日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

コロナに押されて

2020年03月31日 | 生活・ニュース

 年度末、錦帯橋の桜も見ごろになった。公務員の退職辞令交付は、コロナ対策で簡素化されたとはいえ行われる。何百人もの退職者が広い会場に整列し辞令を受ける。壮観ではあろうが、改善の余地があると思う。勤務していた会社は「60歳に達した日をもって定年退職とする」規定だった。なぜ誕生日前日かと仕事がらよく聞かれた。法律で「60歳に達した日とは誕生日の前日」となっていると説明したことを思い出す。

 年度が終わろうが新しく始まろうが人の生活は途切れることはない。ところが新型コロナウイルスが生活に大きな波乱を巻き起こしている。感染の勢いは増し、日本医師会は先日制定された「緊急事態宣言」を発出しそれにより対処すべきという意見。医師から見ればそれほど危険域に達している判断だろうが、国はその期にあらずだ。手遅れにならないことを願う。

 コロナの影響で経済の大きな落ち込みが心配されている。年度末の今日も、融資の相談が途切れないというニュース映像が流れていた。年金だけでつつましく生活している身では融資に縁はないが、不況になるという専門家の見解を聞くと、先行きへの不安はぬぐえない。史上最高の国家予算が成立したが、不況の予測から税収が予算通り入るのと聞きたい。税収不足は予算執行に響く。

 生活に響くといえば今日の購読紙の見出し「値上げ続々 逆風の春」として、支出増に連なる例示がズラリ並ぶ。値下げは自動車の自賠責保険料の16.4%減。コロナ感染対策の自粛規制で各企業、特に中小のこれからが大きく心配されている。コロナに押され苦境の企業に新年度が明るい糧を運んでくることを願う。
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桜と学校

2020年03月30日 | 生活・ニュース

 さくらと学校、なにか因果があるのだろうか。高校を卒業して社会に出るまで12年間学んだ学校の周囲には桜の木がたくさんあった。小学校の時のそれはみごとだったことを覚えている。木造校舎と隣接する運動場を囲んでいた。卒業時に歌っていた校歌に「栄えある歴史は80余年」とあったから桜の歴史も同じだろうと思う。

 かっては桜の木は校舎と道路の境界になっていた。今、そんな母校の桜は、城下町らしい白壁の内側に植えられている。樹木の大きさは在校のころの大きさにはかなわないが、今年も6年生を送り新入生を待っている。町は新型コロナの感染予防のための自粛で、せっかくの桜を見上げる人もすくなく、桜も驚いているかもしれない。

 学校と桜と言えば「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」という言葉に記憶がある。これは昭和の初めころの尋常小学校で使われた「小学校国語読本」に載っていたカタカナの時代。私は昭和22年の学制改革初年度入学でひらかなだった。「おはなをかざる みんないいこ きれいなことば みんないいこ なかよしこよし みんないいこ」こんな内容だった。今でも通用する言葉だと思う。

 受験生の合格発表を今年はコロナの関係もあり掲示を避けてWEB発表が多かったという。昔、地方の受験者に合格ならば「サクラサク」不合格ならば「サクラチル」という電文を使ったのは早大という。各校名文でお茶の水合格は「オチャカオル」、東大不合格は「ウメノハナチル」、北海道大学不合格は「ツガルカイキョウナミタカシ」。今年も桜は咲いたがどんな入学式になるのだろう。
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三つの密

2020年03月29日 | 地域

 「三つの密を自粛ください」の要請で、普段なら人出で賑わう繁華街や観光地は静かでひっそりしている、と映像が伝える。桜らが見ごろになった錦帯橋や公園へ通じる道路、花見客の安全のため車両進入禁止を報せるはずだった立て看板、裏向きにして寝かされている。周辺の道路も駐禁が公報で知らされたが、ここにも例年の表示がなし、自粛要請が効いているようだ。

