日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

どんど祭

2021年01月11日 | 生活・ニュース

 恒例の町内のどんど、年始の回覧板で「どんど祭」の開催が報らされた。新型コロナ禍ではどうだろうと心配していたが、開催を知りほっとしたのは歳のせいだろいうか。どんど、「本来は小正月(1月15日)に村境などで行う火祭。門松・竹・注連縄などを集めて炊く(広辞苑)」。昔は村境の道祖神を祭ったところで行われた。

 会場は道祖神前ではなく錦川沿いの河川敷広場。若竹で組みあげた台座に注連飾や破魔矢、ミニ門松などが例年のように積み重なっている。次々持ち込まれる焚くものを世話する人がその上に投げ上げる。人出は例年より少なめだ。点火は正午、点火するのは、丑年生まれなら男女年齢を問わず参加できる。

 このところの寒波、川沿いでもあり寒さ冷たさを覚悟して参加したが天の恵み風もなく温か。そんな無風状態で炎は火柱となって垂直に伸びていく。風になびく炎はは何か力強く迫力あり、写真を撮る人にはいいモチーフになる。その点では物足りない気がするが、コロナ禍の生活が、今以上に乱れることなく燃焼する、そう思えば静かに願いを託せる。
 
 どんどの炎が垂直に昇っていくのは初めての経験になる。そんな穏やかな炎のお陰で、会場から直線で約3㌔の海抜200㍍の城山山頂に位置する岩国城が炎と一緒にフレームに入っていた。長くどんど祭に参加しているがこれまで全く気づかなかった光景、いい構図に出会えたと少々笑みする。今年は何かいいことが起きる、そんなことを思いながら会場を後にした。錦帯橋下川原のどんどは今夕。
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110番の日

2021年01月10日 | 生活・ニュース

 今朝の折り込みチラシ、新聞販売店名で110番の日にあたりイラスト入りで正しい通報の仕方を折り込んでいる。警察庁の発表で、昨年の1月から11月の間に全国の警察が対応した110番は前年より約64万件少ない約765万5千件で、ここ10年間では最低という。これはコロナ禍で外出自粛が一因といわれる。

 年初めの報道では昨年の交通事故による死者数が2千389人で統計開始以来最少を更新し初めて3千人を下回ったという。1万数千人もの死者が出て「交通戦争」という言葉が生まれたのは昭和30年代の半ばから10数年間続いた。平成初期も増加したが同8年くらいから漸減している。痛ましい事故は何件か目撃したが、それらを安全運転への教訓にしている。

 近くの三差路の一角に「交通安全地蔵」が祭ってある。いつここに祭られたのか、そのいわれなどは知らないが、今年初めていつものように黙礼して前を通った。地蔵にはいつ通っても生き生きした花やしきびが供えられ蝋燭が立っている。どこのどなたがされるのか、地域の交通安全の守り地蔵として感謝し、陰ながら110番減少に寄与しているのでは、そんなことを思う。

 いつだったか交番からの巡回で、困った時には相談ください、事件や事故の時は迷わずに110番してください、などと高齢者を思っての声掛けがあった。110番通報をすることのないように日々の生活には気を使っているつもりだ。パトカーのサイレンの聞こえない日が続いて欲しい。
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料金不足

2021年01月09日 | 生活・ニュース
 

 至らなくて失敗したが難を逃れた。付箋付きの封書がポストにある。見ると、私が資料送付で投函した封書だった。中身はA4紙1枚だが、小さく折りたたみたくないので、手持ちの大きめの封筒に入れて投函した。付箋に「この郵便物の料金は120円、料金が36円不足です、料金相当の切手を貼り付けてお出しください。不足の理由は定形郵便物外」などと丁寧な文面の説明だった。

 新幹線の記念切手82円と2円切手貼って投函した。使った封筒が定形郵便外いということは全く意識になかったが、郵便局の手を煩わせたことには違いない。住所違いで配達されずに戻って来た郵便物は何度かあるが、料金不足は初めてだ。民営化後の郵便事業は芳しくない。例え36円でも積み重なれば、そんなことを思いながら追加の切手を貼り投函した。

