ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

押立砂防ダムはどれだ?

2024-05-30 06:59:16 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は結論から言うと特定できない2つの砂防ダムのことを書きます。長野県北安曇郡小谷村(きたあづみぐん おたりむら)には大型砂防堰堤と呼ばれる高さ15.0m以上の砂防ダムが少なくとも8つあります(参考)。リンク先の資料を見ると、そのなかに「押立砂防ダム」(no.171)というのがあり、今回はそれを目指します。

資料によれば押立砂防ダムは姫川水系の中谷川(なかやがわ)に昭和44年(1969年)に竣工した堰堤で、高さ15.0m、長さ90.0mとあります。そこで、中谷川沿いを走る県道114号沿いを探すわけですが、ダム名に「押立」とあるのでそれをヒントにします。すると、小谷温泉の下流で押立沢という川が中谷川に流入することがわかりました。ということはその近くに目的の押立砂防ダムがあるはず。

スノーシェードの出口付近で中谷川から落水する轟音が聞こえたので行ってみると…。これかな?


ダムの中央へ行き、落水部を見るとこんな感じ。

そこから中谷川の上流方向を眺めます。

ダム下の副ダムの様子。

そして下流方向の景色。

ダム横の左岸側のスノーシェードの様子。

ところが、これが押立砂防ダムという表示はどこにもありません。改めて地図で確認してみます。確かにスノーシェードの横に中谷川に築造されているものがあります(写真中央)。ところが銘板を確認できないので確証がありません。

で、上の地図を見ると押立沢にもダムがあるじぁありませんか!ん? これなのか? ならば行って確認してみよう。

…てなわけで、今度は押立沢に築造されているモノに向かいます。

見えてきました。これですね。

さらに近づき、副ダムらしきものに嵌め込まれている銘板を見ると「平成7年度 災害関連緊急治山事業第84-2号工事 No.2 谷止工第一堰堤 コンクリート」とあります。ありゃ、ダム名じゃなかった…。

さらにダムへ近づき、ダム下から落水部を見上げます。

そこから下流方向を眺めるとこんな感じ。


残念ながら、このダム上に登ることはできませんでした。

確かにこの築造物は押立沢に築造されているのでこれが押立砂防ダムなのかなという気もします。しかし銘板が見当たらないことと、上のリンク先の資料では中谷川に築造されているという記述から鑑みると、うーん、やっぱり違うのかなとも思えてきます。

真実はどちらなのでしょうか…
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