ここ二日間、PCを前に眠りこけてしまう状態が続いていました。すみません。
父が出かけた日のその夜、ホームから連絡が入り、父が再び夜間に徘徊し転-倒したことを知った。担当者が少ない夜間、父の求めに応じて、ベッドからトイレに介助する際、他の入所者さんに気が取られた間に、車椅子から立ち上がって、上履きを履かせている最中の中途半端な状態で転倒、肘と尻に擦り傷、腰を打ち尻に内出血、入れ歯が外れて口内に傷を作った。父は待たせておくことが出来なくなっている。検査の必要があるということで、路線バスの終わった夜間、家族に同行を求める連絡が入ってきた。
これからタクシーで指定クリニックまで飛んでいくのかと思いつつ、父の細かい状態を聞いたところ、父は自力でつかまり立ちをし、担当者の指示にしたがってベッドまで戻ったという。トイレの途中なので、排尿も済ませていたのだった。内出血からの痛みの訴えも無く、頭を打ってもいなかった。肘を突いて横転したのだと、いつもの我が家の夜間の転倒騒ぎと同じと思えたので、朝まで様子をみて様子がおかしかったら連絡くださいと御願いし、急行することを回避した。幸い連絡は入ってこなかったが、父は暴走を繰返したようだった。父の帰宅時、担当者から上履きを履きやすいものに替えて欲しいと要望が出た。
従来の行きなれたホームの出来事だから、これで治まったものの、新規契約のホームなら、利用拒否や家族の夜間出動となっていただろう。このことを母が近所の商店の奥さんと話したところ、その商店のご隠居さんが同じようにおしめを拒否して、家族が窮地に追い込まれたり、4時台に爆音のような大音量でTVをつけてしまうという、夜間家庭内戦争をやっていた。男はなぜ言う事を聞かないかという議論をしていた。わがままというより、今80代以上の男は、空気を読む力がもともとないのだということに話が落着いたらしい。
父は制約しようとすると殴りかかってくる。再度転倒すればパニックになる。聞いていると背筋が寒くなる。我が家だけでなく、施設の中でも騒ぎを起こしているのだと思うと、妙にちょっとほっとしている。私達家族の介護技術の未熟さという発想が払拭できない証拠でもあった。
このメールを書いている30日、前日の朝日の夕刊、排泄の医療関係者の紹介の記事が1面3段抜きで出ていた。コンチネンス(自制)研究は、全く流れが逆だった。おむつをつけられたまま、陰部がただれた状態に放置されている高齢者に、自分で始末が出来るよう支援するという研究なのだった。私の父のように、単独排泄が危険を伴うにも関わらず、暴走し転倒を繰り返す。家族を結果的に拘束してしまうタイプは、記事に1行も出てこない。しかし、近所の商店のご隠居さんのように、父と同じような暴走を続けている当事者の潜在率は高いのだろう。
父は帰宅するなり空腹を訴え、出したうどんを食べながら排便、いきなり介護者の意志を剥ぐのだった。昨日は転倒が2回、いずれも夜間の出来事だった。元気がよく、そのうち1回では枕もとのペットボトルの蓋が落ちたと、転倒後理由をつけてベッド下に潜り込み、そこから出られなくなった。
またぐ部分があって、介助しようと手を引くと、その手は濡れていた。やがて悪臭が漂い、おむつの中に便がでてしまった。こうなると、ますます指示を聞かなくなり、抜け出せなくなるのだった。帯を使って私の体重を使って力任せに引き出したときには、父も私も立ち上がることが出来なかった。父は四肢の打ち身と擦り傷、私は完全に坐骨神経痛が始まってしまった。
2回目は父は夢半ば、ポータブルトイレの手すりにつかまり損ねて前方へと転倒。手の甲を打った。もう数cm前で転んだら、ポータブルトイレが投げ飛ばされる状態だった。朝の5時。父を引き上げベッドに戻したために鼓動が収まらず、ズタ袋になったような気分で、ゴミ袋を指定の場所に出しに行き、ご近所さんの朝の挨拶への応答が、うわついて言葉にならないのだった。
夜間傾聴:□□君(11/28・仮名)
******君(11/28・仮名)
相模大野%君(11/29・母親)
p.s. 朝、近所の子が我が家の壁をつかってボール練習をする。それに起こされてしまう。電話はコードを抜いてあるから平気なのだが。