 店独自のポイントカードを使って買い物をした。残高を確認しないで自動支払いで精算したら1円不足と出る。チャージは不足金額ではなく1000円単位のチャージになっている。釣銭の硬貨を何個も受け取るよりさっぱりしていていい。もし持ち合わせがなかったら大恥をかいただろう。

 今回、料金不足になった郵便は「封書で」と案内されたもので切手を貼って投函したが、定形外に気づかず不足が発生した。封筒の包装袋には記載があるといういうが、そうした書きものを読んだことはないように思う。注意書きには一応目を通す、切手料金不足という小さなことからではあったが一つ学習した。
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マイナス6度

2021年01月08日 | 自然 季節

 朝5時15分、新聞を取りに出る。積雪というほどではないが周囲は雪で薄化粧。街灯に照らされた道路は白一色で車の跡が見えない。新聞配達さんの通った後に降り始めたのだろうか。舞っているような雪が顔にあたる。6時、プラごみを集積所に持ち出す。小降り、着ているものに雪がつく。

 今朝の日の出は7時18分。7時30分、狭い庭に出る。日頃の手入れを雪が覆い隠してくれ、それなりの景色に修正してくれている。吹き抜けのガレージの寒暖計はマイナス6度を指している。マイナス4度は複数回あったが今日は今季最低の温度になる。今日は始業式の日、子どもたちは元気に登校していく。服装に格別の寒さ対策見えず日ごろと変わっていない。ちょっと足元は気にしている様子だ。

 市街地から錦川沿いに40キロあまり上流は市の北部になる。そこに住む知人のフェイスブックには立派な造りの庭の雪景色、これぞ日本庭園の雪景色という写真がアップされている。この地は県内でも有数の寒さの地域だけに、トイレの水が凍ったという情報に頷く。北日本の積雪にはただただ驚きながら、これと格闘する人にエールを送っている。

 寒暖計も昼前には零度くらいになり、ガレージ屋根の雪が融けはじめたがあっという間に消えた。この寒波は明日まで続くという。明後日の月1回行う農園作業は延期という連絡が入った。参加者の大方が高齢者ゆえリーダーの早めの判断だろう。緊急事態宣言、飲食店が悪いのだ、そんな誤った印象を与えねばいいがと気になる。
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止まらない感染

2021年01月07日 | 社会 政治
  

 14時前に、東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者が2000人を超えると速報された。2日続けて過去最多を更新することになる。宣言発令に冷水を浴びせるような、数値に現実の厳しさを思わせる。市内でも新規感染者が続く。米軍基地でも連日新たな感染があり、今日は11名、基地の100人に一人が感染者といわれる。心配になる。

 新型コロナ感染防止対策として2回目の緊急事態宣言が出た。昨夏から、寒くなり空気が乾燥する冬季には感染拡大は避けられない、医療体制整備、拡大防止策の徹底を多くの識者が発信されていたが、とうとう手に負えなくなったこの段階に至ってようやく宣言が出される。意図があって出なかった、そんな勘繰りをしたくなる。

 官房長官は民放番組で「ワクチン接種は強制ではなく各人の判断による」そんな趣旨の発言だった。報道機関の世論調査では接種について情報不足もあり慎重派が多い。安心安全を求める心理が表れている。ワクチンの認可についはこれからだが、認可する側が安全と忌避すべき疾患などの明確な情報を分かりやすい内容で周知して欲しい。接種は感染拡大を防ぐポイントになる。

 報道でしか知識はないが、人と人の接触がなければ感染者は減少する。世話になる町の医院でも徹底して検温と蜜は避けるよう図られている。患者はそれが身を守るためと思い誰も異はとなえない。そんな環境にいると大都市の一部に気遣いや配慮にどこか不足があるのでは、そんなことを思いながら非常事態宣言の報道を見ている。
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御年玉

2021年01月06日 | 生活・ニュース

 お年玉、当たり前だがもらえなくなって幾十年。結婚してからは、知らぬ顔をしているが妻がいそいそと準備するは知っていた。お年玉はどんな意味なのか引いてみた。「御年玉 新年のお祝いの贈り物。現在では子どもや使用人などに送る金品をいう」(広辞苑)、「御年玉 新年を祝って子どもや目下の者に与える金品」(明鏡国語辞典)、「御年玉 新年のお祝いの贈り物」(新明解国語辞典)、ニュアンスの違いが面白い。

