大晦日の夜は一年最後の行事として「除夜会」で寺参り。今夜も、このブログをアップした後で本堂へ向かう。夜の本堂は昼間とは違う厳かな感じがする。その中での除夜会は、読経、法話、除夜の鐘つき、ぜんざいのご接待と続く。
「寺の釣り鐘は梵鐘という。梵は古代インドの言語でプラフマンの音訳で『最高原理』を表し、特に仏教では慾のない清浄を意味する言葉とされる。濁った社会に警鐘を鳴らす清浄な鐘の音は、寒い夜空を隅々までさえわたってゆく」。これは購読紙から送られてくる洗心メールの第175話「世が直るやら鐘さえる -除夜鐘ー」より学ばせてもらった。
「鐘を撞くとき、心を込めて一年を振り返り、来る年への思いを込めてお撞きください」こんな心得を聞いた後で撞く。ゴオン~オンオンと除夜の空へ伝わる。毎年のことで慣れているけれど、毎年鐘の響きにジンとしたものを感じ身が引き締まる。
今年の世の中は自己中心的な政治や社会だった。私のこの1年、いいこと、忘れたいこと、幾つも幾つもあった。みんなこれからの生活の糧としての積み重ねに役立つ。そんな中でブログは一日も欠かさずアップできた。我が身もパソコンも気合を入れて年初の思いを遂げたことになる。毎日が休日で時間があるからと言われそうだが、私的には努力を誉めたい。来る年もご訪問お願いします。