日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

歩いた距離

2008年12月31日 | 生活・ニュース
               

いったいこの1年間に何日「自称・早朝ウオーク」をこなしているのか手帳を繰って数えた。今年は225回、朝4時過ぎに家を出て1時間と少し歩いている。

歩かなかった日のメモを見ると雨の日、朝早く出かける日、遠出する日などを記している。起きれなかった日も幾日かある。

1回約6キロ歩いているから、この1年で1,350キロの距離になる。これは新幹線を利用して孫の住む京都までのおよそ1.5往復になる。さしずめ京都で新年を迎える計算になる。

朝の歩行からはその距離が計算できる。その距離から行けるおおよその場所が特定でき、そこに思いや夢を楽しむこともできる。が、それ以外の生活では何かを得ているだろうか。

その日その日で過ごすことが多い。気になることや心配なことが無いわけではないが、この1年を前向きに思い返してみよう。

エッセイやパソコン、陶芸や同期等などから楽しみながら多くのことを教わり、また、年末には思いもしなかったお誘いを受けるなど、いい1年を過ごせたと感謝できる。また、エッセイの新聞掲載数が昨年を上回ったことは褒めてやりたい。

1年間、訪問くださった皆さん、折々のコメントを寄せてくださった皆さん、来年もよろしくお願いします。皆さんの来る年がいい年でありますように!!

(写真:錦帯橋の迎春準備は門松から)
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ボランティア活動に思う

2008年12月30日 | エッセイサロン
               

総合雑誌 21世紀(Vol.106 2008)へ投稿・掲載された全文。ブログへの転載については編集者了解済みです。

            ボランティア活動に思う

 定年退職からほどなく「パソコンについてもっと知りたい」という動機からあるパソコンの会へ入会願いを出した。その会は、研修による会員のスキルアップを図ることのほかに、もうひとつ大きな目標があった。それはパソコン未経験者の指導を行い、その普及を図り利用層の底辺を広げるという高い活動目標が設定されている。

 そしてその活動はボランティアとして行なうという、時世の流れに沿ったものであった。しかしボランティアは「無報酬でなにかの活動に参加し手伝う」というその程度の認識しかその時は持ち合わせていなかった。

 会員を続け、先輩会員の活動補助をするうち、一歩進んで自分も講師として指導する立場になった。その回数を重ねるにつれ、それまで思っていたボランティアについての「無報酬で手伝う」という単純な考え方が変わった。

 ボランティアには「自ら進んで行動する」という意味があり、そのことが地域や社会の活動と考えられるようになり、多くの分野で幅ひろい年代の人たちが活動されていることを改めて知った。高齢化・少子化に歯止めがかからないままで核家族・過疎化が進行している。こうした背景があり助け合いや地域興しなどそのニーズは増していると認識した。

 こうして「単なる無報酬の活動」という認識では中味の充実したボランティア活動は出来ないと考えるようになった。


 また、繰り返し活動を経験するうちにそこから得られるものに気づいた。
先ず「楽しく出来る」ボランティア活動は、さわやかな充実感が味わえることを実感した。

 次に講座会場をごとに新しい出会いや発見をすることで、長い会社生活では味わったことのないソフトな感動を覚える。また、ボランティア活動はともに活動する仲間があり、お互いが助けあえることも知った。最大の収穫は、自分なりの目標や目的を持って取組めば、ボランティア活動の中で自己学習の場が見つけられることだった。

 しかし、そこは素人の悲しさ、冷や汗と反省を何度か経験した。そんなことから「自分のできることを、自分の時間の中で始めないと、中味のある息の長い活動は出来ない」ことを学んだ。

 言い換えれば、そこでは仲間と助け合うことが出来るから、決して無理とか大きな負担や責任感を負ったままで参加しないという事だ。今は気持ちに余裕を持って参加している。

 ボランティア活動をする中では次のような事に気をつけている。
先ず、パソコン講座受講者の学習される意欲を損なわせない、自尊心を傷つけないということだ。そのため言葉遣いや表現には最大の注意を払う。

