我が世の秋を満喫し映えわたった紅や黄の葉もすっかり土にかえり晩秋から初冬へ移り変わる。定年退職からこちら、現役でもないのにこの時期になると引継ぎをしながら顧みてあれこれ思う。引継ぎの内容は今年の手帳から来年用の手帳へ変わること。退職後は社用から市販の物に変わった。市販品は12月1日から使える。
手帳は行動の相棒で、約束ごと、行事、定期的寄合、同好会の例会などなど何でもメモをして失念で迷惑を掛けないよう心掛けている。正直なところ、若いときはこうではなかったと思うことがちらほら現れる。先日のクラス会で何人かは同じことと相づちをうちあい笑いで心配を追い払った。手帳を繰って今年一番の出来事は免許更新だった。
今年の春すぎから気になっていたのは運転免許の更新のこと。75歳尾過ぎると高齢者講習で認知検査が加わる、うまくクリアー出来ないと日々の生活に多大な影響が出る。身体を動し、字を読み、疲れ目にならないなど気配りした。その甲斐あってと思いたいが、更新出来た。次の更新で不便さ覚悟で返上を決めた知人もいるが、今回の更新で80歳を超えることができる。返上は未だ考えていない。
スマホ活用者からは「手帳なんて」と思われそうだが、店頭に並ぶ手帳の種類の多さを見ると手帳愛好者も多く、併用者もあるだろうと思う。手帳を切り替えで暦とは違う年末の区切りをつけた。忘年会も2、3残っている、いい年を迎えられるよう本番の晦日に向かって足を地につけて行こう。