ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

田川第2号砂防ダム(大崎ダム)

2020-05-18 07:59:48 | 新潟(ダム/堰堤)
新潟県南魚沼市大崎に「大崎ダム公園」というのがあるので行ってみました。公園とありますが、たぶん近くにダムがあると感じたからです。場所は国道17号から国道271号に入り、八海山尊神社社務所付近から脇道を登って行くとあります。

案内図によれば、ダムが完成したのは1979年だそうです。



ダムへは近くの未舗装の小道をクルマで行くこともできますが、歩くならここから。それにしても「新潟県森林浴の森100選」というのも気になりますね。検索すると全てを制覇している人がいた…。どこにもマニアはいるもんですなあ。(参考



ダムの近くにまた案内図です。ここで注目なのは「2号砂防ダム」と記されていること。理由は後で判明します。



この案内図の隣にはなぜかマリア像の説明が…。「ぜひ近くに行ってご覧ください」とあるので行ってみましょう。あの山腹ですな。



途中にある小さな橋。橋の下を丸い穴三つにするなんざぁオシャレですな。ふと以前訪れた岐阜にある地獄平砂防堰堤を思い出しましたよ。まあスケールは全く違いますけどね。



斜面中腹のマリア像のところまで来ました。





大体見晴らしの良いところに設置されるのはダム建設の際に亡くなった人々を追悼するための慰霊碑なんですが、ここは例外のようです。マリア像設置の経緯は次の通り。

1968年4月大崎中学校は他の三つの中学校と二つの分校とともに統合され、大和中学校と改称します。当初は名称が変わっただけで旧校舎を使用していましたが、1971年には全ての学校が完全に移転したそうです。(参考

大崎中学校跡地はその後売却され工場が立っていましたが、その工場も閉鎖。唯一残されたのがこのマリア像だったとか。案内板の説明にもあるようにこの像はまだ大崎中学校があった頃の美術クラブの学生たちが共同で完成させたものだそうです。当時彼らを指導していたのが現在二科会評議員である藤巻秀正(ふじまきひでまさ:1937- )氏で、この像をどこかに設置できないかということで、結果として1986年9月、この地に安置されたとのこと。ふ〜ん、なるほど、なるほど。

さて、ダム本体へ行ってみます。



ダム横になります。



下へ降りられそうなので行ってみましょう。



看板がありました。「田川 第1号 砂防ダム」あれれ、先ほどの案内図では「2号砂防ダム」と書いてありましたよね? 一体どっちなんでしょうか。



まあ、いいや。とにかく砂防ダムの「ご尊顔」を…と思いきや、上方にプレートらしきものを発見。



ズームしてみましたが、よく見えませんね。ただ、一番上の行が「田川●2●砂防ダム」というのだけは判別できます。おそらくダム本体のプレートの記載に間違いはないでしょうから、先ほどの「1号」は誤りということになります。この看板をを設置する際、担当者は確認しなかったんでしょうかね。



最後に、ダムから流れ出た水はこんなに綺麗。

コメント