 受講者の質問や疑問には否定的な態度でなく、自分がパソコン初心の頃を思い返し、それ特有のカタカナ語を易しい言葉にして説明する。そのため慣れた講座でも周到な準備をする。講座時間の倍ちかくあれこれ考える。これが自己研鑽に連なることを認識するのに時間は要らなかった。

 ボランティアに限らないが、ブランド物でなくても、清潔感のある身だしなみ、受講者への元気な挨拶なども必要な態度と考えている。

 所属している会は岩国市の広域合併を機に一昨年法人組織になった。それまでは任意のボランティア組織として旧市内で活動し、年間延べ千数百名の方にパソコンの指導実績を残した。この活動を合併後の旧町村地域へも拡大するには、信頼される組織が必要と判断し数年間の任意団体に終止符を打った。

 しかし、法人とは名ばかりで資金も機材もゼロからの船出、その活動実態は任意時代のボランティアの域をまだ脱していない。いま真剣に活動を続ける中で、機材やスッタフの充実を図り、法人としての責任ある活動を果たし、設立の目的達成のため会員は努力している。

 小さなパソコン普及の活動も、ゆっくりではあるが旧町村にも広がり、講座に出向く機会が増えた。対象は市教委を初め自治会・公民館・婦人会・PTA等の活動や、地域イベントへの参加などで、そのたびに機材を抱えて各地へお邪魔している。訪れるたびに新しい人と活動へのニーズに出会う。希望が寄せられる間はいつまでも続けよう、講座やイベントの帰り道に話し合っている。

 こうした活動を続ける上でもうひとつ大切なこと、それは家族の協力を得ることだ。幸いわが家は家内との二人暮らし、突発の事情が起きない限り予定通り参加できる。仕事をお持ちの方は職場や周囲の理解を得た上で活動へ参加することがマナーだろう。

 日の浅いボランティア経験だが、会社生活とは一味違った経験が無償で得られる、そんな思いで明日も出かけていく。

(写真:掲載された様子)
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エッセイの掲載欄

2008年12月29日 | エッセイサロン
               

1週間前、岩国エッセイサロン会員の新聞投稿が99編掲載されたこととその掲載紙について書いた。さらに掲載が増え、今日までで103編。

今度は会員別のその傾向を眺めた。
1紙1投稿欄にこだわる(?)方は少なく、各紙万遍なく投稿する会員が圧倒的に多い。

個人の最多は15回が1人、10回が2人と続く。月別最多は9月と12月の各13編、ほかに10編を越える月が4回ある。ざっと1週間に2編近くは会員の作品が載ったことになる。

同人誌編集中の0代表「今、ページ繰りがちょうど良い」と話されたが、インターバルからすれば大晦日に1編掲載されても不思議ではない。ページ繰りの再考を迫る作品が表れるか、楽しみだ。

(写真:掲載紙と掲載欄の会員別内訳)
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コーンのひとり言

2008年12月28日 | 生活・ニュース
               
   
   今朝も最低気温は氷点下

   それでなくてもアスファルトの床は冷たい  
   冬風は吹きぬけ おまけに陽のあたらない駐車場 
   立ちんぼうが仕事でも身に沁みる
    
     私は 一握りのマナーのない運転者へ呼びかけるため
     特注の「駐車禁止」のユニホームをつけて 立っている
     邪魔だと睨む運転者も見かけるが 除けられることはない

   赤いマフラーが風に流されて私に掛かった 長くて暖かそう
   ジーパン姿の女の子 ちょっとおしゃれに巻いてくれた
   嬉しかった 暖かい でも他の仲間にはちょっとすまない気がする

     赤色の服とマフラーが似合うのか 笑顔で見てくれる
     世相は今、今日、今夜の 職と住と食を求める人が多勢
     暖かい毛布の1枚でも届けてあげて こんなことを思ううちに駐車場は空に

   明日も安全と運転マナーをお願いしよう

    (写真:特注のユニホームで立っているコーン)      
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古い町並みと呼び方