(校正1回目済み)
父が出かけた日のその夜、ホームから連絡が入り、父が再び夜間に徘徊し転-倒したことを知った。担当者が少ない夜間、父の求めに応じて、ベッドからトイレに介助する際、他の入所者さんに気が取られた間に、車椅子から立ち上がって、上履きを履かせている最中の中途半端な状態で転倒、肘と尻に擦り傷、腰を打ち尻に内出血、入れ歯が外れて口内に傷を作った。父は待たせておくことが出来なくなっている。検査の必要があるということで、路線バスの終わった夜間、家族に同行を求める連絡が入ってきた。
これからタクシーで指定クリニックまで飛んでいくのかと思いつつ、父の細かい状態を聞いたところ、父は自力でつかまり立ちをし、担当者の指示にしたがってベッドまで戻ったという。トイレの途中なので、排尿も済ませていたのだった。内出血からの痛みの訴えも無く、頭を打ってもいなかった。肘を突いて横転したのだと、いつもの我が家の夜間の転倒騒ぎと同じと思えたので、朝まで様子をみて様子がおかしかったら連絡くださいと御願いし、急行することを回避した。幸い連絡は入ってこなかったが、父は暴走を繰返したようだった。父の帰宅時、担当者から上履きを履きやすいものに替えて欲しいと要望が出た。
従来の行きなれたホームの出来事だから、これで治まったものの、新規契約のホームなら、利用拒否や家族の夜間出動となっていただろう。このことを母が近所の商店の奥さんと話したところ、その商店のご隠居さんが同じようにおしめを拒否して、家族が窮地に追い込まれたり、4時台に爆音のような大音量でTVをつけてしまうという、夜間家庭内戦争をやっていた。男はなぜ言う事を聞かないかという議論をしていた。わがままというより、今80代以上の男は、空気を読む力がもともとないのだということに話が落着いたらしい。
父は制約しようとすると殴りかかってくる。再度転倒すればパニックになる。聞いていると背筋が寒くなる。我が家だけでなく、施設の中でも騒ぎを起こしているのだと思うと、妙にちょっとほっとしている。私達家族の介護技術の未熟さという発想が払拭できない証拠でもあった。
このメールを書いている30日、前日の朝日の夕刊、排泄の医療関係者の紹介の記事が1面3段抜きで出ていた。コンチネンス(自制)研究は、全く流れが逆だった。おむつをつけられたまま、陰部がただれた状態に放置されている高齢者に、自分で始末が出来るよう支援するという研究なのだった。私の父のように、単独排泄が危険を伴うにも関わらず、暴走し転倒を繰り返す。家族を結果的に拘束してしまうタイプは、記事に1行も出てこない。しかし、近所の商店のご隠居さんのように、父と同じような暴走を続けている当事者の潜在率は高いのだろう。
父は帰宅するなり空腹を訴え、出したうどんを食べながら排便、いきなり介護者の意志を剥ぐのだった。昨日は転倒が2回、いずれも夜間の出来事だった。元気がよく、そのうち1回では枕もとのペットボトルの蓋が落ちたと、転倒後理由をつけてベッド下に潜り込み、そこから出られなくなった。
またぐ部分があって、介助しようと手を引くと、その手は濡れていた。やがて悪臭が漂い、おむつの中に便がでてしまった。こうなると、ますます指示を聞かなくなり、抜け出せなくなるのだった。帯を使って私の体重を使って力任せに引き出したときには、父も私も立ち上がることが出来なかった。父は四肢の打ち身と擦り傷、私は完全に坐骨神経痛が始まってしまった。
2回目は父は夢半ば、ポータブルトイレの手すりにつかまり損ねて前方へと転倒。手の甲を打った。もう数cm前で転んだら、ポータブルトイレが投げ飛ばされる状態だった。朝の5時。父を引き上げベッドに戻したために鼓動が収まらず、ズタ袋になったような気分で、ゴミ袋を指定の場所に出しに行き、ご近所さんの朝の挨拶への応答が、うわついて言葉にならないのだった。
夜間傾聴:□□君(11/28・仮名)
******君(11/28・仮名)
相模大野%君(11/29・母親)
p.s. 朝、近所の子が我が家の壁をつかってボール練習をする。それに起こされてしまう。電話はコードを抜いてあるから平気なのだが。
(校正1回目済み)