ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

地獄の招待席

2006-07-30 05:50:09 | 脳みその日常
先日ある演奏会に行った。仕事だったのでもちろん招待席。それは良いのだが、招待席には意外なワナが隠されている。すなわち隣にどんな人が来るか分からないという恐怖である。ただ、こうした席には通常、音楽関係者が座るので基本的には何も心配はしない。音楽関係者であればそれなりのマナーがわかっているから。ところが今回は違った。

両隣に座ったのがどんな人なのかは知らない。たぶん何らかの関係者ではないかと思われる。基本的にワシは同業者との馴れ合いが嫌いなので、よほどの有名人でない限り知らないだけなのだが。

まず左の席に座ったオヤジ。50代後半と思しきこのオッサンからは典型的な加齢臭が…。あのニオイは何とも形容しがたいもので、世界中で我慢のできないニオイのワースト・スリーぐらいに相当するとワシは考えている。

もっとも、人間、ある程度の年齢になれば誰だって加齢臭がするもの。これは生理学的に仕方がない。もしかするとワシだって加齢臭を発しているかもしれないのだから。明日は我が身だ。気をつけなければとも思う。

とはいえモノには限度、風呂には温度である。たぶん本人に加齢臭を発している自覚はないのだろう。少しでも気になるのなら最近では加齢臭対策の商品もあるのだから何とかしてもらいたいものだ。ワシはニオイにはちょっと敏感なので、これには本当に困った。目眩すら覚えたほどだもの。

このオヤジはそれだけではなかった。演奏前後では何でもないのに、演奏が始まるや、ごくごく小さな咳をするのだ。「コホ…コホ…」それも一度や二度ではない。断続的にコホコホするから演奏に全く集中できない始末。まったく…。

次に右の席に座った奴。コイツは迷惑というより苦笑させられた。よく、犬などがサイレンの音に反応して「ワォーーーン」と鳴いたりするが、コイツの腹がまさにそれ。たぶん空腹だったのだろう。演奏に呼応するかのように「キュウウウウウウン」とハモること十数回。よくもまあこんなにうまくハモれるものだと半分は感心する。それにしても生理現象とはいえ、こんな「腹声」は初めて耳にした。

世の中、いろんな奴がいるものである。でも、正直この「音」にも困らされた。うーん、やっぱりこれも迷惑だな。
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