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ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

祝・還暦!…若土ダム

2019-11-11 08:43:16 | 富山(ダム/堰堤)
前にご紹介した菅沼ダムから流れた水は山田川となって若土(わかつち)ダムへ至ります。場所は富山市山田若土の県道59号沿いにあり、神通川水系に属するダムです。

ええと、この辺りだと思うんですが、県道から見えるのは看板に何も書いていない建物。これが管理所?



川のほうに目を向けると、おお、確かにダムがあります。でも、そこへ行くことができるのでしょうか。



ダムへの道がありました。降りてみます。



年季の入った水利使用標識ですね。



それにしても苔がびっしり…。



確かにここは若土ダムです。



1959年12月竣工ですか。今年が「還暦」ですな。



ここはダム上を歩くことができます。下流の景色。



上流の景色です。



対岸に来ました。ブルーの建物から吹き出る水の勢いが凄いです。



少し高台から見るダムの威容。



ダムに定年はありませんが、これからも頑張ってください!
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堅牢な門のある…豆谷ダム

2019-11-10 08:13:06 | 富山(ダム/堰堤)
南砺市利賀村には利賀(とが)ダムと呼ばれるものが2つあります。ひとつは国土交通省所管のダムですが、まだ完成していません。もう1つの利賀ダムは関西電力が管理しているダムで、別名豆谷(まめだに)ダムと呼ばれています。今回向かったのは豆谷ダムのほう。

近づいてきました。あれですね。



周囲はすっかり紅葉しています。



このクリーム色の建物が管理事務所です。



上の写真では門が閉まっていますが到着当初は開いていたので入って行くと、そこにいた職員の方から「敷地内は撮影禁止です」と断られてしまいました。それでも「水利使用標識だけでも撮らせていただけませんか?」とお願いすると「それならば構いません」との返事。



その職員の方は親しみやすい人で、こちらが「ダムが見えるナイスなポイントはありませんか?」と尋ねると

「すぐ上に人が歩いて通れるトンネルがあります」
「ほぉ」
「中は真っ暗で、たまにクマが出ることもありますけど」
「ほぉほぉ」
「それを抜けるとダムを見ることができますよ」
「そうですか」
「危険なんで、本当は立入禁止なんですが…まあどうぞ」
「あざ〜す」

教えられた通りに坂を登ります。振り返るとこんな景色。



下の写真の右上に見えるのがトンネルの入口です。



では、入ってみることにします。



いや〜、確かに真っ暗です。足元は全く見えません。



長さは80mくらいでしょうか。なんとか抜けることができました。



「豆谷隧道」って言うんですね。1949年12月と記されています。今から70年も前に作られたものなんですね。



歴史を感じていると、向こうにはお目当ての景色がバ〜ン!



これですよ、これ。暗闇を抜けて来た甲斐がありました。

感動もそこそこに、再び漆黒のトンネルを通らねばなりません。まあ、仕方ない。

元の場所に戻ると、あることに気づきました。ん?なんだこれは?





要するに、一定以上の雨が降った時、管理事務所の横の川の水位が上昇する恐れがあるので、事務所へ至る道を可動式の門で塞いでしまおうというものです。それくらいこの場所は危険と隣り合わせということなんですね。大変なお仕事です、ホントに。
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ひっそりと…菅沼ダム

2019-11-09 08:28:12 | 富山(ダム/堰堤)
神通川水系の菅沼ダムは国道471号を八尾町方面に行くとあります。山田川に作られたこの発電用のダムは重力式コンクリート製で、1958年竣工。もう「還暦」を過ぎた大ベテランのダムです。





水利使用標識は隅に押しやられた感じのところにあります。管理は富山県企業局なんですね。



たぶんこれが管理所だと思います。



貯水側はこんな感じ。



ひっそりと稼働している感じでした。
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山奥のドラマ…中山ダム

2019-11-08 08:12:14 | 富山(ダム/堰堤)
富山県の県道230号を南下して行くと国道472号に合流します。これを大長谷川沿いにそのまま南下して行くと神通川水系の中山ダムに到着します。これは富山県企業局が管理する重力式コンクリート製の発電用ダムで、竣工は室牧ダムが完成した2ヶ月後の1961年12月。



すごい勢いで水が流れていきます。音も強烈!





下流では水煙が上がっています。



古くなったせいでしょうか、ダム名が読めません。



ダム横に見張所らしきものが。たぶんそうなのでしょう。



立入禁止なので、撮影できるのは残念ながらここまで。



水利使用標識も年季が入っています。



上流側です。台風の影響でしょうか、対岸のブリッジが落ちちゃってます。



もうちょい上流から見たダム。



ふと上流に目を転じてみると高さ2m50cmはあろうかという巨石!ド迫力です。



自然の脅威を目の当たりにしました。
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近寄れない室牧ダム

2019-11-07 08:28:05 | 富山(ダム/堰堤)
前回の八尾ダムから県道230号を南下すると神通川水系の室牧(むろまき)ダムに到着します。これは富山県土木部が手がけた最初のダムで、1961年10月竣工。

