ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

防災上の工夫…菅砂防ダム(堰堤)

2024-06-17 06:56:47 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県下高井郡山ノ内町寒沢菅(しもたかいぐん やまのうちまち さむさわすげ)に信濃川水系の菅砂防ダムというのがあるようなので行ってみることにします。アクセスは国道292号の佐野角間インターを降りて角間温泉方面へ。そのまま県道342号をどんどん進んでいくと目的地に到着します。

右手を流れる伊沢川(いざわがわ)に砂防ダムが見えてきました。これのようです。

右岸、ダム横から見た様子。表示板には確かに「菅砂防ダム」と記されています。

ダム上の中央に来て落水部を覗きます。

そこから上流方向を眺めます。

ダムの下を覗き込み、

副ダムの落水部を見ると、そこには鋼製スリットが設置されていました。確かに上のリンク先の写真にもその様子を見ることができます。

ダム上、中央から右岸側を見るとこんな感じ。ガードレールのところが県道342号です。


リンク先の説明によると、昭和56、57、61年の台風により上流で土石流が発生し、それが下流域の集落や公共施設に被害を与えたことが菅砂防ダム築造のきっかけだそうです。そして平成3年に工事に着工、平成10年(1998年)に竣工したわけですが、副ダムのみに鋼製スリットを設置しているのは理由があります。つまり本ダムが土石流を堰き止める役割を果たし、それにより流れが減速したところで副ダムの鋼製スリットで流木を捉えるという「作戦」らしい。なるほど、なるほど。

ただ、諸元を見ると本築造物の高さは14.0mであることから定義上は砂防堰堤になります。
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