 辞書に敬意を払って御年玉と書こう。今日は二つの御年玉が届いた。一つ目は、県西部のある酒造会社に勤める、解散したエッセイ同人の一員だった人からの「酒の粕」。解散前までは1月の例会でもらっていた。会の代表あてに先送りで届いていたもので、酒分をたっぷり含んでいて重宝した。私は冬の間、主に粕酒にして飲んでいた。あぶった粕の香ばしさもたまらない。明日から厳寒という、さっそくいただこう。

 二つ目は妻の使いでももらった物。スーパーの折り込みに載っている数字と年賀状抽選番号の下2桁が同じならスクラッチクーポン券がもらえるというもの。内容はレジで20%又は30%の値引き券になる。結果は30%4枚、20%6枚を入手できた。本番の抽選より確率が高いようだ。さて本番17日の抽選ではどうなるか。

 厳しい就活状況だったが、周囲の皆さんのおかげで孫はこの春から社会人として巣立つことができる。おそらく最後になる御年玉には妻が短い文を添えて送った。元日の朝「おめでとうございます」。そして御年玉の礼に続けて「門出の記念に財布と名刺入れ」を購入するという。思いがけないことだったが記念のひと品になれば幸いだ。成長を感じさせる嬉しい年明けだった。
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疱瘡との戦い

2021年01月05日 | 地域

 新型コロナウイルス感染対策として今週中に2回目の緊急事態宣言がやっと発令される。その詳細な内容は詰められているが飲食業者に過多な負担をかける内容が報道されいる。なんとしても感染拡大は食い止めなければならないが、変異型のウイルスも国内で確認されている。入国は止まるらしいが、コロナウイルスには未知の部分が多い。今回の宣言に効果あることを期待する。
 
 医学がまだ幼稚であった享保17(1732)年に改訂された「疱瘡遠慮定」が岩国藩にあった。これは疱瘡対策として病魔と対決し、藩主を守り抜くものであった。しかし、その解説を読むと、新型コロナウイルス感染防止対策として喚起されることと類似の内容もある。藩主を守る目的だったが領民も救われたのではなかろうか。

 禁令の中心になるのは、発病者は完全に隔離する。患者もしくは患家に接触した者にもそれぞれ隔離の規定がある。疱瘡が確定すれば出入りを禁止、患者は郊外の疱瘡村へ移す。接触者は外出を10日間は遠慮する。旅から帰還したものは75日間文通指し止めなどだが、是非それぞれの意見もあったというが、流行病いとの戦いの一端を知る。

 隔離を強行するから、患者の家に対して療養費(退飯米)を補助した。また、疱瘡退散の神として千石原に鷺大明神が創建された。亡くなった人のため各所に「疱瘡墓」を設けた。医学もそれにかかわる情報も乏しい中で岩国藩くらい病気と対決し禁令を強化し実践した藩があっただのだろうか、そこは歴史家にお願いする。コロナに献身される医療や介護関係者にはただただ敬意を表するしかない。
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情けないこと

2021年01月04日 | 地域

 錦帯橋は中国山地を源にする清流・錦川に架かる木造5連のアーチ橋。岩国検定テキスト「いわくに通になろう」ではこう紹介されている。「日本三名橋の筆頭、三奇橋のひとつ。日本を代表する木造橋で木造5連の太鼓橋が特徴。橋の長さは210㍍、幅5㍍、橋台の高さ6.64㍍、橋の高さは一番高い第3橋で13.03㍍」。1922(大正11)年に国の名勝に指定された。

 吉川家3代吉川広嘉は錦川の洪水による橋の流失経験から「洪水で流されない橋を架ける」ことを決意し、渡来僧である独立(どくりゅう)に知恵を借り1673(永宝元)年に架橋した。267年不落を誇ったが1950年のキジア台風で流失し再建、次は平成の架け替えを得て今の姿になっている。市の観光名所の筆頭になっている。

