湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

8/2 父入所後の体制の取り直し、大風呂敷の繕いを

2010-08-06 02:26:52 | 引きこもり
2010/08/02 記
--------------

母の状態を心配して母の趣味の関係の友人が、母を大船芸術館の観劇に連れ出してくれた。行きは駅改札口合流、帰りは息子さんが運転する車で我が家まで送ってくださった。行きがけだけ、改札口までともあれ母を送り出した。突然の眩暈(めまい)や、足のしびれがこなければ母は大丈夫なのだが、転倒事故が怖いので、雑踏には連れ添うことにしている。

私も夏期講習が終わり自由になったので、障がい者就労支援関係者や、教員関係と会おうとして前日から電話やメールを入れていたが、全員留守や家族サービスということで、しょうもない話だが、私を「かまって」くれない。

1日は日曜日なので「便りNo.8」を配ろうにも先方が休みではどうしようもない。

というわけで、早めだが借りていた図書館の書籍更新をして、ジュンク堂書店藤沢店に調査資料の絶版チェックリストを持ち込んだ。書店の検索機は在庫の有無以外はわからない。だから絶版か否かは、ジュンク堂の元DBを調べてもらう以外ない。紀伊国屋書店のDBならわかるが、点数が少ないので頼むことにした。嫌な顔を抑えていた。すみません、店員さん。結果、1冊はさすがに古書店で探す以外ないが、あとの2冊は絶版ではないことがわかった。まあ、再刊は絶望的ではあるが。

クラブハウス関連の資料はJHC板橋会や明学大の八木原律子氏にコンタクトとれば、視聴覚資料にも接することができる。しかし、夏休みである。毎年のことだが、夏期・冬期講習が休み中の前後に入り、予約をしておくことをつい後回しにしてしまうのだ。予備校や私塾の講師は因果な商売で、皆が休みのときに忙しくなり、ひと息つく頃には、皆は出払っている。公共サービス利用も思うに任せない。とりあえず県立保健福祉大の資料チェックだけすませておくことにした。テーマは、地域の社会的企業を兼ねた就労支援センターの形を探っておくことだ。

精神障がいの領域では、IPSやリカバリーの場面で、すでに検討が進んでいるテーマだが、この構想が医療モデルの適材適所主義とでもいうか、個人適正モデルを超える横断と協働の就労の社会的モデルとして、就労のパラダイム転換の鍵になるという意味をもっている。

ひとは出会いと環境によって大きく変容を遂げていく。知的障がい・発達障がいの方にもなしうることが開けていくという能力特性の壁を超える試みであり、引きこもり・社会的挫折の方にも、ケアする側に誘い、自己変革の契機を提供する試みとなる。

今のままでは、そのセンターを実現・運営していく資金をどこで調達するのかという問いに明快な応答をすることができない。しかし、世界のセンター作りの実例は、協同組合や第三セクターの形で社会的企業として実現されている。資金を準備して、ある日を境にセンターが生み出されるという形のモデルは、資金調達の壁から実現の可能性が低い。関係者もまた、資金がないからできないという常識判断から、実現を不可能と思っている。その構想を、少ない原資からスタートできる社会的企業として、営業活動をもとに成長させる道を見いだすことによって超えたいと願い、その糸口となるモデルを捜している。それには、すでにその可能性を持った個々の国内実践例を探ることと、海外の実践紹介資料を当たる必要がある。ドンキホーテ的な試みではあるが、おそらく私の方向性は正しいと思う。

3月に世界の動静に詳しい日本ソーシャルインクルージョン協会の炭谷茂氏を、何としてでも呼びたいと考えているが、引き寄せは孤立無援の説得になる。茅ケ崎に出向く価値があるか、その辺が勝負どころとなる。実際には、海外の話などいらないから茅ケ崎の活動を進めようと、地元の関係者から説得されたこともあった。しかし、この方を別としても、世界の領域横断モデルは、検討する必要のある現実的な課題だ。今私たちが行っている活動は、現状打開のために一度鳥瞰してみる必要があるという意味で、無縁の活動ではない。独立王国の時代ではない、今必要な構想なのだと思う。この辺は地元のコンセンサスが得られるとは思っていない。講演を通して考えてもらいたいと願うばかりだ。

そのためにも、地域の協働の形、構想に関連する基礎的な資料には当たっておきたいと考えている。幸い県立保健福祉大の図書館には、いくつかの手がかり資料があるので、8月中、できる限り横須賀詣しておきたいと思っている。これはひとりで出来るし。(笑)

------

高卒認定試験の2日間、私は明大和泉キャンパスに出向く必要はなくなってほっとしている。厄介な爺さまだと思っているだろうが、当人が元気がでなければ仕方がない話なので、「これでいいのだ」なのだ。今は少しずつ、父の介護中心の生活から、次の計画的な生活へと形を移していくこと、これが8月の自己課題となっている。

--------

「わーく」の地元技術サポートの関係で、地域FM関連の方にラブコールをかけていた。まったく反応がなかったが、その方の知人の方が情報を知りたいと今年の春先に連絡が入っていた。メールで話し合っていたが4ヶ月ほど連絡が途絶えていた。もしやと思って連絡をしたら、藤沢でなら会ってくださるということになって、やっと「かまって」くれる人を得て、藤沢に出向いた。ところが話は無残な結果となった。先方は私がしっかりとした企業基盤を持って、営業としてのオンライン放送を始めようとしていると思い込んでいた。手探りの市民活動と知り、一気に興味を失ってしまった。苦い別れとなった。東秀のナスの炒め物で夕食を済ませようとしている人間を勘違いしてもらっては困るのだ。

母は満足げに家にもどってきた。観劇も久々のことだった。お茶を出して母の喜々とした説明を聞きながら、私の笑顔は引きつっていた。しょうもないなあと思いつつ、駒は進めなくてはと思っていたのだ。


夜間傾聴:中央林間君(仮名)


(校正1回目済み)





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8/1 夏期講習終了、**君の... | トップ | 8/3 HL便りNo.8 を配布の一... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

引きこもり」カテゴリの最新記事