ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

清々しい気分で!…烏川上流砂防堰堤

2021-04-17 18:39:31 | 群馬(ダム/堰堤)
群馬県高崎市倉渕町(くらぶちまち)川浦にある利根川水系の烏川(からすがわ)上流砂防堰堤に来ました。アクセスは国道406号から県道54号へ向かい、さらに県道56号へ入ります。

すると、すぐに見えてきます。お〜、なかなかの規模の堰堤です。近づいてみましょう。



案内板があります。それによると、明治43年(1910年)と昭和10年(1935年)に発生した水害により烏川下流域は多大な被害を受けたため翌年から国による砂防事業が開始。その事業のひとつとして築造されたのがこの烏川上流砂防堰堤だそうです。当時としては最先端の技術と機械を駆使し、着工から竣工(1951年5月31日)までわずか1年という異例の早さで完成したとのこと。名称は砂防堰堤ですが、高さが18mあるのでダムの定義上からすると砂防ダムですね。



2006年8月3日には国の登録有形文化財に指定されています。(参考



近づいて見ると、確かに大きく迫力があります。



すぐ下流側には副堰堤(副ダム)がありますね。



さらに烏川の下流はこんな感じ。岩がゴロゴロ…。



堰堤の横に来ました。フェンスがあって堰堤の上に行くことはできません。



上流側から見た堰堤の様子です。おお、烏川の水がとても綺麗です。



烏川上流はこんな感じ。



堰堤付近をウロウロしていたら一台のジープがやってきました。そして、

「ここで何をしているんですか?」
「いえね、この堰堤を見に来たんですよ」
「そうですか」

聞けば、この人、群馬県の職員だそうで、定期的にこの辺りを巡回し登山客などに声を掛けているそうな。年齢は40代半ばだそうですが、まだ少年のような面影が残っていて良い人そう。

「群馬県のこの辺りは良い雰囲気ですよね」
「そう言っていただけると、とても嬉しいです!」

なんてことのない会話でしたが、清々しい気分で現場を後にしたワシでありました。
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