案内板がお出迎え。



アーチ式コンクリートダムです。



上流はこんな景色。



下流側は結構秋の景色になってました。おそらくここに見える道路からダム上に行けるのでしょうが、残念ながら一般車両は通行不可です。



管理事務所は県道230号沿いにあります。ダムからは高台のところです。





もう一度、ダムの全景をどうぞ。



少し上流側から見たダム。



もう2年で「還暦」を迎えるダムですが、堂々とした風貌。お達者で!
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目に優しい…八尾ダム

2019-11-06 08:15:08 | 富山(ダム/堰堤)
富山市八尾町にある神通川水系の八尾(やつお)ダムは富山県企業局が管理するダムで、県道230号沿いにあります。入り口には看板があるのでわかりやすいです。



とは言っても、ダムへの通路は細いので気をつけましょう。



おっ、あれだな。



ホワイトグリーンのペンキが自然にマッチしています。



管理事務所はちょこんと建っていて可愛らしい。



八尾堰堤とも言うんですね。



お馴染みの水利使用標識。



ここがダム上ですが立入禁止なので行けません。



下流側の景色。



小規模のダムで、あまり見所はありませんが、なんか落ち着く場所でした。
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橋はいくつある?…久婦須川ダム

2019-11-05 08:09:58 | 富山(ダム/堰堤)
富山市八尾町桐谷にある神通川水系の久婦須川(くぶすがわ)ダムに来ました。これは富山県土木部が手がけた15番目のダムで、洪水調節、河川環境の保全、発電、消流雪用水を目的に作られたものです。2002年11月竣工。

見えてきました。なかなか大きいダムです。



到着しました。ダムの形を模したセンスあるデザインですね。



ダムの概要



定礎は1998年10月。



ダムには付き物のあずまや。



貯水している湖は「きりたに湖」だそうで。



ダムの周囲には14もの橋があり、ハイキングが楽しめるみたいです。行きませんでしたが。



きりたに湖側からダムを見ると、



ではダム上を歩いてみましょう。



ダムの中央からきりたに湖を見た景色。



水利使用標識はダム中央にありました。



下流の景色です。川の水面、わかりますか? 細かい凹凸があって、ここで細かい砂を沈殿させているんですね。





対岸に来ました。



下流側から見たダム。



へぇ〜、里山広場はこの地面の下ですか…って、誰やねん、へし折ったのは!



ちょいと不安なのは管理所の場所です。この山肌が崩れてきたらと思うと…。





レジャーとしても楽しめそうな場所でした。
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カミさんじゃないよ…神三ダム

2019-11-04 07:54:35 | 富山(ダム/堰堤)
富山市須原にある「神三(じんさん)ダム」に来ました。これは北陸電力が管理する神通川にかかるダムで、以前ご紹介した「神一ダム」「神二ダム」に続く末っ子。兄さん達を紹介しておきながらボクを紹介しないなんてプンプンと言うかどうかはともかく、うっかりその存在を忘れていました。すまん、すまん、神三ちゃん。

さて、このダムの下流をちょっと行けばもう富山湾なので、川の水量は相当なものです。



とりあえずはお約束の水利使用標識を。



下流側から見たダム。



兄さん達と同じく、このダムも歩いて対岸まで渡ることができます。



下流の景色。富山湾はもうすぐだよ〜



対して上流側の景色です。



対岸に来ました。写真上の通路を歩いて来たわけです。結構高い。



これは取水口かな?



管理所は元の側にあります。





北陸電力のお馴染みの看板。



うん、やっぱりなかなかの男前(だと思います)。

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見て見ての神一ダム

2019-10-28 08:23:08 | 富山(ダム/堰堤)
国道41号を岐阜の高山方面を走らせると左に北陸電力が管理する神通川水系の神一ダムが見えてきます。ダムへ近づくには脇道を入ります。



国道に向かって、めっちゃアピールするやん。営業上手やん。



快晴、快晴、気分がよろしい。



到着しました。「水利使用標識」がお出迎え。



ダム上は、神二ダムと同様に歩いて渡ることができます。



それにしても良い天気です。



下流側の景色。むき出しの岩がすごいですね。



対岸に来ました。





「神一堰堤」…この名称のほうがなんか貫禄があるように思いませんか?

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迫力の神二ダム

2019-10-26 08:13:29 | 富山(ダム/堰堤)
富山県の神通川沿いを走っていると…



おお〜、なんすか、なんすか、これは。





地図で調べてみると神二(じんに)ダムらしい。北陸電力が1953年に富山市岩稲を流れる神通川に建設した発電用ダムです。管理所のプレートで確認しました。



ここはダム上の通路を渡って対岸へ行くことができます。



上流側の景色。



洪水吐ゲートに付けられたプレート。



対岸へ来ました。





対岸から見ても、やっぱり迫力がすごい!



対岸にあるこの看板は神通川と並行して走る国道41号に向かって建てられています。アピール、するする。



対岸から見た下流の景色。



和むわぁ。
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亡き若者が見守る熊野川ダム

2019-10-25 19:59:36 | 富山(ダム/堰堤)
神通川水系の熊野川ダムは富山県土木部が手がけた8番目のダムで、洪水調節、利水、発電の役割を担っています。1984年竣工。

到着しました。なかなか大きいダムです。



ダム名の書かれた石かな…と思いきやダム建造に使われた原石かい!