2008年12月27日 | 生活・ニュース
               

錦帯橋のたもとにも門松が立ち観光で訪れた人を喜ばせている。勿論、地元の人も同じ。橋の周りはどれも見事な門松が並び「門松の競演」といった感じがする。

錦帯橋周辺には古い町並みが残っており、錦帯橋と合わせ世界遺産への登録運動がある。関連するのだろうか、この町並みを「保存」する運動が始まった。保存となればいくらかの制約が加わるだろうが、住民の皆さんの理解は得られた、という。

そんな町の通りに「古い町名」をしるした木の札、宇野千代の小説でお馴染みの町名が要所要所に取り付けてある。何町何丁目何番などと呼ぶより、子どものころ覚えた町名ならどの付近かおおよそ分かる。

いくつか並べてみよう。大名小路、材木町、魚町、登富町、鉄砲小路、鍛治屋町、扇町、塩町、長久寺小路、曲尺町などなど、それぞれの言われがあって長く親しまれた呼び名だが、住居表示の変更で薄れていく。

古い町並みを歩くと「おや」と思うものに出会うことがある。大名小路を歩いて、もう少しで錦帯橋という付近でひょいと左、材木町に向かって曲がったところに「髪結處」と書かれた看板がある。

髪結處から高島田姿の粋な人が、小走りで道を横切り向かの割烹の格子戸をあけ腰をかがめながら入っていった。つい妄想に誘われるそんな古い町並みがいい。割烹の商いは止められているが大きな家屋は残り、庭木はいつも手入れされている。

パーマ屋さんに美容院、呼び方は人によって異なるが評判のお店らしい。あるところで見かけられ自分のお店にもと思われ「髪結處」を掲げられた、という風に聞いている。古い町並みにはカタカナやアルファベットより漢字のお店が似合う。

(写真:町並みに似合う看板、写真掲載は了承すみ)
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冬休み

2008年12月25日 | 生活・ニュース
               

近所にある小学校。いつもならお昼休みで児童の動き回る姿と、教室では絶対出せない大きな声がする運動場にその姿がない。今日から冬休み。

京都に住む小学生の孫も今日から冬休み。

「学校の冬休みは25日からです。24日は午後3時半まで通常通りの授業、息子が仕事から帰宅してクリスマスをします」、昨日の朝、嫁から家内へメールがあった。

昨夜、パーティーの様子が数枚の写真で届いた。孫の嬉しそうな写真の笑顔にさわってみる。デジカメとパソコンならではの関係が家族の絆を届けてくれた。

前後期制を採用している孫の通う小学校には2学期を終えるという終業式が無い。長く慣れ親しんできた3学期制の感覚とは違う点があり戸惑うことも多い。それはともかく元気で勉学に励んだという、これが1番の喜び。

孫は、冬休みの間に誕生日とクリスマスと正月の3つが重なる。毎日がうれしいことだろう。「1月7日から授業です。元気で頑張るからお爺ちゃんもお婆ちゃんも元気でね」と受話器を置いた。電話のたびに話し方が嫁に似てくるように感じる。

(写真:冬休みで人気のない昼下がりの運動場)
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1年目最後は干支への挑戦

2008年12月24日 | エッセイサロン
               

 妻の病気や義兄の血管手術ばど、心配事はいくつかあった。幸いなことに京都の孫へ誕生祝を送れば年が越せる。

 思い返すと、「世界でひとつの作品を作ろう」と誘われ、月2回の陶芸教室へ仲間入りして1年。この新しい出会いは、子どもころの土いじりに似た無心の楽しみを思い出す。

 ろくろの上の粘土。両手を使って形を作るが思い通りならない。イメージとは違った形ができる。何度もやり直す。持ち帰った作品に「いいじゃないですか」と妻の感想。そこでちょっと苦心したところを話す。

 初めて出合った陶芸の仲間は定年退職者が多い。でも、粘土をこねる生き生きとした姿は年齢より若い。話題共通の世代とのワイワイがやがやは気持ちが和む。作品作りとは別の楽しみも知った。

 粘土には、人を結びつける磁力のような不思議な力が練りこまれている。ろくろを回しながら、そんなことを思う。

 1年目最後の作品は、来る年の招福を願い干支に挑戦する。心和む陶芸仲間に出会えたことに感謝しながら、精いっぱいこねた粘土からどんな丑が誕生するか。妻も楽しみにしている。