 新型コロナウイルス、何かが起こりそうでびくびくしている(戦々恐々)るのは人間だけだ。公園の堀を棲みかとする鯉や水鳥は、悠々としているが、今は数少ない観光客の投げ入れる餌が水面に届くと急いで寄ってくる。この堀もまもなく花筏ならぬ花ござのように、散り桜が覆ってしまう。
 
 三密とは「密閉空間、密集場所、密接場面」、これはクラスターが発生しやすい3条件で、こうしたところへの集まりは自粛を求められている。さらに外出の自粛などが新型コロナウイルスへの対処方針として示されている。水ぬるむ春日和、堀の亀は甲羅干し、ここに三密は必要ありません、そんなことを言っているように見える。うらやましい。

 家庭で出来るコロナ対策は手洗い、うがい、マスクの励行が勧められている。2つは出来るがマスクに難儀している。2月は4億枚、3月は6億枚供給、4月は7億枚を予定という。販売店で聞くと「箱入りは入荷せず7枚入り、それもいつどれだけ入荷かはわからない。苦労しています」と大変そう。どこに6億枚は散っているのだろうか。机上の話しではマスクの仮面劇でしかない、官僚の仮面を脱いで実態把握をして欲しい。
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春休み

2020年03月28日 | 地域

 近くの小学校の卒業式、何となくひっそりとした感じ、巣立って行く子らを気の毒に思ったが、これを糧にして社会人として旅立つ日を目指して学んでほしい。終業式の朝、久しぶりに登校する児童ら、みんなコロナ対策でマスク着用だが、お早うと声を掛けると元気で大きな声で返してくれた。

 全国の小中高に春休みまでの一斉休校の要請、それを受け入れた各教委、児童らは思わぬ長期休暇になってしまった。だけど遊びには行けない拘束があり、大変だったろう。児童らの声は「学校に行きたい、友達に会いたい、友達と遊びたい」と報道された。子どもらは学校が好きなんだ、いいことだと喜ばせてくれた。終業式の朝の子らの生き生きした姿に安心した。

 そんな児童らの通学路の一つは狭い道幅の裏通り。しかし、道を知った者の迂回路にもなっているが、写真の奥側は大分部が離合できない。そんな狭さの一例に四つ角に立つ電柱がある。通過するときサイドミラーを畳んで通過する車も多い。その電柱の立て替えが始まった。春休みと外出自粛、人通りはなく誘導員も手持ち無沙汰か工事を眺めていた。これで迂回車には感謝されるだろう。

 春休みになって最初の休日。小学校周囲の桜も咲き始めているが、運動場には人影がなかった。出会ったのは犬を散歩させている人だけ。罰金制度もある厳しい外国の外出禁止でも、犬の散歩は認められるとか。不要不急「どうしても必要というわけでもなく、急いでする必要もないこと」(広辞苑)とある。必要であっても地位や状況によっては自粛する心構えは持ち合わすべきだろう。 
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ウイルスの力

2020年03月27日 | 社会 政治

 「新型コロナウイルス感染症予防の基本は手洗いです。ドアノブや電車のつり革など、さまざまなものに触れることにより、手にウイルスが付着している可能性があります。帰宅時や料理の前後、食事前、咳やくしゃみ・鼻をかんだ後など、流水と石けんで30秒以上正しく手を洗いましょう!」。これは県のHP掲載のTV用CM。手の正しい洗い方が映像で紹介されている。中国地方知事会も「東京都などの対策の趣旨を理解し、感染予防の徹底に格別の協力をお願いする」と外出自粛要請の共同メッセージを出した。

 紙面も映像も「不要不急の外出自粛」「商業施設休業」「首都圏封鎖」など、新型コロナ感染拡大防止への報道が続く。一方で、夜の東京で若者の一部ではあろうが騒ぐ映像を見ると、多くの人が自粛し感染拡大防止に努めている現状を思うといたたまれない気がする。若気の至りでは済まされない。

 辞書によると自粛は「自分で自分の行いをつつしむこと」とし「自粛を促す」が例文の一つにある。今月は幾つも参加予定の行事や会合が、主催者側の自粛判断で中止になった。門徒としてお参りを欠かしたことのない「春の彼岸会」もその一つだった。本堂で肩がくっつくくらい隣り合う席は危険だろう。

