ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

せいぜい「ハゲ」んで下さいな

2004-08-20 05:03:34 | 脳みその日常
昨晩は、東フィルのスペシャル・コンサートに行く。
チョン・ミョンフンの指揮による演奏で、以下の曲目。

・ラヴェル《ダフニスとクロエ》の第1&2組曲
・ショスタコーヴィチ《交響曲第5番》

うーん、やっぱり東フィルの響きは良い意味でロシア的だな。
弦のヒステリックなところなんか旧ソ連のオケを思わせるし(苦笑)
もっとも、金管が炸裂しないからクソ面白くもないけどね。

それにしても、今回の演奏は、あまり考え抜かれたものじゃなかった気がする。
チョンの演奏の特徴のひとつは、クライマックスのポイントが明確であること。
どこにクライマックスをもってくるかを、あらかじめ設定した上で速度などを工夫する。
最初はわからなくても、結果的に「なるほど、そうだったのか」と納得できる。
そんなパターンなのだ。

ところが、今宵の演奏は、いわば消化不良のままだった。
ラヴェルのほうにしても、あんまり美しい音色じゃなかったし。
かつてDGでリリースしたサン=サーンスの《オルガン付き》を覚えている者としては、フランス音楽の「あの」透明感のある響きを聴きたかったのに。
その演奏はバスティーユだったが、なぜ東フィルでは不可能なのか?
オケが違うからといって、できない相談とも思えないのだが。
それとも、音色を追求する「ツメ」をしなかったのだろうか。
ここ最近のチョンとオケとの不調和が非常に気になるところ。
大丈夫か? 東フィル。

演奏会のあと、後輩のIさんとSさんと会う。
Iさんは岐阜から上京したので、その後の様子を聞く。
なかなか思い通りにいっていないらしいが、今の苦労があとで花開くから安心しなさいね(笑)
人生なんて、そんなもんよ。

しらんうちに、トラックバックされていた。
どうやらこの人、髪の毛が不自由らしく、育毛剤のお世話になっているようだな。
お気の毒です。
残念ながら、ワシは他人にわけても余るほど頭髪がありますんでねえ。
お仲間になれないのをお許しください。
コメント (2)