湘南オンラインフレネ日誌

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1/26 社会福祉士会の講演に参加し

2013-01-27 04:06:37 | 引きこもり
2013/01/26 記
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風邪をひいた。今日は社会福祉士湘南東支部の講演会でした。

「パーソナル・サポート・サービス」鈴木昌子さん

●「 パーソナル・サポート・サービス~社会的排除へのとりくみを聞く~」

内容は私の活動領域であり、社会的弱者の寄り添い支援だ。全国のユニークな活動の紹介や、中間的就労、これは就労をハローワークの求人紹介のように、職場そのものを紹介するのではなく、適性を見ながら、就労先を作り出していく流れのことだ。これは職場紹介した企業も、障がいへの理解が不十分で、結局続かないという苦い経験を積み上げていかなくてはならないという、就職先枯渇期の就労者の立場の強化を狙ったもので、軽度の障がいを抱える方の重要な方法となっている。

今まではひきこもり青年の社会復帰の文脈の中で語られることが多かったが、例えば、花屋さんの仕事をしながら、類似の仕事についた方の経過等を交流させたり、経営者との間のトラブルをこじれないうちに、パーソナル・サポートの支援者が仲裁に入るなど、地域に経過を踏まえる交流の場を設置することだ。

つまり就労は賃金を得るものであると同時に、その仕事を通じて社会参加の誇りをもっていただくという、仕事へのモチベーションを高めていく場なのだ。あなたの就労をあなたとの緩やかな連携で、応援していくものだ。

実際、私が今回就労支援をしている方は3人いるが、そのうちの1名は身体障がいを抱えているが、横浜の某IT関連が決まった。しかしこの就労先は、いわゆる共同作業所を母体に企業化した職場で、地域のサポーターたちと連絡を取りながら、就労を安定化を図っている。この例は実はまぐれ、偶然先任者が転居したので、場が得られた。そう何回も出てくる例ではない。

もうひとりは、親御さんが縁故の職場を紹介したが、ことごとく当人に拒絶され、大学進学の道を選んだが、かなり難しいという例だ。これは何らかの中間支援でバックアップしないと、先方ともめごとが絶えないだろう。

最後がS君だ。今のところ、東京の発達障がい者のIT企業がひとつ、横浜の中間支援者K2インターナショナルに委ねる支援がひとつ、他の就労支援者のネットワーク資源をK2から広げていくことが最後だ。一度S君と会わねばと思っているが、発熱中なので、明日日曜日は休みたい。その後の連絡となる。

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久々に体系的な講演を聞いたが、鈴木さんとは、今後もお付き合い願うことになりそうだ。

しかし獏とした感覚であるが、十年ほど前、手帳を持っていない方の支援は、障がい者支援活動において、場違いな支援ととらえられていた。湘南の場で発達障がいや神経症の方々の支援は、恐ろしい空転にさらされてきた。それからすれば、現状は彼らをよりアクティブな存在として評価し、社会的起業の有効な人材として評価されている。

活動の干ばつが活動を襲い、その後、いつの間にか、自閉症スペクトラムの裾野の方々や神経症の方々が復権してる。この十年はなんだったのかという思いが正直いってある。持続は力であるが、ちょっとした虚しさを噛み締めながら、講演を聞いていた。

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講演の最中、風邪薬を飲んでいたが咳き込んできた。会場の方にマスクをしていたが、申し訳ないことをした。

巡回を1箇所。松林ケアセンター。茅ヶ崎駅から高山車庫行に乗るが、近いバス停がない。松林二丁目で下車して歩く。施設長さんに渡して欲しいこと、関係者への衆知をお願いしたこと。しかし、施設長に何の説明もなくチラシが渡るんだろうなと虚しさを感じる。で、字が多いから読まない。

松林の湘南バイパスからのバスは1時間に1本。諦めて国道1号線を経て家まで歩くことにした。50分、狭いアスファルト路をなぞったが、行きに地元の方に松林ケアセンターを聞いたら、特養「くすの木」を案内され、大回りしたのでさあ、バス停がわからない。日は落ち、マスクをしているので、ヘッドライトに虹の輪が見え、無灯火自転車にぶつかるなど、こわい思いをした。家に着いたら熱っぽく、38度。流石に日曜日は休むことにした。

夜間傾聴:橋本3君(母親)


(校正1回目済み)

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