どーも、ワシです。今回は岡山県久米郡美咲町定宗(くめぐん みさきちょう さだむね)にある吉井川水系本山川(ほんざんかわ)に築造された本山池を訪れます。ダム名は本山川に築造されたことによるのか、もしくはこの上流にある岩間山本山寺に由来するのかは不明。アクセスは県道52号沿いにある「本山寺」の表示に従って坂道を進み、道路の左側に最初に現われるガードレールが目印です。
なぜそれが目印なのかというと、本山池は道からは見えないから。で、ガードレールの端の小道を下っていくと目的地が見えてくるんです。
左岸の、いわゆるダム横に来ました。うわっ、決壊してる!…いえいえ、そうじゃありません。そういう構造らしい。
いわゆるダム上へ行くには川の中にある飛び石を渡ります。たまたまこの時は水量が少なかったので行けました。そして、中央付近から見た上流側の景色はこんな感じ。写真は逆光のため暗く見えますが、実際にはもっと明るいです。
池の下と遠景はこんな感じ。
対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。
右岸から傾斜の様子をご覧ください。
じゃあってんで、左岸からも撮ってみます。
左岸側にある流水路。石が緩やかな傾斜で敷き詰められて並んでいます。これも越流式といえるんでしょうかねえ。
さて、本山池には公式サイトはなく、諸元は不明。ダム便覧によれば、高さが20.4m、長さが72.0mのアースダムで1920年に着工し、1939年に竣工したとあります。(参考)
でも、気になるのは何を目的とした池なんでしょうね。農業用にしてはほったらかし状態のようだし…。