案内図と概要。





管理事務所がお出迎え。





定礎は1983年6月。



やっとダム名の登場。



では、ダム上を進んでみます。



取水ゲートのプレート。



おなじみの「水利使用標識」



上流の貯水側。



下流側の景色。



対岸に来ました。面白いことに小さな砂防ダムがあります。



階段があるので展望台に行ってみます。



その途中にはダム建設の最中に亡くなった27歳の若者の慰霊碑が。



やはり展望台というだけあって、眺めは最高。

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地域のために…横江頭首工

2019-10-25 08:39:03 | 富山(ダム/堰堤)
前回の小俣ダムを見終えて県道67号に戻り、常願寺川沿いに下って行くと何やら見えてきました。



あれっ、ここにもヘーベル君たちがいる(詳しくはコチラをご覧ください)。懐かしさのあまり立ち寄ってみることにしました。

横江頭首工(よこえとうしゅこう)だそうな。









富山県の常願寺川は急流河川として知られ、昔から洪水などの「悪さ」をしてきました。そこで洪水防止の策として1956年に作られたのが横江頭首工です。その後2009年3月までに改良され、現在の姿になっています。

それにしても頭首工とはまたイカツイ名称ですね。これは河川や湖沼から水を取り入れる農業水利施設の総称をいう用語ですが、たぶんこの名称になったのは英語の「head works」に由来するのでしょう。でも堰やダムを意味する「weir」を訳しておけばこんなイカツイ名称にならなかったのにね。そうすれば横江堰で、スマートじゃん。まあ、いいですけど。

対岸には立派な管理事務所があります。





取水する一連の流れを見てみましょう。上流の水は取水ゲートに流れ込み、



レールみたいな沈砂池で砂を取り除き、



このゲートから農業用水として用水路へ流れていきます。



ゲートの脇には「水利使用標識」。なんか久しぶりに見た気がします。



取水ゲートへ行かない水はそのまま常願寺川の下流へ流れていきます。



最後にヘーベル君のご尊顔を眺めてみましょう。



う〜ん、やっぱり上のリンク先でご紹介した拾ケ堰のほうが男前だなぁ。こちらはハイパー・ヘーベル君かな。

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峻厳なイメージの小俣ダム

2019-10-24 19:54:07 | 富山(ダム/堰堤)
富山県富山市才覚地にある常願寺水系の小俣ダムに来ました。このダムは上流の小口川(おぐちがわ)ダムから流れてきた水を堰き止めているもので、水はその後、常願寺川へと流れていきます。

ダムの全景です。



脇道を降りて行くとダムの見張所があります。



北陸電力のダムなんですね。



ズームにしてみましたが、プレートの字が読めません…



いや〜、歴史を感じさせる痛み具合です。



上流の景色です。発電所のようなものが見えます。



下流の景色。



対岸から見張所のほうを見ると、こんな感じ。



ダム上は車両も通行できますが道幅が狭いので気をつけてください。1962年竣工のダムなのであまり見所はありませんが、かっこよく言うと峻厳なイメージのあるダムという感じです。

この上流には小口川ダムや有峰ダムなどがありますが、そこへ行くための林道は生意気にも有料(1900円)。アホか。カネ取るんかい! そんな理由で行くのを断念。
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ダム下の迫力…白岩川ダム

2019-10-24 08:03:33 | 富山(ダム/堰堤)
白岩川(しらいわがわ)ダムは富山県土木部が手がけた5番目のダムで、1974年竣工。場所は富山市中新川郡立山町で、県道67号を走り、下の石碑が見えて来たら到着です。 



管理事務所です。





ダム上は立入禁止なので貯水側と下流側を脇から撮影しました。







道路を少し上流側へ進むと、





程良いアングルのポイントがありました。





そして、ダム下に行ってみるとマイナス・イオンが飛んできそうなポイントが。





なかなか迫力があります。
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たっぷり見学…上市川第二ダム

2019-10-23 20:02:36 | 富山(ダム/堰堤)
富山市中新川郡上市にある上市川第二ダムは富山県土木部が手がけた9番目のダムで、1985年竣工。

ダムに近づいてきました。なかなか大きなダムです。



到着です。



貯水湖の名称は早乙女湖。なんか素敵やん。



ダム上です。クルマで進むことができます。



ダム下の景色。



早乙女湖。



対岸に来ると見晴台のようなものがあります。



この見取図で説明すると、ワシは右下の道から「現在地」に来ました。



見晴台から見える景色。おお、ビューリホー!





見晴台の横には千石橋(せんごくはし)があり、貯水された水はそこから下流へ向かいます。









つまり、この水が



千石橋の下を流れて



この水路を通り、



下流へ流れてゆくのです…(しつこい?)



管理棟は千石橋を渡ったところにあります。





そのほか、諸々の案内板。





見応えのあるダムでした。
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