している人しか接続することのできない、いわば閉ざされた場所だ。これはワシのパソコンから光ケーブルを通じて「フレッツ・スクウェア」にダイレクトに接続されるため、純粋に伝送速度を測定することができる。

ならば、と測定してみた。すると、叩き出された平均値は何と50メガ!!それを担当者に知らせると「まあ、そんなもんですよ」と。

いずれにしても現段階では伝送速度をアップさせる決定的な方法はないようだ。ただし、WINDOWSであれば話は別。rwinとかいうアプリなどを使って速度アップできるという。だか、ワシのは古いiMac。無理だ…。

あと、パソコンのCPUが高性能であればあるほど伝送速度の数値は上がるらしい。なるほど、数値が上がらないのはこれか。といって、買い替えるわけにもいかず…。

むぅぅぅぅ。
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