 あるOB・OG会の花見、今日が予定日だった。雨なら茶店で、とまで決まっていたが自粛で早々先送りとなっていた。今日は雨、綿密な予定もコロナウイルスには勝てなかった。パソコンに送りつけられるウイルスは処理できる。しかし、世界を覆っている新型コロナウイルス、処理を誤れば世界経済を大恐慌に陥れる。人間の驕りを戒めているのかもしれない。
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騙されないぞ

2020年03月26日 | 生活・ニュース

 「お客様宛にお荷物のお届けがありましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください。http://○○.com」」というメールが携帯のSMSで届いた。初めてのメールだが、所轄のポリスメールで、こうしたメールに騙されないように、と頻繁に注意を促す例文にほぼ同じ。メールの届いた日は留守をしていない。発信の電話番号を確認すると「迷惑、詐欺電話」と多くの人が注意を促している。発信は北海道らしい。

 〇〇を確認しようとするとこれまた先人が確認済み。指定のサイトに試しにアクセスしようとするとウイルス対策でインストールしているソフトが「このサイトは危険である(フィッシング詐欺)と表示した」とある。

 ほかに2通(R社とA社の名前)のEメール、文面はほぼ同じで「クレジットカードが第三者により不正利用されている。カードの利用を一旦停止する対応をとっている。至急ご連絡を」として、ここをクリックしてと促す。両社のクレジットカードを持っていないので、これもポリスメール通り無視する。
 
 なんども書いた昔の話しになるが、メールを始めるとき「知らない人からのメールを開くときは慎重に、ワンクリック100万円と思え」と教わった。これを守っており、何通も出くわしているが被害にはあっていない。こうした事件の報道を見ると被害者は高齢者が多い。いっそう気をつけねば、メールを削除しながら改めて肝に銘じる。
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延 期

2020年03月25日 | 社会 政治

 2020東京五輪・パラリンピックは延期になった。新型コロナウイルスが世界を襲っている。その終息が予測すらつかない事態を考えれば中止か延期しかないことは誰にでもわかる。そのどちらを選ぶか、それに携わる関係者の思うところでしか決まらない。選択の理由はいくらでも後付けできるので、選ぶ人の立ち位置で決まる。

 今回は「アンダーコントロール」と叫んだ人のリードで延期と決まった。IOC,G7はもとより国内関係者への根回しは周到に行われた、と報道されている。そうでなければ1時間にも満たない電話会談で決まるほど、史上初の延期が決まるとは思えない。関係者はほっとされただろう。その後始末と延期に向かっての新たな用務はこれまで以上だろう。

 国内政治ではいくつもの難題を抱え、それを国民に向かって説明することをいつまでも延期している。無期延期かとも思えるなかで、五輪開催延期の決定に、政治的判断がいささかも含まれていない決断であったと信じたいが、素直にうなずけない。

 金銭だけで判断はすべきでないが、延期と決まるとこれから必要な資金は6千億円とも7千億円とも速報される。あらかじめ考えられていた数字だろうが、では中止ならどのくらい必要なのか、それも明示して欲しいものだ。オリンピックの商業主義が心配されている、昔はアマチュアの祭典、そう習ったが、今の教科書では何と書かれているのだろう。東京都では今日だけで40名以上の新たな感染者がでた。知事の首都封鎖(ロックダウン)の発言を思い出す。
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諦めるな

2020年03月24日 | 生活・ニュース

 ある事をしている時に思い出した。今となっては歌詞もメロディーも相当怪しくなっているが、流行っていた当時に口ずさんでいた「探し物はなんですか みつけにくいものですか カバンの中もつくえの中も 探したけど見つからないのに まだ探す気ですか ・・・」こんな歌詞があった。