 昨年12月の下旬、この錦帯橋に落書きされているのを錦帯橋近くの人が見つけた。落書きされたのは岩国側の橋のたもとで、ヒノキで作られた袖柱と呼ばれる部位。修復されるというが今日現在その落書きは残っている。落書きははっきりとはしないが、5、4、0、などの数字らしきものが私には判読できるが意味不明だ。硬いものでひっかいたと報道されている。

 昨夏には市内の男性がSNSアップのために400㏄のバイクで渡り、橋板にタイヤ痕をつけ逮捕された。橋上で花火遊びをした者もいた。橋上での飲食は禁止されているが守れない外国人観光客もいる。今回も文化財保護法違反で捜査中という。各地の観光施設でも類似の被害が報道されるが、マナー欠如だけでは済まされない怒りを覚える。
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黒い錦帯橋の絵

2021年01月03日 | 地域

 錦帯橋近くに地元民は「しいのうさん」と呼ぶ1626(寛永3)年に創建された「椎尾八幡宮」がある。2代目吉川広正のとき、猿田彦大神と吉川家累代の産土神・駿河八幡宮を現社地に合祀し、椎尾八幡宮と称した。地域の信仰厚く産土神として崇敬されている。旧錦見地区の氏神となっている。33年に1度の神幸祭(次回は2045年)でも知られている。

 この神社へ上る石段の石垣に錦帯橋と岩国城を模したと思われる黒い絵が描かれた。この石垣は昭和30年代中ごろに道路新設の時に境内への参路変更で築かれた。この箇所の石段は40数段ある。昨秋、この石垣に長い梯子に上って何か描かれているところを信号待ちしながら見た。完成した黒い絵を見て梯子を使っての作業は大変な動作だったろうと思った。

 石垣の道路向かいに「錦帯橋資料館(仮称)」が建設されることでその工事着手が近づいている。当初は市道廃止などで資料館建設は地元の反対で難航したが、見直しで城下町観光の玄関口として、町並みの魅力を発信するとある。黒い錦帯橋と岩国城の絵は、この資料館建設応援かと推し測る。ただ完成すれば一帯の交通混雑を心配する。

 私には模写された絵の絵画的価値は分からないが、この頃ようやく見慣れた風景の一つになった。が、まだしっくりした感覚には至っていない。資料館の姿は全く分からないが、石垣の絵が資料館とマッチし、市民、とくに付近の皆さんが心から喜ばれるものになって欲しいと願っている。
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紙の筆で書初め

2021年01月02日 | 生活・ニュース

 「趣ある筆致 自由に表現」という見出しで、新聞紙を書道の筆にして書初めをという記事が目に入った。それは、新聞紙を小さく折りたたんで、はけのように墨書するという内容。筆先には新聞の上端と下端にある裁断面のぎざぎざした溝を使う。硯も筆も持たないのでこれなら書初めに挑戦できるかも、そんないたずら心が起きる。

 筆は案内通りにできたが、ぎざぎざの溝が気持ちほどしかないのが気がかり。書くポイントは、紙に対して「筆」を直角に立て、書く方向に対して引くのではなく押すように書く。紙はざらざらした物が墨のかすれが際立つという。毛筆ほど墨はたっぷり要らない。墨汁を回収するプラ容器に注いで始める。

 前衛書道家の言われるように自由容易には新聞紙筆は言うことをきかない。たっぷり要らないという墨の量を手探り、筆の持ち方、筆は書く方向に引くでなく押すといういうが、実際に筆を走らせるとその差がつかめない。などなど文句を言いながら何十回も試してみるもかすれがうまくいかない。

 いろいろ思いながらの遊びごごろと決めているからだろう、本物の毛筆を握る緊張感は感じない。最近は筆を使うのは祝儀や不祝儀の包みのときくらい、それも筆ペンで済ませる。これは遊びの一つとしては面白いかもしれない。新聞紙筆の大きさを何種類か揃えて何かを創作すると文字だけでなく面白い墨画作品が描けそうな気がする。清書は「徒然草」の「この一矢にさだむべし」に習い1枚だけ。これからいろいろ楽しんでみたい。
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