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ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ナンノ谷床固工砂防堰堤だわ〜

2020-04-28 08:12:55 | 岐阜(ダム/堰堤)
前回の「ナンノ谷第2砂防堰堤」から少し上流にあるのが先輩にあたる「ナンノ谷砂防ダム」(1984年1月完成)です。





ここでも上のプレートではダムとなってますが、下の写真では砂防堰堤と訂正されています。それは前回説明しましたが、ダムと定義されるのは高さ15m以上のものであり、この建造物の高さは8mなので堰堤と訂正されたのでしょう。



でも、この看板にある「床固工(とこがためこう)」って何でしょうか。調べてみました。砂防法によると高さ15m未満のものは全て堰堤と呼ばれるのですが、その堰堤の中でも区分がされており、10m〜15m未満のものを砂防堰堤、そして10m未満のものは便宜的に床固工と呼んで区別するのだとか。へぇ〜、そうなんですね。

下流側の景色です。



こちらは坂内川上流の景色。



これが堰堤(床固工)の上。見た感じは通常の堰堤と変わりありません。



さて、そこからまた上流に行ったところにあるのが「ナンノ谷さぼう公園」。



この石碑の裏側に周辺の歴史などが記されています。これによれば1889年8月にこの地域で集中豪雨が起き、その結果男女4名が犠牲となるとともに下流の川上の家々や田畑に被害を受けたとあります。ちなみに「1889年(明治28年)」とありますが、正しくは明治22年です。これは恥ずかしいミスですよ。確認すればすぐにわかるものを…。



まあ、とにかくこうした災害が発生したせいで一連の砂防堰堤ができたというわけですね。ちなみに「ナンノ谷」は「なんのだわ」と読むらしいです。ナンノはどういう意味なんでしょうね。地理的に見てここを流れる坂内川が北から南へ流れているので、南側の谷(沢)といったところでしょうか。知りませんが。
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