 遺品に頂いたニコンのカメラ、それは私の写す力には過ぎたる高級品で常用はしていないが、それでも思い立った時に使っている。その思い立った時に、前回使用後にバッテリーの充電をしなかったことを思い出し、予備を装着後に取り外したバッテリーを充電しうよとしたら、充電器が見当たらない。保管場所以外の思い当たるところ探すが見つからない。そんなときに古い歌を思い出した。

 バッテリーの充電器を探していて、充電を必要とする電化製品がこんなにあるのかと気づいた。必要な時には充電しているが、一括してみると便利に使っているだけでここへの気配りは全くないことに気づいた。カメラだけでも、探している充電器を含め3個ある。カメラ別に違う。スマホやガラケイなどなど、機器によってみんな形状が違う。

 見つからなければ購入、ネットで同型機をチェックすると約4千円前後の値、明日お届けという文句も載っている。思いなおして探し始める。ダメもとで工具箱を開くとあった。どうして工具箱に仕舞いこんだのか分からないが、何事も諦めるなということを改めて心に収めた。もしや、高齢化現象の一つの表れかもしれないと心配心が湧く。
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カンニング

2020年03月23日 | 社会 政治

 辞書を引いていたらカンニングペーパーは和製語と載っている。その意味は「カンニングのために隠れて見る紙片。解答の助けとなる事項などを書いたもの」となっている。カンニングとは「学生が試験の際に教え合ったり、本やノートなどを見たりする不正行為。学生・生徒が試験の際、監督者の目を盗んでする不正行為」とある。

 中学生のころ、いつの何の試験かは忘れたが、一回カンニングの場面に出会った。私が答案用紙から頭を上げたとき、通路隣の一人の開いた手に小さな紙片が見えた。彼はその紙片見終わって口に含み答案用紙に何か書き込んだ。予想した出題個所の答えをメモっていた、採点済の答案用紙が返って来た時にそう思った。

 国会の委員会審議の中継を見ていると、答弁者、多くは大臣であるが手持ちの紙を一生懸命読んでいる。紙には、あらかじめ出されている質問内容に、見たことはないが官僚の考えた答弁が書かれているという。これなら適材適所、有能でなくても大臣は出来る。分厚いメモから答弁を探す姿は、国政を論じる場とは思えない。

 この答弁メモは答えを助ける物で「カンニングペーパー」と言わずしてなんであろうか。メモが見つからず慌てる大臣の姿を気の毒に思う。大臣席の後ろで急いで官僚が書いたメモを受け取り答えとする、なかなかの役者である。カンニング政治では庶民のための政治は遠い。
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ガソリン価格

2020年03月22日 | 社会 政治

 新型コロナウイルスの感染に世界中が巻き込まれ、各国は国を挙げてその対策に知恵を出している。新薬やワクチン開発に関係者は励んでおり、世界中が待っているが朗報はまだない。既存薬の投与が試みられているが、決定的な薬効を発揮するまでに至っていない。世界中の科学者に期待するしかない。

 感染の影響で世界的な不況が懸念され、経産大臣はリーマンショック以上の影響を心配していると発言、コロナに感染しないことと合わせ、先行き不透明である。とはいっても毎日の生活は止められない。感染当初に発生した一部商品の買い占めなど起こさないように節度ある買い方を心掛けたい。トイレットペーパーやティッシュペーパーは店頭に並んだが、以前よりより値上がりしている。マスクはまだ購入困難。

 不況の声とともに大幅な原油値下げが報道されている。幹線道路に面するガソリンスタンドに1リットル133円の価格表示がでた。久しぶりの安値にほっとするが、背後にコロナウイルスが潜んでいることを思えば、一気に値上がりすることは容易に想像できる。安価だからと無駄な走りは控えたい。

 運転するとき、環境汚染も気にしながら無駄な燃料を使わないようにしている。その結果は、車にセットされている「エコ運転評価履歴」という画面で確認できる。絶対値は分からないが5段階評価で5と4が出ている。価格低下でも無駄な走りは控え、高齢者特有の事故を起こさないように、コロナ予防と同じに注意して運転する。
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