ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

そろそろグレード別に…

2006-04-25 18:32:33 | 脳みその日常
今日は講座の日。明け方までに原稿をひとつ仕上げてから、講座の準備にかかる。

何度も書いたことだが当講座はショート・ショートみたいなもので、毎回一話完結形式というスタイルをとっている。だから入会金もないし、一回分の「破格の」受講料さえ払えば誰でも受講することができる。つまり誰でも自由に出入りできるシステムになっているのだ。当然のことだが大学生以下は無料。

この料金システムだと気楽に出入りできるというメリットがある。テーマを見て面白そうなら来ればいいし、興味のないテーマであれば来なけりゃいいのだから。しかし本日、ある受講者からひとつの提案があった。体系的に音楽を学びたいのですが…と。

うーん、確かにそう思うだろうな。何せワシの講座はバロックから現代まで時代に関係なくあっちこっちに話題が飛ぶからねえ。たとえば前回古典派を扱ったかと思えば、今回は現代とかね。それも通り一遍の切り口でなく音楽に関係ないことも多かったり…。

一回一回は面白いのかもしれないが、歴史的な流れとして体系的に学びたい人にはツライかもしれない。特に本当の初心者にはね。だって、譬えるなら近くにある点と点が連続していけば線になる日はすぐなのに、今日はこっちの点、明日はあっちの点というような点の付け方をすれば、線になる日はなかなかこないのだから。ご提案されるのはごもっともなのだ。もしワシが逆の立場ならやはりそう思うだろうし。

ただねえ、体系的に話をするにはシリーズ化するしか方法はない。だがそうなると毎回受講しなければならないことになる。確かにシリーズ化すれば内容は頭にスッと入るが、受講できない日があるとそこだけ「歯抜け」になって、休講した人の頭のなかでは結局シリーズ化されないことになる。せっかくまとめて料金を払っても個人的な事情であれ受講できなければそれまでなのだ。まあ、そこまで受講者のことを考える必要もないといえばそれまだなのだが。

理想を言えばグレード別にクラス分けをすること。クラスごとに異なる講義をすればそれぞれの受講者も納得できるだろうし、コチラもラク。しかし現実に実行するのは難しい。事務局があるとはいえ、ウチの講座はあくまで有志の個人の集まりだから。

現状で、あらゆるレベルの受講者に満足してもらえるシステムってのはないもんかねえ。最大多数の最大幸福…ぬぁんてそんな高尚な話じゃなくてさ。

はぁ…。
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