     (2008年12月24日 朝日新聞 「声」 掲載)

(写真:これまでの作品のいくつか)
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建て替え

2008年12月23日 | 生活・ニュース
               

門松を作った、と言えば聞こえはいいが必要なパーツ作成の助手。

竹を見定めて切り倒す、竹の組合せとバランスを考えて一定の寸法に切る。その後が重要。竹の先端を同じ角度で斜めに切り落とす。目立てした竹鋸はシャァーシャァーといい音を出す。竹槍が完成する。

この竹槍を結わえるのが難問と思いきや、名人にかかれば番線で見事な結束、ずれも無く一体化されている。

葉牡丹は唯一の女性参加者自家製、某山林で見つけた松、梅に南天は竹林のそばで採取など、飾り物も整い最後の土台作り。これは秘ということで種明かしはなし。

持ち帰った部材でオリジナルな門松を作る。初めにこも撒きの土台を準備、何十年ぶりかにわら縄の感触を楽しんだ。樹脂製の紐と違いよく締まる。高さや左右を気にしながら数十分、完成。

出来上がって気付いた。大きな門を構えた家に建て替えなければ門松に辱をかかせる、そんなことを思いながら軒下に仮置きしている。

(写真:置き場所に悩んでいる門松)
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680円です

2008年12月22日 | 陶芸
               

サラリーマンの弁当持参者が増えているそうだが、陶芸教室出席者にそれはいない。作品作りの手を休め、同じランチを食べながら作品や年金、趣味や孫などのわいわいがやがやを楽しんでいる。

その値段は680円。500㍍ほどの山頂にある施設の食堂は、大きなガラス窓越に瀬戸内海を見下ろせる。霞んだ日も晴れ渡った日も、大きな船が見えるときもそうでない日も680円。

今月からドリップされたコーヒが無料で何杯でも飲めるサービスが加わったり、ひと口ケーキも添えられている。ご飯と味噌汁はお代りできる。

前期と後期高齢者が多い陶芸仲間は、もったいない時代に育った者ばかり、残す人はいないようだ。きれいに空いた器を「ご馳走さま」と返却台へおき午後の作品作りへ向かう。満足そうな顔と足取りで。

先日TVの街頭インタビュー、この不況下でのサラリーマンの昼食代は500円から600円前後の回答が多かった。月額に換算すれば1万円以上にもなる。ほかにコーヒー代など加われば、小遣いもかなりの金額だろう。

現役サラリーマンの昼食代に比べ年金生活者のほうが少し高いが、これまで努めたご褒美と健康維持費ということで勘弁願おう。瀬戸内海を眺めながら健康で食事が美味しい、来年もそうありたいとPCのピクチャー「陶芸教室ランチ集」へ今日の1枚を追加した。

(写真:今年最後に頂いたハンバーグランチ)
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会員の投稿先

2008年12月21日 | エッセイサロン
               

今年も残すところ10日、今日は冬至。昔聞かされた話、冬至の翌日からは日が「障子の桟」ずつ長くなる。どんなにして計ったのだろうか。

エッセイサロンのHPによると、新聞に掲載された会員の作品は1月から今日までで99編。会員増もあるが昨年を大きく上回る。掲載のおよそ半数はM紙の250字の随筆。続いてA紙とC紙の投書欄で、この3つを合わせると90%を割を超える。

随筆・投書欄以外の前記3紙の別コーナに掲載された作品を含めると98%が3紙に載っている。個人的実績については別の機会にするとしても、最多掲載数はYさんの14編、月1編以上、前記3紙に満遍なく採用になっている。何はともあれ素晴らしい。

投稿が没になることは常識、幾編も没、それだけに掲載は嬉しく次への励みになる。今年は随筆選者の勉強会が2回開かれ丁寧な指導を頂いた。じわじわでいい、その効き目が芽生えてくるように努めたい。

先日送った今年最後の投稿を「掲載します」と連絡があった。楽しみに待とう。

(写真:エッセイサロンHPの新聞掲載リスト)
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