ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

レトロな大谷川ダム(日光第一発電所取水堰堤)

2020-05-29 07:28:32 | 栃木(ダム/堰堤)
日光市久次良町にある利根川水系の大谷川(だいやがわ)ダムに来ました。ダムは国道122号から大谷川方面へ入ると日光宇都宮道路の下にあります。

これですな。



ダム上の橋です。行ってみましょう。



ダムの流れは2通りあって、下の写真手前は普通に堰き止めて流れるもの。



そこから下流の大谷川を見るとこんな感じ。



もうひとつの流れは似たようなものですが、堰堤の面の色が派手。



上流の景色はというとこんな感じ。遠くに見えるのは赤城山でしょうか。



これが監視所かな。なんか年代を感じさせますね。



橋を渡り切って振り返るとこんな感じ。



先ほどの派手なものはローリングゲートでした。向こう側にギアが見えますね。こいつを動かして水量を適宜調整するのでしょう。



水利使用標識です。これを見るとその目的は「発電用(日光第一発電所)」とあります。実はこの設備には大谷川ダムという看板はありません。むしろ地図には「日光第一発電所取水堰堤」と記されていたりします。この標識を見ると、ここは取水堰堤ということがわかります。以下、ダムでなく取水堰堤ということでお話を進めますね。




対岸から更に奥へ行くとプールみたいなものがあります。これは取水庭といわれるもので、少し上流から水がここへ引き込まれて溜まる仕組みなのでしょう。(参考



別の角度から。



ここに貯められた水は東に直線距離にして800mくらいのところにある日光第一発電所へ送られるようです。石積みのスタイルからして歴史があるんだろうなと推測するとその通り。日光第一発電所の運用開始が1918年5月なので、この取水堰堤も同時期に建設されたものと思われます。(参考

全ては金網のフェンスの内側にあって近づくことはできません。これは取水庭の近くにある建物ですが、詰所ですかね。



大正時代を感じさせるレトロな雰囲気が素敵な場所でした!
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